パソコンの歴史1985年 | ||||
1985年 | 1月 | NEC PC-8001mkUSR発売(1月16日発表) | ||
CPU | Z-80A/4MHz(同等品) | |||
RAM | 64KB | |||
VRAM | 48KB | |||
FDD | オプション | |||
グラフィック | 640*200ドット*8色 | |||
フロッピー | FM音源3重和音+SSG音源3重和音 | |||
備考 | 本体 108,000円 | |||
なぜこんな中途半端なマシンを出したのかよく分かりません。
すでに「PC-8001」シリーズの役目は終わっておりNECのフルラインナップ路線は分かりますが、「PC-8001mkU」の後継機は必要なかったと思います。予想通り性能が同時発売の
「PC-8801mk2SR」
と被ってしまい、特徴を出せず陰にかくれて全く売れませんでした。 |
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1985年 | 1月 | NEC PC-8801mkUSR発売(1月16日発表) | ||
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CPU | Z-80A/4MHz(同等品) | ||
RAM | 64KB | |||
VRAM | 48KB | |||
FDD | オプション(model10)/5インチ2D*1ドライブ(model20) 5インチ2D*2ドライブ(model30) |
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グラフィック | 640*400ドット*モノクロ/640*200ドット*512色中8色 | |||
サウンド | FM音源3重和音+SSG音源3重和音 | |||
備考 | 本体 model10 168,000円 model20 213,000円 model30 258,000円 |
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待ちに待ったモデルチェンジでした。グラフィック
が大幅に高速化、サウンドも強化されました。発売と同時に爆発的に売れました。デモソフトが出来が素晴らしくて、そこで流れていたビバルディの「四季」が今でも頭の中に残っています。
このマシンの登場でNECは8ビットマシンでも他社を圧倒してします。この頃になると「PC-8801」シリーズと「PC-9801」シリーズ
で店頭売上の9割を超えるようになりました。 あと画期的だったのは一気に表示出来るカラー数が増えたことです。512色から8色選択出来るようになり表現力が大幅にアップしました。ただし今までのデジタルCRTでは8色までしか表示出来ないので、アナログCRTに買い換える必要がありました。 キーボードも改良されてキータッチも良くなり大変打ちやすくなりました。 |
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1985年 | 2月 |
日本IBM マルチステーション5540発表 「5550」シリーズの下位機種で形はサイコロのような形から普通のディスクトップダイプになりました。買える価格帯だったので、会社で5550を使っているかたに結構売れました。 |
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2月 |
ジャストシステム PC-9801シリーズ用ワープロソフト「jX-WORD太郎」発売 一太郎の前身となるワープロソフトです。
「PC-100」に添付していた「jx−WORD」から始まり、1984年末にIBMJX用に「jX-WORD太郎」が発売されました。それを「PC-9801」シリーズに移植したものです。 |
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1985年 | 2月 | 富士通、FM-11AD2+発売 | ||
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CPU | 68B09E/2MHz | ||
RAM | 256KB | |||
VRAM | 192KB | |||
FDD | 5インチ2HD*2ドライブ | |||
HDD | オプション | |||
グラフィック | 640*400ドット*16色中8色 | |||
サウンド | - | |||
- | ||||
「FM-11」シリーズ最後のモデルチェンジになります。資料がないので正確ではないですが、AD2からAD2+への強化点はメインメモリの倍増とフロッピーが2ドライブになったことだったと思います。
「FM-11」ユーザーだった私は注目していましたが、「FM-11」の存在は市場から忘れ去られていました。 |
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1985年 | 2月 | 富士通、FM-77L2/L4発売 | ||
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CPU | 68B09/8MHz | ||
RAM | 64KB(L2)/128KB(L4) | |||
VRAM | 48KB | |||
FDD | 3.5インチ2D*2ドライブ | |||
グラフィック | 640*400*モノクロ(L4)/640*200*8色 | |||
サウンド | 8オクターブ3重和音 | |||
備考 | 本体 L2 193,000円 L4 238,000円 |
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「FM-77」の新型で、400ライン
カードを内蔵してやっと登場です。しかし発売されるのが1年遅すぎました。8ビット機の市場は前月に発売した「PC-8801mkUSR」が圧倒的な強さを誇っており
「FM-77」といえども優位は崩せませんでした。 |
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1985年 | 2月 |
NEC PC-9801M3発売 「PC-9801M2」に20MBのHDDを内臓したタイプです。定価は838,000円もしました。 |
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5月 |
アスキー アスキーネットでパソコン通信試験サービス開始 業界に先駆けて始めたのですが、後にNECがPC-VAN、富士通
