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台風22号も過ぎ、体育の日らしい青空に恵まれる。
前日の突然の呼びかけにも関わらず、XB12R(右下)mi-tsuさんとXB12S(左下)よりとんさんの御二方が龍神白浜ドンブリに付き合ってくださることになった。
朝8時の集合時のローソンでは、天気の良さに反してガスりまくってヤバい雰囲気を醸し出していた。一抹の不安を抱えてXB軍団出発。我がR6もそれに続く。
台風の影響で、早速ウェット路面にブチ当たる。しかもいかにも滑りそうな微妙なウェット具合。
太陽の光が氷面のように反射して美しく輝く。その美しさが恐怖を一層駆り立てる。
そして・・・「ツルツルツル・・・」目前でXBが2台滑っている。いや、むしろ踊っている。 ヤバイ。そしてこちらも滑って「ヘコッ」と倒れそうになる。ヤバイ。
しかしXBはウェットでは結構良いペースで走っていきます。スライドコントロールですねぇ・・・
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ツルツル踊りながら、護摩山スカイタワーまで突っ走る。降りて開口一発目「こえぇぇ・・・」。精神的にダメージを受けた。ここで落ち着くまで初の休憩を行う。
どうせ休憩するのなら・・・で、試乗会開催。mi-tsuさんが我がR6をレンタル。ご利用ありがとうございます。シュイ~~~ンとかる~い音を立てて出発。シュイ~~~~ンと軽い音を立ててお帰り。感想を頂いた。「楽」。そうなのです、R6はとっても楽チン。世間のイメージよりは、ポジション的にさほどコンパクトでなく、ユトリがあり、ハンドルも意外に高く近いのです(あくまでイメージに比べ。もちろん普通のバイクよりは・・・)いやいや、良さが伝わって光栄です。
で、次はXBを借りようと思ったのですが、このXBというバイク、値段が普通じゃないんです。超最新型国産SS1000CCクラスより遥かに高いんです。ちょっと気が引けます・・・
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で、結局誘惑に負けて試乗させてもらうことに。全開ハーレー針でXB12Sを試乗させてもらったことがあったので、今回はmi-tsuさんのXB12Rを借りることに。さて出発しようかな~と思って普通に発進すると、「ドコドコドコドコ・・・!」あまりのトルクにすっ飛びそうになる。アブネェ・・・。気を取り直して再出発。
一発目のコーナー、寝ない曲がらない止まらないで刺さりそうになる。ヤバイ。マジヤバイ。こんなバイク乗れねぇ。いくつかコーナーを怖々こなして一折駐車場に戻る。こんなハズは無い、何かあるはずだ。もう一回、さらにもう一回と試乗を繰り返す。もう、高いバイクといって怖がっている場合ではない!これは自分のR6と思うんだ!で、体をオフセットしてインにガクっと荷重をかける。すると・・・クルッ!アレ?アクセルを開ける。「ズモモモモモ・・・」
「ああああぁぁ~~~~~」
乗り方発見。人間が積極的に働きかけることによって始めて動くバイクだと判明。R1、R6が「人間がいらない」バイクだとしたら、XB-Rシリーズは「人間がいないとダメ」なバイク。こりゃ面白い。さすがは一旦購入を考えた程のシリーズである。XBを堪能した後、再びR6で同じ道を走ってみる。素直で軽い・・・そしてある程度適当で曲がる。まぁ良くできたバイクです。楽しいです。しかし、あの猛獣を手なずけるような克服感はありませんね、やっぱり。今までXJRとかCBとかも乗せてもらったこともありましたが、それらはR6やR1に加えてさらに適当でもちゃんと曲がりますし、バイクの考え方が日本と外国では根本的に違うんだなぁと改めて実感。ちなみにR6で頑張っている時に、その乗りにくいBUELL
XB12S(よりとんさん)にブチ抜かれました。前の峠で小僧に煽られたレベルじゃなくてほんと追いつけない、っていうか無理。乗る人が乗るとああなるのねぇ・・・orz
さて、そのまま休憩を終え、一気に白浜までランデブー。なかなか良いペースで早々と到着。
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またしてもとれとれ市場でドンブリを食うが、もう丼ぶり制覇してしまったかもしれない・・・ネタを新鮮だが、話のネタとしては鮮度が・・・そろそろとれとれから卒業しないとダメっす(笑)
さらに人が多すぎて休憩どころかよけい疲れるんですけどココ、ということでそとのバイク置き場へ逃げる。そこで談話を済ました後、帰りはウェットと渋滞を懸念して高速でスッパリと帰ることに。
峠道や信号発進では散々苦汁に顔面を沈められたR6(ライダーの所為)だが、流石に高速では引けを取りません。まぁ直線なんてマシンの性能次第でライダーはあんま関係ないんですけどね(汗)で、やっぱりナイスなペースで東大阪まで一気。凄く早い。でも高速代凄く高い。僕の貧乏生活では、とてもでないが毎回は乗れない価格でした(涙)
そして高速を降りた直後、ハーレー東大阪にお邪魔する。凄まじく綺麗なディーラー。もはや街のバイク屋のイメージは無い。もちろんBUELLも沢山展示されており、改めてその楽しそうなイデタチと見上げるまでの価格にため息が出るばかり。欲しいなぁ・・・ここでしばらく休憩した後、よりとんさんはRSタイチに用があるとのことでお別れとなりました。一方、こちらはBUELLについて色々話をした後、自分の気持ちを確かめる意味も込めて、XB9Rに試乗する。
一発目のコーナー、寝ない曲がらない止まらないで刺さりそうになる。ヤバイ。マジヤバイ。こんなバイク乗れねぇ。どうやらXB12Rの乗り方がリセットされたようだ。なんとか勘をとりもどそうとしたが、「街中で曲がるキッカケが上手く作れない」「クラッチミートが分かり難い」「そのくせパワーがドンツキ」の3点セットで交差点すら曲がれません、ホントに。
・・・XB-Rはバイクがどうこうでなく、自分のライディングスキルの基本をしっかりさせる為に欲しいバイクです。もちろんコーナーを成功させた時の達成感は言うまでもありません。経済状況と故障の噂で乗換候補に挙がらなかったバイクですが、いつか乗りたいバイクです。 |