パソコンの歴史1992年 | ||||
1992年 | 1月 | NEC 486SXパソコン「PC-9801FA」発売(1月27日発表) | ||
CPU | 486SX/16MHz | |||
RAM | 1.6MB(最大14.6MB) | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD |
3.5インチ2HD*2ドライフ(FAU2、FAU5,FAU7) 5インチ2HD*2ドライフ(FA2,FA5,FA7)゙ |
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HDD |
オプション(FA2,FAU2)/40MB(FA5,FAU5) 100MB(FA7,FAU7) |
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グラフィック | 640*400*4096色中16色 | |||
サウンド | FM音源3重和音+SSG音源3重和音 | |||
備考 |
本体 FA2/FAU2 458,000円 FA5/FAU5 578,000円 FA7/FAU7 648,000円 |
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遂にノーマルPC-9801シリーズに486搭載パソコンの登場です。PC-9801DA
シリーズの新型ですので”PC-9801DA21”の型名を予想していましたが違いました。CPUが変わったからだと思います。大きな変化があったのが本体前面にファイルスロットを1スロット装備したことです。今まで外付けでしか拡張できなかったハードディスク、光ディスク、CD-ROMなどが内蔵できるようになりました。ファイルスロットは翌年発売される
「PC-9821MATE」シリーズに引き継がれていきます。PC-9801FAは価格的には高かったのですが非常によく売れました。 |
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1月 | NEC PC-9801NS/T発売(1月27日発表) | |||
CPU | 386SL/20MHz | |||
RAM | 640KB+1.25MBRAMドライブ | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD | 3.5インチ2HD*1ドライブ | |||
HDD | オプション(T)/40MB(T40)/80MB(T80) | |||
グラフィック | 640*400ドット*8階調(液晶画面上) | |||
サウンド | BEEP音 | |||
備考 |
本体 T 288,000円 T40 398,000円 T80 458,000円 |
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PC-9801NS/Eの新型で、速度的には25%高速化していました。搭載しているCPUの386SL(98)はインテルとNECの共同開発した98仕様のものです。PC-9801NS/T
はバランス的に優れていたので良く売れました。 |
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1992年 | 1月 | NEC PC-9801NL発売(1月27日発表) | ||
CPU | V30HL/16MHz | |||
RAM | 640KB(最大8.6MB) | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD | 3.5インチ2HD*1ドライブ | |||
HDD | - | |||
グラフィック | 640*400*8階調(液晶画面上) | |||
サウンド | BEEP音 | |||
備考 |
本体 238,000円 |
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愛称は98NOTEライトでした。PC-9801シリーズと互換性を保った上に、本体重量1.3kgの超軽量マシンでした。また緊急避難的に単3アルカリ乾電池が使用可能でした。ただフロッピーディスク外付けでしたし、液晶画面はバックライト無しだったので見づらかったです。あまり実用的でなかったのか斬新
なアイデアの商品でしたが、あまり売れませんでした。 |
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1月 |
(米)AMD 486とピン互換CPU「Am486」ファミリー発表(1月31日) |
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1992年 | 2月 | シャープ X68000CompactXVI発表 | ||
CPU | 68000/(16/10MHz) | |||
RAM | 2MB(最大12MB) | |||
VRAM | 512KB+512KB(テキストVRAM)両方ともビットマップ | |||
FDD | 3.5インチ2HD*2ドライブ | |||
HDD | オプション | |||
グラフィック |
768*512ドット*65536色中16色(仮想1024*1024モード) 512*512ドット*65536色 |
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サウンド | FM音源8オクターブ8重和音+ADPCM | |||
備考 |
本体 298,000円 |
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X68000シリーズ初の3.5インチフロッピー内臓タイプです。本体もマンハッタンシェイプではなくシングルタワー型になり、従来よりも44%も薄型化されました。それ以外の基本性能は前年に発売されたX68000XVIと同じです。しかし3.5インチのアプリケーションソフトはほとんど発売されることはありませんでした。すでに初代モデル
の発売から5年近く経過していたので競争力もほとんどなくなっていました。 |
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1992年 | 3月 |
