miniインタヴュー

私のなやみごと編

浦田保浩

―では、保浩さん今悩んでいることってありますか?

仕事と家庭の両立かな。

―そうきましたか。

子供はかわいい、妻は美しい。けれど、家で謡を覚えられない!

―わかります、わかります。

あとは、不惑を迎え、日々失いつつある毛髪かな。でも、もはや悟りの境地、目指せ成田達志。これぞ不惑。

―ぜんぜん悩んでないじゃないですか!

まあ、まじめに言うと年々減っていく見所のお客さんや、お稽古をする能楽愛好家の減少、高齢化やな。

―まさしくそうですね。

この会が突破口になればと思っています。がんばりましょう!!

―ありがとうございました。

茂山正邦

―正邦君のなやみごとは?

なんやろな〜。そうそう、ちっとも体重が落ちない。

―わかるわかる。

このあいだ北海道に1週間ほど仕事で行ってきてんけど、食いづめの呑みづめで確実に1,5kgは肥えたな。帰ったら、嫁の目がこわいこわい。

―食いづめ、呑みづめはいつもやん。毎日体重計に乗ったらいいって言うで。

あっ、うち体重計みたいなこわいもんあらへん。

―なんじゃそりゃ。

そやけど、北海道はうまっかったで〜。ラムのめっちゃうまい店があったわ。あんなうまいラム初めて食うた。ほかにも、じゃがいもはうまいし、とうもろこしもうまいし、アスパラ毛がにうにいくら・・・・・・・・・・・

浦田保親  

―ひさしぶり。

そやな。

―じゃあ親ちゃんのなやみごとって何?

あんまりないなー。

―幸せやねー。

しいていえば、下の女の子がまったくなついてくれないことかな。

―ええ人と悪い人がわかる子やな。

こらっ!(笑)

―家に帰ってへんからやろ。

帰ってるって!人聞きの悪い。

―他には何かないの?

う〜んないな〜。悩み事がないのが悩みかな。

―はよ大人になりや!!

茂山正邦   その2   

―正邦君の悩みごとは?

白髪が増えてきた。

―そんなんばっかりやな。ハゲとか!

ハゲは大丈夫。白くなる人はハゲないと信じてる。

―はいはい。

ひーじーちゃんはハゲ、おじいちゃんはある、おやじハゲやし順番的にあるはずや。

―あの〜悩みごとを聞いてるんですけど。

ん〜。最近あんまりないな〜。

―親ちゃんと一緒やな。ほんまにないの?

そうそう。子供ができない。

―オーこれは深刻やね。まちがったことしてへん?

多分あってる。

―まあ、まめに家に帰ってがんばってください。

最近夜の部活が多いからなー。

―やっぱり、そんなことしてんの。ちゃんと家に帰らなあかんで!

ちゃうちゃう。サッカーとかゴルフやって!

―はいはい。

曽和尚靖   

―お待たせいたしました。え〜尚ちゃんの悩み事は?

う〜んありすぎ!
ほんまどないしたらいいのって言うくらいあるわ。
書生さんのことしかり。一族のことしかり。
もちろん芸の悩みはいつもあるし。悩んでないのは僕の家庭だけ。
家に帰るとホッとするね。

―マジやな。

全部悩んでもどうしようもない事ばっかりやと言うのがつらいな。

―ふ〜ん。まあ、あまり無理をせんように大事にして下さい。

・・・・・・・・・・

あっもう終わり?

―まだある?

もうええ、もうええ。

谷口有辞(独り言)

誰もインタヴューしてくれないので、独り言です。

え〜僕の悩み事はですね、ん〜何かな?

あっそうそう、やはり悩み事と言えば飯がうまくてしょうがないと言うことでしょうか。

それとも、やりたいことがいっぱいありすぎて困ると言うことでしょうか。

いやそれとも、欲しい物がありすぎて困ると言うことでしょうか。

ん〜どれが一番深刻なのかわからへん・・・