赤穂駅前 | 大嶋皮膚科医院 |
デュピクセントの注射をおこなっています |
肌にキズがあると痒みが起こりやすいです キズは擦ったり掻いたりするとでき、悪化します 内服で痒みを押さえ込み、塗り薬でキズを治せば速やかに楽になります |
何年も続くしつこい皮疹でもアトピー性皮膚炎でないこともあります。特に首の後ろとか肘膝の掻きあとを伴う痒みなど、見せていただくとすぐ治ってしまう病気だったりするので、治らないと決めつけないで相談していただくのがよいです。薬を塗るといったん痒みは消えるけれど、しばらくすると同じ場所が繰り返し痒くなり、掻いているうちにシミのようになる病気もあります。 強い痒みは飲み薬に頼ってでも押さえ込む必要があります。ただそれがいつまでも続くかというとそうでないことが多く、アトピー性皮膚炎は特別な素因を持つ方以外は歳とともに症状が軽くなりお薬が不要になることも珍しくない病気です。なので今を我慢しすぎないことが大事だと思っています。 ネットで「アトピー性皮膚炎と汗」で検索すると痒くなる、しみて痛くなると苦しみの言葉ばかりが出てきます。この汗とどうつきあってゆくかが日常生活の要の一つです。 で、結論から言うと汗はたくさんかいた方が良いのです。もちろん肌にかき傷があると汗は塩分を含んでいますからしみて痛くなったり痒くなったりします。なので初めは汗をかく前にワセリンを塗って汗をはじくようにし、不快な症状を予防するようにします。そして汗をかいたあとは早めにシャワー等で流します。ただし洗剤を使わずタオルでこすらずに水や温水で流すだけにします。汗をびしょびしょにかいてもです。すると垢や、汗に含まれる塩分は流されてしみなくなりますが、洗剤を使わないと汗に含まれる脂分は体表に残り肌を守るワックスになり、新たにかく汗をはじき、掻きあとなど体表のキズを治す保護膜になってくれます。 さらに汗をかくと肌の水分量が増え乾燥肌が改善します。また汗をかくために運動することはアトピー性皮膚炎の悪化因子であるストレス解消にもなります。 |
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