
イタリアの魔力

この本では他にも魅力的なエピソードを紹介している

ローマで一番美しい幽霊 ベアトリーチェ・チェンチ
上の絵がその人物であるといわれているが・・・真相はわからない。
肝心な絵の作者も曖昧である。誰が描いたにしろ絵を見て誰もが美しいと思うだろう。
1599年秋、富豪チェンチ一族の娘が、たった21歳の若さで、大勢の見物人たちが見守る中、
断頭台の露へと消えた。罪状は父親殺し。そんなおぞましい犯罪の動機は何だったのか、
そこに退廃した貴族の館の中で繰り広げられる倒錯した性が浮かび上がる。近親相姦、
そして暴力。詳しくは「イタリアの魔力」に載っているので是非読んでもらいたい。企画・編集は
ミステリー作家で有名な三津田信三氏が担当している。残念なことに本書は既に絶版となって
いる。




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