コンパック 日本向けDOS/Vパソコン発表(3月2日発表) 前年7月に日本法人を設立したコンパックが、デスクトップからノートパソコンまで5シリーズ25モデルのラインナップで日本向け新製品を発表しました。この時にはすでにアメリカ のコンパック本体では創業者のロッド・キャニオン氏は業績不振の責任を取って解任されていて、CEOにはエッカード・ファイファー氏が就任しました。 ★直接関係ないですが、当時IBMはパソコンを中心としたダウンサイジングの影響で、1991年度に創業以来はじめての巨大赤字に陥り会長兼CEOのジョン・エイカーズ氏は大リストラを決行します。そして1993年1月26日、ジョン・エイカーズ氏が引退(更迭)することになり、後任としてルイス・ガースナー氏が1993年4月1日にIBMのCEOに就任しました。ルイス・ガースナー氏はそれまでRJRナビスコの最高経営責任者でした。RJRナビスコは食料品関係の会社なので全く畑違いでしたが、卓越した経営手腕で見事にIBMを復活させました。 |
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3月 | エプソン PC-386NWR発表(3月25日発表) | |||
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CPU | 386SX/20MHz | ||
RAM | 1.6MB(最大9.6MB) | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD | 3.5インチ2HD*1ドライブ(NWR1B,NWR1D)/2ドライブ(NWR2) | |||
HDD | オプション(NWR2)/40MB(NWR1B)/80MB(NWR1D) | |||
グラフィック | 640*400ドット*8階調(液晶画面上) | |||
サウンド | BEEP音 | |||
備考 |
本体 NWR2 278,000円 NWR1B 398,000円 NWR1D 458,000円 |
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PC-386NWの新型です。CPUのクロック数が16MHzから20MHzにアップしました。エプソンのノートパソコンは当時引退したばかりの元F1レーサー中嶋悟をイメージキャラクターに使っていました。 |
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3月 | (米)インテル 486DX2(50/66Mhz)発表 | |||
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すでに486DXの50MHz版は発売されていましたが、高性能であったにも関わらず採用するメーカーはあまりありませんでした。理由はあまりの高クロック数のため周辺チップがCPUついて行くことが出来なかったからです。高性能な周辺チップを使用する方法もありますが、パソコンの価格が上がってしまい
価格競争力を失うため各パソコンメーカーは採用には消極的でした。 そこでインテルが考えた方法は外部クロックはそのままにしておいて、内部を2倍に上げる方法です。50MHzの場合は内部が50MHzで外部は25MHzになります。その後486SXを486DX2相当にするODP(オーバー・ドライブ・プロセッサ)も登場しました。 |
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3月 |
(米)シリコングラフィックスがミップスを吸収合併 シリコングラフィックスは後にネットスケープ・コミニケーションズ社を設立いたジム・クラーク氏によって設立されました。3Dグラフィックワークステーションに強みをもっていました。 ディスプレイ上で3Dグラフィックスを回転させることの出来るジオメトリーエンジンの開発は画期的でした。今ではハリウッドの映画産業には必要不可欠な存在です。シリコングラフィックスが有名になったのは 「Indigo」が「ターミネーター2」で使用された出来事でした。今までの映像と根本的に違う滑らかな動きは今でも忘れられません。MIPS社は当時R4000などの高性能CPUを開発しているメーカーでした。 |
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1992年 | 4月 |
(米)マイクロソフト Windows3.1発売(4月6日)
MS-Windows3.0の欠点が大幅に解消されました。画面上でも見たイメージはあまり変わりませんでしたが、アイコンがより立体化していました。
日本語版は約1年後の1993年5月に発売されます。 |
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4月 |
(米)IBM OS/2 V2.0発売(4月6日) 日本IBM OS/2 V2.0日本語版発売(日本版91年10月21日に発表) |
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左の写真は当時のOS/2の広告です。今ではほとんど姿を見かけることはありませんが、当時IBMはOS/2にかなり力をそそいでいました。GUIは「ワークプレースシェル」
と呼ばれていました。
OS/2は最初からGUIソフトが付いていたようなイメージがありますが、V2.0が発売されるまではMS-DOSと同じテキストモードでした。最初のバージョンが発表されたのはIBMがPS/2を発売した1987年4月です。
本来ならOS/2は |
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1992年 | 5月 |
NEC PC-9801FSシリーズ発表(5月12日発表) NEC PC-9801FXシリーズ発表(5月12日発表) |
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CPU |
386SX/20MHz(FS) 386SX/12MHz(FX) |
