MotorCycle Tire

ここは今まで履いてきたタイヤの私的インプレッションを記しています。

DragonSuperCorsaPro (Pirelli, YZF-R1)
中古の2007年式R1についていたタイヤ。前オーナの心意気か、ほぼ新品状態。 夏での使用だった為、それはそれはグリップした。走りだしはハンドルが重くタイヤが勝手に 先に進もうとするが、暫く走って温まってくると、無理やりバンクでも許容してくれる素晴らしいタイヤ。 どっちのタイヤでも僕のヘタレ走りではコケることは無いのですが、やっぱりドラゴンの方が…。 ライフはツーリング1000kmでフロントにラインが出たが(左画像)、サーキット用としてはかなり息が長い部類かと。 但し、雨と冷間時は死ぬほどグリップせず初心者向けでは無いとな。夏で良かった…
PilotSport    Replace Ver. (Michelin, YZF-R6)
OEMじゃないパイロットスポーツ。 扱い易さ、グリップは個人的にはOEMを僅かに超えると感じたが、表面の荒れは比較的激しい様子。 なのに8000kmも持った訳の分からないタイヤ(サーキットも一回走行しています)。ハンドリングが軽く、グリップ感は固めでややリア主体ですが、コレ!という癖が無い素直なタイヤなので、基礎練習するにはもってこい。 サーキットの立上りでは流石に滑ったりもしましたが、公道で僕レベルの走りではブレイクすることは先ず無いでしょう。値段も安目で扱いやすい、入門書のようなタイヤです。
←8000km走行後のPS
PilotPower     (Michelin, YZF-R6)
2005.05.10更新
ムニュムニュした粘りのある設地感が世間で凄く評判が良かったですが、自分には逆にそのムニュが不安を駆立てたタイヤでした。1000km程走ったところで やっと調子が良くなる兆しを見せましたが、距離を重ねて5000km、そのまま終わってしまいました。特性はフロント依存が強くスピードを乗せて進入し易く、また旋回に入ると地面に張り付いて離れません。温まりが早い、絶対グリップは高い、切返しが軽い、乗り心地は良い、前後ともサイドまで簡単に使える、と本来の性能はとても高いのですが、ただ一つ「フィーリング」が合わなかったチョットもったいないタイヤでした。 (ハズレLOT疑惑も捨てきれませんが)
PilotSport    OEM Ver. (Michelin, YZF-R6)
R6のOEM。 始めは「R1がパイロットパワーなのに、なんでスポルトやねん!」などと散々愚痴っていましたが、走り始めるとその絶妙なグリップ感がR6に合っているような気がします。 バンクや挙動は軽く接地感もR1の時と同様、ススス・・・と地面を擦るような感じで、減りもサラっとして綺麗なものです。R1の時よりフィードバックが多い気がします。 慣らしR6の7000回転以下のパワーでも設地感を失うこともなく、ステップをするほどバンクさせても大丈夫でした。R1ほどパワーの無いR6に向けて、あえてスポルトに設定されている のが伺えます。6000km持ちました。
BT-014     (Bridgestone, YZF-R1)
BT-014は地面を舐めるようなグリップ感が特徴で粘り強く路面に張り付くのが良く分かります。BT-010と同じく、ややしっとり目のリーンで、安心感のあるライディングが楽しめます。 おそらく、SSハイグリップタイヤ(BT-012等)を除くこのクラスではバツグンの設地感だと感じました。ただし、その分消しゴムのように磨耗が進み、あまりライフは期待できないと思います。 雨や快適性も問題無いと思いますが、PスポルトやD221と比べるとやや劣る印象です。
D221     (Dunrop, YZF-R1)
スポーツ&ツーリング両立モデルです。段差や雨でもへっちゃらなオールラウンダータイプです。 そりゃスポーツタイヤに比べるとグリップはしなくて挙動も鈍いですが、大量のパターンからトコトコ走っているのが分かりやすく、そんなにスピードを出さなくても楽しめました。 ただ、このタイプのタイヤにしては異常なほどフロントのライフが短く偏磨耗が激しい。また、プロファイルを尖らせて軽快感を作っているようで、磨耗が進むとさらに挙動が重くなってきます。これがなければもっと好評価だった残念なタイヤです。
D207GP     (Dunrop, YZF-R1)
GPシリーズの登場です。グリップ力は強烈の一言で他のタイプのタイヤの追随を許しません。ちょっと強すぎるくらい。切れ味も良いが、減り方は消しゴム。 見た目は3000kmくらいはいけそうですが、性能的に2000kmくらい持てば御の字でしょう。本気で攻める人以外にはオススメしません。 今はD208GPAになって持ちなどはかなり改善されたようですが、値段も結構しますし、僕のレベルでは公道での必要性を全く感じません。フル減速してコーナー進入し、ブラックマークを付けながら立ち上がる・・・そんな方達にはオススメでしょう
PilotSport     (Michelin, YZF-R1)
BT-010とは異なり、全体的に軽めの印象。設地感はススス・・・という滑らかなもの。絶対グリップはBT-010よりも高そうだが、ライダーへのフィードバックはBT-010の勝ち。 しかし、操作感を軽くクイックにしたいのならPスポルトに軍配が上がります。持ちはすこぶる良く、軽い操作感も手伝って雨や街乗りにも疲れを感じることは少ない結構何でも屋なタイヤです。 思い通りに操作する、という点で素晴らしいタイヤだと言えるでしょう。ただ、国産に比べて結構値段が張ります。寿命などを考えると元は取れるとは思いますが。
BT-010     (Bridgestone, YZF-R1)
僕のお気に入りだったタイヤです。倒しこみはしっとり安心、素直なタイプです。 グリップ感はゴゴゴと地面を蹴るような感じで、ライダーへのフィードバックが多い楽しいタイヤでした。ライフはPスポルトほどは持ちませんが、普通に使う分には結構持ちました。ただ、攻め続けると寿命は一気に約半分くらいになります。 このへんも分かりやすいヤツですね(^^;純粋に速さを求める方には不向きだとは思いますが、「分かりやすい、扱いやすい、楽しい」と、バイクを気軽に楽しみたい人には良いタイヤであると思います。(今はBT-014が後継モデルになっています)
ME-Z3     (Metzeler, YZF-R1)
R1のOEMで着いていたタイヤ
寒いとあまりグリップをせず、いきなり転倒の憂い目にあったことがあります(--;また、街中ではあまり気にならないのですが、前輪が切れ込む独特の動作をし、いつまで経っても肩の力が抜けない印象だけが残っています。 僕に全く合わなかったので、早々に交換しました。このタイヤからBT-010に交換した時は目から鱗ものでした。今乗ればおそらく違った印象があるでしょうが、もう一回履いてみようとは・・・思いません

Page up