着物、和裁、生地、染の用語を詳しく説明しています。
着物辞典
きもの用語集。
着物用語辞典

索 引

・あ ・い ・う ・え ・お

・か ・き ・く ・け ・こ

・さ ・し ・す ・せ ・そ

・た ・ち ・つ ・て ・と

・な ・に ・ぬ ・ね ・の

・は ・ひ ・ふ ・へ ・ほ

・ま ・み ・む ・め ・も

・や ・ゆ ・よ

・わ ・その他



◆きもの用語集 ふ
  • フィブロイン[Fibroin] 絹を構成するたんぱく質の一種。絹繊維はフィブロインの長い分子がほぼ平行に並んでできた物である。フィブロインは酸性の駆るカルボキシル基と塩基系のアミノ基をもつ両性化合物であるため、絹は酸性染料、塩基性染料のいずれによっても染色できる。水・希酸・希アルカリに対して不溶性。フィブロインを主成分とする絹は、同じたんぱく繊維である羊毛と比べて、日光によりもろくなり、黄褐色に変色しやすい。絹の組成の約75%を占める。
  • ふき 袷又は綿入れの衣服の袖口及び裾の緑で、裏布が表布よりはみ出した形に仕立てられている部分。
  • ふくろおび[袋帯] 略礼装に用いる女物の帯。大正時代に考案された。帯丈は4m、巾は約30cmに織ってある。筒状に織り上げてあるものは特に本袋帯という。現在出回っているのは別布を腹合せにしたものがほとんど。織り柄や使用される糸の色や種類によって礼装用から洒落物まで色々とある。
  • ふせのり[伏糊] 模様染めで地色を染めるのに先立って、柄の部分を防染する糊をおく作業、あるいはそれ用に調合された糊。伏せ糊としては粘り気のある糯粉を主成分として作る。 引き染用の伏糊のことをねば糊という。
  • ふり[振り] 袖の明きのこと。女物、子供物の和服の脇明きを八ツ口といい、身頃の明きを身八ツ口というのに対していう。袖八ツ口ともいう。
  • ふりそで[振袖] 女性の着物の袖の一種。袖丈の長いものをいう。元来は留袖に対して振りのある袖のことをいった。振袖は小袖からでたもので脇明ききともいった。振袖という名称は江戸時代から一般化。子供と若い女性が着るもので、元服になると振りを縫いふさいだ留袖にした。文化文政ごろに袖丈の長いものを振袖というようになる。歌麿などの美人画は振袖の最も長い時のきもの姿である。現在振袖は女児と未婚女性に限り着用される衣服。例外として七五三男児の紋付袴の祝着は振袖に仕立てる。本振袖、中振袖、小振袖があるが、現在最も多く着用されるのは中振袖。


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