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RAM | 1.6MB(最大14.6MB) | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD |
3.5インチ2HD*2ドライブ(FXU2,FXU5,FSU2,FSU5,FSU7) 5インチ2HD*2ドライブ(FX2,FX5,FS2,FS5,FS7) |
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HDD |
オプション(FX2,FSU2,FS2,FSU2) 40MB(FX5,FSU5,FS5,FSU5) 80MB(FS7,FSU7) |
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グラフィック | 640*400*4096色中16色 | |||
サウンド | FM音源3重和音+SSG音源3重和音 | |||
備考 |
FX2/FXU2 278,000円 FS2/FSU2 348,000円 FX5/FXU5 398,000円 FS5/FSU5 468,000円 FS7/FSU7 538,000円 |
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筐体はPC-9801FAシリーズと全く同じです。FA/FS/FXシリーズが前面にファイルスロットを装備したことにより外部拡張機器の増設方法が大きく変わりました。それまでは本体後部にあるCバスに拡張インターフェイスを差し込んで外付けするのが一般的でした。それくらい98シリーズの影響力は絶大でした。スロットが1ヵ所しかないのが多少難点でしたが・・・ |
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5月 |
エプソン PC-486GFシリーズ発表(5月12日発表) エプソン PC-486GRシリーズ発表(5月12日発表) |
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CPU |
486SX/25MHz(GR) 486SX/16MHz(GF) |
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RAM | 1.5MB(GRハイレゾモード)/1.6MB(GF) | |||
VRAM | 256KB(GF)/512KB(GR) | |||
FDD |
3.5インチ2HD*2ドライブ(GF2,GF2E,GR2,GR2E) 5インチ2HD*2ドライブ(GF5,GF5E,GR5,GR5E) 3.5インチ2HD*2ドライブ+5インチ2HD*1ドライブ(GF3,GR3) |
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HDD |
オプション(GF3,GF5,GF2,GR3,GR5,GR2) 100MB(GF5E,GF2E,GR5E,GR2E) |
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グラフィック | 1120*750ドット*4096色中16色(GR) | |||
サウンド | FM音源3重和音+SSG音源3重和音 | |||
備考 |
本体 GF3 373,000円 GR3 483,000円 GF5 348,000円 GR5 458,000円 GF5E 498,000円 GR5E 608,000円 GF2 348,000円 GR2 458,000円 GF2E 498,000円 GR2E 608,000円 |
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NECのPC-9801FAシリーズに対抗すべく発売したのがPC-486Gシリーズです。今回は両モデル共最初からハイレゾモードを標準搭載していました。PC-9801FAを意識して思い切った価格設定だったのですが、FAの牙城は崩すことが出来ませんでした。 PC-98シリーズ独自のハイレゾ規格は1120×750ドット表示で漢字ROMに24ドットのフォントを持つものでしたが、Window自体が日本語フォントを持つようになると急速に存在意義を失っていきます。周辺機器メーカーからDOS/VやPC-9801シリーズにスーパーVGA対応のグラフィックアクセラレータボードが続々発売されるようになったのが独自モードの衰退に拍車をかけました。 同時にハイレゾボードが3種類発売されました。 (1)PCSKB(79,800円)はPC-486GF/GRのグラフィックアクセラレータボードでWindows時に1024×768ドット×16色、640×480ドット×256色の表示が可能でした。S3社の86C911を使用していました。Cバス第3スロットに装着しますが、特別対応のボード(PCSKBなど)を装着するとローカルバス接続になりより高速になりました。 (2)PCHRLB2(39,800円)はPC-486GFをGRと同じ1120×750ドット対応にするハイレゾボードです。 (3)PCHKB(79,800円)は従来のPC-386シリーズでPCSKB相当にアップするボードです。しかしローカルバス接続でないためPCSKBよりも速度的には遅くなります。 |
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5月 | (米)インテル ODP(オーバー・ドライブ・プロセッサ)発表(5月27日発表) | |||
486SX搭載のパソコンを486DX2相当にアップグレードさせるCPUです。中身は486DX2とほとんど同じです。486SX搭載パソコンの487SX
(数値演算プロセッサ)用のソケットにオーバードライブプロセッサを差込むことにより486DX2相当のパソコンに変身しました。ODPを差込むと486SXは作動をやめます。かなり速度に改善がありましたが、価格も高かったです。 それまでパソコンはCPU性能を上げるには本体を買い換えるか、サイリックスやAMDが発売していた386、486ピン互換CPUを、ユーザー がリスク覚悟で差し替えるしかありませんでした。しかし差し替えても思ったほど速度は上がりませんでした。 |
