4輪アライメント調整

  スプリング交換の際に一度はやっておこうと思い、ショップにアライメントの測定と調整を
  お願いしました。 調整をしてもらった後、徐々にですがなぜかステアリングを
  右に切りながら直進するという状態になってしまい、再度調整をお願いして現在は上々の
  状態になっております。

  アライメントとは、タイヤにつけられた角度のことを言いますが、
これに狂いが生じるとさまざまな悪影響を及ぼします。
軽快なドライビングのために、アライメントシステムによるチェックが必要になるわけです。
*サイドスリップテスターのトーインとは異なります。 アライメントテスターの数値が優先されます

  どんな症状が出るとアライメントが狂っている可能性があるかというと、
・ステアリングのセンターが狂っている。
・直進安定性が悪い。(フラフラする)
・タイヤの偏磨耗がある。
・ステアリングをとられやすい。
等です。

  アライメントの調整をするメリットは
・タイヤの寿命がながくなる。
・ハンドリングと乗り心地が向上する。
・より安全に運転できます。
・燃費が向上します。
・サスペンションへの負担が軽くなります。
・ステアリング機構への負担が軽くなります。

  何をするのかというと、
・角度の測定は4輪すべて測定します。
・後輪を基準値に調整します。(リアのスラストラインは車のセンターラインに合わせます。)
・ハンドルをセンターで固定します。
・前輪は後輪スラストラインと基準値にあわせて調整します。


図のように、車の前輪と後輪のスラストラインがずれていると、 車を直進させるためには、
ハンドルを左に切らなければなりません。
その結果、車は左に滑るような格好でななめに走り、タイヤは片減りします。

我がDINGOくんの測定データ

左フロント

- 基準最小値 基準最大値 調整前 調整後
キャンバー −0゜30’ 0゜30’ −0゜03’ −0゜03’
キャスター 2゜20’ 3゜20’ 2゜50’ 2゜50’
トゥ −1.5mm 1.5mm 2.4mm 1.2mm
SAI 12゜50’ 12゜50’ 12゜58’ 12゜58’
インクルードアングル 12゜50’ 12゜50’ 12゜55’ 12゜55’
セットバック - - - -

右フロント

- 基準最小値 基準最大値 調整前 調整後
キャンバー −0゜30’ 0゜30’ 0゜09’ 0゜05’
キャスター 2゜20’ 3゜20’ 2゜07’ 2゜07’
トゥ −1.5mm 1.5mm 3.8mm 1.2mm
SAI 12゜50’ 12゜50’ 12゜24’ 12゜24’
インクルードアングル 12゜50’ 12゜50’ 12゜33’ 12゜29’
セットバック - - 0゜05’ 0゜05’

左右差

- 基準最小値 基準最大値 調整前 調整後
キャンバー 0゜30’ 0゜30’ 0゜12’ 0゜08’
キャスター 0゜30’ 0゜30’ 0゜44’ 0゜43’
SAI - - 0゜33’ 0゜33’
トータルトゥ −3.0mm 3.0mm 6.2mm 2.5mm

左リア

- 基準最小値 基準最大値 調整前 調整後
キャンバー −1゜10’ −0゜10’ −1゜39’ −1゜38’
トゥ 0.5mm 2.5mm 1.1mm 1.0mm

右リア

- 基準最小値 基準最大値 調整前 調整後
キャンバー −1゜10’ −0゜10’ −2゜12’ −2゜04’
トゥ 0.5mm 2.5mm 1.9mm 1.0mm

左右差

- 基準最小値 基準最大値 調整前 調整後
キャンバー −1゜10’ −0゜10’ −2゜12’ −2゜04’
トータルトゥ 1.0mm 5.0mm 3.0mm 2.0mm
スラストライン - - −0゜02’ 0゜00’

今回のうちのDingoくんの場合、右側のタイヤが左側のタイヤに比べ
トーインが強くスラストラインが左に振れてしまっていたのがまっすぐ走らない原因
となっていたようです。赤い部分が問題ありの部分で、青いのが修正後の
値です。なお基準値の値はミラージュ、ランサーのものなので
Dingoに当てはまるのかはよくわかりませんが、参考に使っていたようです。

皆さんも心当たりがあるようでしたら、一度やってもらってみてはいかがですか?



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