☆コマジェ復活の軌跡☆

今回はヘッドのうちポートのことを書いてみます。
吸気、排気とも流入流出がスムーズな方が良いと思うのですが
実際ポートを見るとザラザラで、バリ、段差など抵抗になるものが
あります。もちろんポート内径が大きいほど流れやすくなるのですが
今回やっていただいたのはこんな感じです。


いきなりですが排気ポートです。
奥に見えるのはAISの穴だと思われます。
ピカピカですね。
排気ポートのみ拡大鏡面加工してあるのだそうです。

段差という段差を綺麗に研磨して、乱流発生が
極力起こらないように手を尽くしていただいております。




吸気ポートは段差取り、研磨のみです。
これは拡大してもFIゆえの混合気供給不足が懸念される
ため、無理をせず流れのみ良くしようという
考えの基におこなわれたそうです。

排気ポート出口、マフラーとの接合部ですが
ここの流れを良くする為にはポート内径とマフラーの
エキゾーストの内径が同じで段差が無ければ
スムーズに排気できるわけで・・・。

ノーマルのガスケットを当てるとこんな感じ
なのですが、マフラーの内径はもう少し大きく
それに見合う大きさのガスケットを見繕って
当ててみると・・・


こんな感じでポートの方が内径が小さい・・・、













という事で、ガスケットの内径に近いところまで
切削研磨してあわせていくと

こんな感じになっております。

きっと抜けは少し良くなる(低速トルクは落ちる)傾向の
セッティングかと思われます。
実際どう変わるのかは、乗って確かめてみないとなんとも
言えませんが、WRを気持ち軽めの物で合わせていく
イメージを今のところ持っております。

次回もヘッドもう一回行きます。

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