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1992年 | 6月 | 東芝 Dynabook EZ発表(6月29日発表) | ||
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CPU | 386SX/16MHz | ||
RAM | 2.0MB(最大10MB) | |||
VRAM | − | |||
FDD | 3.5インチ2HD*1ドライブ | |||
HDD | オプション(40MB/60MB) | |||
グラフィック | 640*400ドット*(オプションにより640*480ドット可能) | |||
サウンド | − | |||
備考 |
本体 248,000円 |
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一太郎dashとロータス1-2-3R2.3JをROMで内臓するという現代のパソコンの走りのようなマシンでした。この頃のパソコンはOS、アプリケーションともほとんど別売りでした。当時一太郎dash
が39,800円、ロータス1-2-3R2.3Jが98,000円という今では信じられないくらい高かったので、内蔵の価格的メリットは非常に大きかったです。 オプションのVGAアダプタで外部のCRTに640×480ドットの表示が可能でした。フジテレビのF1中継のとき鈴木亜久里がコマーシャルをやっていました。 ちなみにEZは「イージー」と読みます。 |
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6月 |
新バス「PCI Ver.1.0」規格発表 この頃のPC/AT互換機のバス規格はローカルバスと言って各メーカーがバラバラの方式でした。そこでPCI規格が生まれたのですが、当初は採用するメーカー がほとんどありませんでしたし、話題になることもありませんでした。1993年にはVer.2.0が登場します。その頃から少しずつ普及するようになり、その後急速に採用するメーカーが増えていきます。 |
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7月 | NEC PC-9801USシリーズ発売(7月15日発表) | |||
CPU | 386SX/16MHz | |||
RAM | 1.6MB(最大14.6MB) | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD | 3.5インチ2HD*2ドライブ | |||
HDD | オプション(US)/40MB(US40)/40MB(US80) | |||
グラフィック | 640*400ドット*4096色中16色 | |||
サウンド | FM音源3重和音+SSG音源3重和音 | |||
備考 |
本体 US 248,000円 US40 358,000円 US80 418,000円 |
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PC-9801UF/UR以来の久しぶりのコンパクトタイプ
です。CPUが386SXに強化されました。NECの32ビットパソコンの中では最も安いのがセールスポイントでした。でも正直言うと私はこの機種のことをあまりよく覚えていません(涙)。 |
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7月 | NEC PC-9801NS/Lシリーズ発売(7月15日発表) | |||
CPU | 386SX/20MHz | |||
RAM | 640KB+1.25MBRAMドライブ | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD | 3.5インチ2HD*1ドライブ | |||
HDD | オプション/40MB | |||
グラフィック | 640*400ドット*8階調(液晶画面上) | |||
サウンド | BEEP音 | |||
備考 |
本体 NS/L 288,000円 NS/L40 398,000円 |
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A4ジャストサイズでPC-9801NS/Tの薄型版という感じでした。非常に薄くしたためハードディスクはNS/Tと違い組込み式のため交換できません。ハードディスク内蔵タイプにはMS-DOS
Ver.3.3D-Hがインストールされていました。 |
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1992年 | 9月 | エプソン PC-386NAR発売 | ||
CPU | 386SX/25MHz(AMD製) | |||
RAM | 1.6MB | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD | 3.5インチ2HD*1ドライブ(NAR1,NARX2,NARC2)/2ドライブ(NAR2) | |||
HDD | オプション | |||
グラフィック | 640*400ドット*8階調(モノクロタイプ液晶画面上) | |||
サウンド | BEEP音 | |||
備考 |
本体 NAR2 288,000円(2ドライブ) NAR1 288,000円(1ドライブ+Lスロット) NARX2 398,000円(FTNカラー液晶) NARC2 598,000円(TFTカラー液晶) |
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この頃エプソンは「アップグレード」を盛んに提唱していました。液晶画面をモノクロからカラーにアップグレード出来る点や、オプションの脱着可能な20/40/125MBハードディスクパック
が売りでした。しかしすぐに高性能で価格安いが新製品が次々と発売されるのでアップグレードの需要はほとんどありませんでした。ちなみに個人で液晶を交換するのは不可能でエプソンや量販店に持ち込む必要があり、修理と同じ感覚でした。 CPUはインテル純正ではなくAMDの互換CPUを採用してました。この頃インテルとAMDは著作権をめぐり法廷闘争の真っ最中で、一歩間違えばインテルを敵に回すことになり、覚悟を決めて採用したのだと思います。 |
