
アインボウル
取材班(ハドソン・隊長)
丹後半島の経ヶ岬に行く道中で、偶然通りがかった廃墟。所在地は駅前であるものの、この廃
墟以外に、目につく建物はない。廃墟写真集に載ったこともあるらしい・・・。
ボーリング場プラスパチンコ店の複合アミューズメントパーク。社員寮も完備していたようだ。
平成XX年 某日 アタック

窓ガラスが盛大に割れている。まん前の道路は車どおりも多く、中が丸見え。
隊長:やつら相当派手にやったようだな
ハドソン:くそっ!なにもここまでしなくても
隊長:落ち着けハドソン俺たちは海兵隊の任務をこなすだけだ。

ボーリング場2F入口。自動ドアは完全に粉砕、無数に散らばるガラスと成り果てた。手前は
ロビーだろう。
2Fロビーの椅子はやけに背もたれが浅い。椅子と椅子が密着しているので廃墟でなかった
らアットホームな空間。
ロッカーには、取り残されたボールが見え隠れ。長年の放置プレイで、どれもこれも、真っ黒
に変色。
隊長:達川引退か!

パチンコ店概観。外壁の壊れ加減が素敵。1Fはガレージで、2Fが店舗のもよう。
ハドソン:いつも思うんですけど、でかいっすねー!ボーリングのピン
隊長:いつかあのピンを倒してやる。それがおれの夢だ。

パチンコ店2F入口。こちらはドアのガラスが残っていて天然のトラップと化す。
隊長:まて!ハドソン上に気をつけろ!まだガラスが残っているぞ!
ハドソン:こいつが落ちてきたらいちころですね。
ハドソン:2F外壁の剥がれたところから鉄骨や空調ダクトが確認できます。
隊長:うむ。こいつはひどい。重機でも使わなければここまで破壊することは出来んぞ!
内部に残されたパチンコ・パチスロマシーンは、見るからに古い。キャラクターものの機器な
ど全くない。
ハドソン:隊長、これを見てください
隊長:うさぎさんだな。(アインちゃんとでもいうのかな)
ハドソン:気をつけてください。我々の他に侵入者がいる模様です。
隊長:なぜわかる?
ハドソン:このゲーム機を見てください。足跡があります。最近このゲーム機に乗ったものと
思われます。
隊長:うーむ。ゲーム機に乗るとわ。罰当たりな。
社員寮の全景を撮り忘れた・・・。まあ、普通の小汚い二階建ての建物だ。布団や暖房器具な
どの生活感ただようアイテムも残っている。謎の住民に遭遇する懸念をいだきながら探索。幸
い、誰もいなかった。
ハドソン:誰もいないようですね。
隊長:(ここなら生活できるかも、いや、近くにコンビニがなきゃだめだな)
ちなみにコンビニどころか店と呼べるような代物は皆無
寮には小さいながらお風呂もある。中は割られた窓のガラスが、ダイレクトIN。
この寮を探索すると、ゲームであるバイオハザードの世界を体験できる(はず)。一作目の寄宿
舎を彷彿とさせる?
上のような配電盤や火災報知器で、想像を膨らますのも一興である。それにしても、火災報
知器、図体がデカい割りに、中身はベルが一個。しょぼい。

ハドソン:隊長!大変です!
隊長:どうしたハドソン?
ハドソン:我々が乗ってきた車が何者かに荒らされました。
隊長:な、なんだと・・・これはひどい。おのれ。我輩の愛車がなんと痛ましい。
これでは地球に帰ることが出来ないではないか。
総評 初心者向けの難易度低めの廃墟。目立つところにあるので、場所も簡単に見つかる。
廃墟特有の荘厳さはほとんどないが、わびしさは味わえる。
JRの最寄り駅から徒歩1分ほどでいけるのでアクセスも申し分ない(つぶれたけど)。
隊長:いいかハドソン、この場所はかなり荒らされている。これ以上被害が出ないよう
ここの場所は秘密にしておくんだ。
ハドソン:はい隊長こんなひどいことをする奴は許せません。ここの場所は口が裂けても
他言しません。
隊長:そうだ。わかればよろしい

ばればれやん


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