合 同 礼 拝

(子どもと大人と共に守る礼拝)


 私たちの教会では、年4回、合同礼拝を守っています。普段の礼拝は、教会学校の礼拝(9時15分〜10時)、大人のための聖日礼拝(10時30分〜11時40分)と分かれていますが、神の家族としての子どもからお年寄りまでがひとつになって、礼拝できることが本来の礼拝の形であると考え、年に4回ではありますが、みんなで礼拝を守っています。子どもも大人も共に礼拝を守ることを通して、神の家族として皆が招かれている事を体感し、心豊かにされる時を経験しています。私たちの合同礼拝では、子どもも一緒に礼拝を守っているという意識をもてるように工夫をしています。合同の礼拝を持つための工夫として、子ども達が分からない様な難しい礼拝に無理矢理座らされていると感じることがないように、子ども達がなるべく参加できる場面を作るようにしています。子ども達が、聖書の箇所を手話で表現するなど、子ども達の出番を礼拝の中に作っています。これは短い聖書箇所を、毎週の礼拝で手話を用いてしているので、子ども達も覚えています。合同礼拝で用いる讃美歌は、改訂された「こどもさんびか」を用いています。改訂版のこどもさんびかは「讃美歌21」と共通している曲も多く、大人にとってもストレートに訴えてくる歌詞なので共に賛美するにはふさわしい讃美歌です。また、私たちは互いに握手をしたり、ひとつにつながって祈るなどの体感できる所作を用いて礼拝をしています。礼拝堂の座席も、合同礼拝の時は、大きく移動し、対面式にしています。説教者、司会者も壇上から降りてするようになりました。この時は聖餐台を中心にします。子ども達の顔を見ながら、席をならべ、神の家族としての意識を深めることができています。そして、礼拝後、愛餐会を持つなど、大人との交流の機会をもったり、子ども達にとって、楽しい思い出になる企画と組み合わせることも心がけています。

 私たちの教会においても、このような形式の礼拝をするようになって、まだ浅い年月しかたっていません。まだ、試みの段階で、礼拝のあり方を模索しつつ行っています。少しずつ、良いものにしたいという願いで、今も変化している途上です。教会学校が新しい提案をしていくことで、教会全体にも活気をもたらすきっかけになっているように思います。何よりも、子ども達が一緒にいるということを通して、大人達は元気をもらっています。

春夏秋冬に行われている4回の合同礼拝をご紹介します!


子どもの日・花の日合同礼拝(6月)

これは、子どもの日・花の日(6月第2日曜)に守っている礼拝です。花を持ち寄り、花を飾ります。礼拝の中で、聖書の物語を人形劇にしたてて、子ども達が上演しました。(人形劇場をご覧下さい。)聖書の御言葉を子ども達が理解しやすくするために、劇にしています。また、それぞれが、握手をして祝福を祈りつつ、挨拶を交わします。礼拝参加者がみんなで手を繋いだり、肩に手を置いたりして、ひとつの輪になって子ども達の祝福を祈ります。

手をつなぎ、礼拝参加者がひとつになって、祈りをしているところです。


■サマーナイトサービス(7月)

夏の夕べに、合同の礼拝を守ります。特に、平和を祈るということを礼拝のテーマにしています。子ども達が製作した空き缶ランタンに火を灯し、平和への祈りを寄せます。子ども達はミュージックベルを用いてさんびかを演奏しました。礼拝の後は、ホットドック、たこせん、ゼリー、わたがしなど、軽食コーナーや、ゲームコーナーを作り、楽しみ、交わりを深めました。 

中央に空き缶ランタンを置いています。


■子ども祝福式礼拝(10月)

 これは、10月に定められている教育週間に行っています。教育週間は、教会における教会学校などの働きを教会全体で覚え、また子ども達の置かれている状況に目を向け、意識を高める時です。私たちの教会では、従来、11月に幼児祝福式を行っていましたが、教育週間の時に同時に子ども達の祝福式を行うようになりました。教会学校に参加している子ども達みんなが祝福されます。座席が近い人達が子どもを交えグループになり、その子どものために祈りをしました。また、教育週間にNCC(日本キリスト教協議会)から配布されるパンフレットを参考にし、そのときのテーマ、聖書箇所を用います。そして、献金先に指定されている世界の困難な状況にある子ども達のことも覚えます。礼拝後に、その子ども達の環境や生活について、子ども達が紹介をします。

NCCからお借りした資料を子ども達が説明しています。


■子どもと共に守る礼拝(2月)

 2月は行事的には特別なものはありませんが、従来から行っていた教会学校の行事であるおもちつきに合わせて、合同礼拝を行うようになりました。年によっては、受難節の礼拝に重なることもあります。受難節は6回の礼拝がありますが、毎週一本ずつろうそくを消していく消火礼拝をしています。等身大位の十字架をかこみ、ろうそくを消すことを通して、イエス様の十字架の苦しみを心に刻みます。この礼拝では、子ども達が祈りの課題を考え、その祈りを取り入れた連祷をします。キリエ・エレイソン(主よ憐れみたまえ)の賛美と祈りを繰り返します。礼拝の後は、元気にお餅つきをして、大人も子どもも和気あいあい過ごします。

 

みんなの真ん中に大きな十字架を置き、イエスさまのご受難を覚えました。また子ども達が考えた祈りの課題をみんなで覚えました。


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