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9月 |
高エネルギー加速器研 日本で最初のホームページ発信(9月30日)
日本最初のホームページは、1992年9月30日に茨城県つくば市にある文部省(現文部科学省)高エネルギー加速器研究機構計算科学センターの森田洋平博士によって発信されました。 |
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1992年 | 10月 | IBM、モトローラ PowerPC601 50/66Mhz発表(10月1日発表) | ||
IBM、モトローラ、アップルの3社が共同開発した32ビットマイクロプロセッサです。PowerPCシリーズの中では一番最初の製品です。RISCプロセッサで、64ビットのアドレスバスと32ビットのデータバスも持っていました。 1993年4月よりサンプル出荷が開始され、IBMのRS/6000シリーズに最初に搭載されました。世間に認知されるようになったのは、1994年4月にアップルがPowerMacintoshにPowerPCを搭載したモデルを発売してからです。 |
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10月 | NEC PC-9821modelS1/S2「98MULTi(マルチ)」発表(10月26日発表) | |||
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CPU |
386SX/20MHz | ||
RAM | 1.6MB(S1)/3.6MB(S2) | |||
VRAM | 512KB | |||
FDD | 3.5インチ2HD*2ドライブ | |||
HDD | オプション(S1)/40MB(S2) | |||
グラフィック | 640*480ドット*1677万色中256色 | |||
サウンド | FM音源6重和音+リズム音源6重和音+SSG3重和音+PCM | |||
備考 | 本体 S1 318,000円 S2 438,000円 |
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CD-ROM搭載
のマルチメディアパソコンです。「PC-9821」の称号が初めて使用されました。後のCanBeシリーズ
へと発展していきます。ハードディスク搭載モデルにはMS-DOS5.0A-HとMS-Windows3.0A-Hがインストール済みでした。 PC-9821シリーズになり640×480ドットのVGAモードとフルカラーがサポートされるようになり、MS-Windowsが大変使いやすいようになりました。いずれにしても1997年秋のNX発売まで続くPC-9821シリーズのご先祖様です。 |
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10月 |
NEC PC-9801NA/Cシリーズ発表(10月26日発表) NEC PC-9801NAシリーズ発表(10月26日発表) |
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CPU | 486SX/20MHz | ||
RAM | 2.6MB(最大14.6MB)+1.25MBRAMドライブ | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD | 3.5インチ2HD*1ドライブ | |||
HDD |
オプション(NA,NA/C)/40MB(NA40,NA/C40) 120MB(NA120,NA/C120) |
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グラフィック | 640*400ドット*4096色中16色(NA/C)/8階調(NA) | |||
サウンド | BEEP音 | |||
備考 |
NA 348,000円 NA/C 498,000円 NA40 438,000円 NA/C40 588,000円 NA120 488,000円 NA/C120 638,000円 |
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ついにノートパソコンにも486SXが搭載されました。NAがモノクロ液晶で、NA/Cがカラー液晶です。液晶の解像度が640×480ドットになるだろうと予想されていましたが、640×400ドットのままでした。 ★今では120MBのハードディスクなんて驚きもしませんが、当時小さいパックに120MBもの容量を詰め込める技術力には驚いたものです。この頃はハードディスクの価格が急激に下がっていたので、少し前に買われたお客様によく叱られました(涙)。 |
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1992年 | 10月 | NEC PC-H98model105シリーズ発表 | ||
CPU | 486DX2/66MHz | |||
RAM | 7.5MB(最大73.5MB) | |||
VRAM | 1MB | |||
FDD |
3.5インチ2HD*2ドライブ(U105-100,U105-300) 5インチ2HD*2ドライブ(105-100,105-300) |
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HDD | 100MB(105-100,U105-100)/300MB(105-300,U105-300) | |||
グラフィック | 1120*750ドット*1677万色中256色 | |||
サウンド | BEEP音 | |||
備考 |
本体 105-100/U105-100 980,000円 105-300/U105-300 1,180,000円 |
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1990年8月に発売されたmodel100シリーズの新型です。CPUが486DX2に強化され、価格が大幅に値下げされました。
