戻る


「ベストプレーベースボール」
〜その魅力〜

ここでは、私なりに「ベスプレ」の尽きせぬ魅力の一端を語ってみました。
「いいや、この程度でとうてい語れるものではない!」とおっしゃる真のベスプレファンの方は、ぜひ作戦会議室に投書ください。すばらしいご意見は、こちらに転載いたします。


◎プロ野球シミュレーション!

 「ベスプレ」は、シミュレーションゲームです。従って、「ファミスタ」や「パワプロ」のようにパッドさばきが勝負を決するアクションゲームとは根本的に異なります。「ベスプレ」では、ゲームなど全くさわったことのない初めての人でも、コンピューターに対等の戦いを挑むことができます。しかし、野球の采配に関する基本的な知識がなければ、勝つのは難しいのです。
 野球中継を観ていて、ひいきチームの監督の采配ミスに舌打ちしたことがありませんか?「ベスプレ」では、あなたが監督となってペナントを戦うことができます。まさに、全プロ野球ファンにとって夢のゲームの登場です。


 画面1:これがオーダー決定画面(ファミコン版2)。打順を決定し、先発投手を選択し、代打代走、投手交代、サインの確認からマウンドでの投手との会話までが、この画面から実行できます。

◎緻密かつアバウトな絶妙の選手データ

 …とはいうものの、実際とかけ離れたデータでは、采配の楽しみも薄れるというもの。「ベスプレ」では、選手性能に適度な幅があるため、意外な選手が打率をのばしたり、エースが突然崩れたりもします。しかしながら、一年間戦い終わると、ちゃんと実際のプロ野球に近い成績が残るようになっている。この辺の絶妙さ加減は、他社のゲームの追随を許しません。

◎一生遊べるデータエディット機能

 いかにリアルなデータと言えども、時間と共に古くなるのは避けようがありません。しかし、「ベスプレ」には最強のエディット機能が搭載されています。自作チームは2チームまで、とかいうケチ臭いことは申しません。全選手を何の制限もなく書き換えることができるのです。これによって、クビになった外人を抹消したり、故障から復帰した選手を加えたりが自在に行えます。極端な話、毎年データを更新する気さえあれば、一生遊び続けることができるのです。

◎遊び方は千変万化(その1)

 「ベスプレ」は、大変自由度の高いゲームです。エディットできるのは選手性能だけではありません。監督とその采配の癖、球場や球団名、年間試合数からユニフォームの色にいたるまで、何もかもが変更できるのです。
 従って、なにもまじめにプロ野球ゲームとして遊ぶ必要はありません。マグワイアを阪神に入団させたり、現役時代の王や長島を登場させたり、ホークスに景浦・ライオンズに山田を入団させたり、およそ考えつく限りのあらゆる遊びが許されています。
 また、友達何人かと集まって、ドラフト形式で好きな選手を取り合い、架空のチームを結成して対戦するのも楽しいものです。(インターネットを介してこれを行っているホームページがあります。)

◎遊び方は千変万化(その2)

 「ベスプレ」には、試合を見ずに結果だけを最速の処理で表示するSKIPモードがついています。普通は、自分のチーム以外の対戦をとばすために用いるのですが、これを全試合適用することにより、ペナント予想ソフトとして使うことができます。
 来期の予想戦力を入力して全試合をSKIPすれば、ペナントの予想ができるのです。野村阪神は結果を出せるか? オリックスに松坂が入団したら順位は上がるか? 中日に移籍した武田は勝てるのか? 巨人の監督は森にしたほうが勝てるのでは? 大魔神を先発で使うのはどうだろうか… などなど、あなたの疑問に「ベスプレ」がお答えします。

◎余計なものをそぎ落としたシンプルさもまた良し

 「ベスプレ」の登場から10年、各社からプロ野球シミュレーションが登場しました。「野球道」「プロ野球チームも作ろう!」「ベースボールナビゲーター」などなど…。これらのゲームは、ドラフト、トレードなどのストーブリーグ、キャンプや練習による成長などの要素を加え、大変凝ったシステムになっています。しかし、このようなゲームでは、プレイを続けるに従ってどんどんデータが変化し、架空の野球世界になってしまうのが難点です。
 やはり、現実のプロ野球との比較で楽しむなら迷わず「ベスプレ」。ペナントレースのみのシンプルな内容と、ファミコン版以来ほとんど変化のない画面は、作り手の自信の現れです。
 複雑なシステムと、3Dやムービーで水増しされ飾られたゲームが氾濫しています。本当の面白さを追求した「ベスプレ」が、今こそヒットすべき時なのではないでしょうか。


画面2:これ以上省略できないシンプルな試合画面(ファミコン版2)。「1番緒方、足を生かして内野安打」というシーン。パソコン版では、各球場の様子を忠実に再現しています。


戻る