しかしいくらサーバマシンとはいえ100万円を超すような高価格、急速なWindowsの普及、独自のグラフィック規格、独自の拡張バスなどによって存在価値が急速に薄れていきます。 |
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10月 |
マイクロソフト Excel for Windows Ver4.0日本語版発表 98,000円(10月16日発売) マイクロソフト Word for Windows Ver1.2A日本語版発表 58,000円(10月30日発売) |
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Excelのバージョンアップは1991年10月のVer3.1以来になります。ぱっと見は大きな変化はありませんが「使いやすさの徹底的な追及」をテーマに強化されました。MS-DOS上ではまだまだLotus1-2-3でしたが、Windows上ではすでにExcelが表計算ソフトのNo1になっていました。 Wordのバージョンアップは1991年11月のVer1.2以来にになります。大きな変更点は一太郎Ver.4や一太郎dashの文書ファイルを直接読み込むことが出来るようになったことです。今では想像も出来ませんが、この頃はWordといえども一太郎の牙城には歯が立ちませんでした。 |
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1992年 | 11月 |
富士通 FM-TOWNSUHRシリーズ発表(11月4日発表) 富士通 FM-TOWNSUHGシリーズ発表(11月4日発表) 富士通 FM-TOWNSUUGシリーズ発表(11月4日発表) |
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CPU | 486SX/20MHz(HR) | ||
RAM | 4MB(最大28MB) | |||
VRAM | 512KB+128KB(スプライト) | |||
FDD | 3.5インチ2HD*2ドライブ | |||
HDD | オプション(HR20)/100MB(HR100)/200MB(HR200) | |||
グラフィック | 640*480ドット*1677万色中256色/320*200ドット*32768色 | |||
サウンド | FM音源6和音+PCM8チャンネル | |||
備考 |
本体 HR20 328,000円 HR100 408,000円 HR200 468,000円 |
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FM-TOWNSUHRシリーズ HRは外観が従来の縦型から横型のタイプに変化した上に、大幅に性能アップしました。CXは386DX/16MHzでしたが、HRは486SX/20MHzになりました。メモリも標準で4MB(最大28MB)と大幅に強化されました。フロッピーが1.44MBに対応し、3モード対応になりました。 FM-TOWNSUHGシリーズ HGはCXの後継機種で外観がHRと同じ筐体になりました。CPUは386DX/20MHz(CXは386DX/16MHz)です。HG20、HG40、HG100の3モデル発売されました。フロッピーが3モード対応になりました。 FM-TOWNSUUGシリーズ UGはUXの後継機種でCRT一体型です。CPUは386SX/20MHz(UXは386SX/16MHz)です。UG10、UG20、UG40、UG80の4モデル発売されました。フロッピーが3モード対応になりました。 |
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11月 |
(米)サイリックス 486SXピン互換CPU発表(11月9日) 型名はCx486S2/50でインテルび486SX互換CPUです。倍クロックの技術を採用していて、486SX/33MHzに比べて約50%高速化されていました。 |
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11月 |
(米)インテル 486SL(20/25/33Mhz)発表 486SXの省電力タイプです。ノート型パソコンに採用されていました。 |
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12月 | エプソン PC-486P発表 | |||
CPU | 486SX/25MHz | |||
RAM | 1.6MB(最大14.6MB) | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD | 3.5インチ2HD*2ドライブ | |||
HDD | オプション(P2)/100MB(P2E) | |||
グラフィック | 640*400ドット*4096色中16色 | |||
サウンド | FM音源3重和音+SSG音源3重和音 | |||
備考 |
本体 P2 278,000円 P2E 368,000円 |
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30cm×30cmの超コンパクトタイプ
でした。ハードディスク搭載モデルでもフロッピーを2ドライブ標準装備していました。オプションのPKSKB(グラフィックアクセラレータボード)を装着することにより1024×768ドットの
表示が可能になりました。PC-486GR/GFの第3スロットと同じく、PC-486Pの第2スロットはローカルバス方式が採用されていました。PCSKBは第2スロットに装着します。 |
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12月 |
アップル 漢字Talk7.1発売
Macintoshの最新OSで、System7.0の日本語版です。英語版から遅れに遅れてやっと発売になりました。画面上のデザインも大幅に変化していますが、中身は同じOSと思えないくらい強化されています。また日本語版は英語版と違うOSと思えるくらい日本語に関する部分が強化されているので英語版から1年以上かかったのも納得できます。 |
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