がニフティ・サーブで進出して来たので、資本力に圧倒されました。 |
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5月 |
MSX2規格発表
MSXの人気が今ひとつ盛り上がらなかったので、規格をアップさせました。しかしあまり話題にもならずひっそりと9月の発売をむかえます。私はどちらかと言えばシャープ派だったのですが、市場の9割近くをNECが独占している状態だったので盛り上がらなかったのも致しかたないと思います。 |
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1985年 | 5月 | NEC PC-98XAmodel1/2/3発売 | ||
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CPU | 80286/8MHz | ||
RAM | 512KB | |||
VRAM | 512KB | |||
FDD | オプション(model1) 5インチ2HD*2ドライブ(model2)/1ドライブ(model3) |
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HDD | オプション(model1/2)/20MB(model3) | |||
グラフィック | 1150*750ドット*4096色中16色 | |||
サウンド | BEEP音 | |||
備考 |
本体 model1 575,000円 model2 695,000円 model3 1,305,000円 |
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1150×750ドットというハイレゾモードを初めて搭載したパソコンです。漢字が24ドットで表示され非常に見やすかったのですが、問題はPC-9801シリーズのソフトが使用できなかった事です。
98の名称がついていますが、9801ではありません。XGA(1024×768ドット)が主流の現在、この解像度は郷愁をさそいます。 |
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1985年 | 5月 | コナミ アーケードゲーム「グラディウス」発売(5月29日発売) | ||
全部で7面ある横スクロールのシューティングゲームでした。自らパワーカプセルを集めて、自機の分身であるオプションを付け敵を撃破していきます。自機にオプションがつけられるという発想は当時ありませんでした。
1面 火山 2面 ストーンヘンジ |
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1985年 | 6月 | NEC PC-9801U2発売 | ||
CPU | V30/8MHz | |||
RAM | 128KB | |||
VRAM | 96KB | |||
FDD | 3.5インチ2DD*2ドライブ | |||
HDD | オプション | |||
グラフィック | 640*400ドット*4096色中8色 | |||
サウンド | BEEP | |||
備考 | 本体 298,000円 | |||
「PC-9801」シリーズで初めて3.5インチフロッピーを搭載したタイプです。
3.5インチが「PC-9801」シリーズに搭載されたということは今後の主流になるお墨付きをもらったようなものです。CPUはNECオリジナルで8086互換のV30です。コンパクトな本体でした
が、当時まだ640KB2DDでした。
この機種から「PC-9801」シリーズもアナログCRTの時代を迎えます。アナログCRTなないと4096色が表示できず、8色になってしまいます。 良いことばかりのようですが、VRAMを96KBに半減したことで作動しないソフトが多発して苦労しました。VRAMが192KB搭載していることを前提に製作されたソフトも多く、どのソフトが作動して、どれが作動しないのか分からずソフト会社に問い合わせていました。 |
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1985年 | 6月 | シャープ X1F発売 | ||
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CPU | Z-80A/4MHz | ||
RAM | 64KB | |||
VRAM | 48KB | |||
FDD | オプション(Model10)/5インチ2D*1ドライブ(Model20) | |||
グラフィック | 640*200ドット*8色 | |||
サウンド | 8オクターブ3重和音 | |||
備考 | 本体 Model10 89,800円 Model20 139,800円 |
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ノーマル「X1」の新型です。
フロッピーは「X1turbo」と同じ5インチに変更になりました。基本性能は初代「X1」と全く変化なしです。
さすがに初代から3年近くなると競争力がなくなってきました。ただHu-BASCIは強化されて、PAINT命令などは速くなっていました。 |
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1985年 | 7月 |
NEC PC-9801VM0/VM2発売 NEC PC-9801VF2発売 |
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CPU | V30/(8/10MHz) | ||
RAM | 384KB | |||
VRAM | 256KB | |||
FDD | オプション(VM0)/5インチ2HD*2ドライブ(VM2) | |||
HDD | オプション | |||
グラフィック | 640*400ドット*4096色中8色 | |||
サウンド | BEEP音 | |||
本体 VM0 298,000円 VM2 415,000円 |
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CPUは「8086」互換でNEC開発の「V30
」を搭載し、「PC-9801M2」の問題点であった、2DD/640KBのデーターを読めないことも解消しました。初代⇒F2⇒M2⇒VM2と第4世代目にしていくつかの問題点を解消し、この時点においてほぼ文句のないパソコン
に仕上がっていました。市場でも圧倒的人気を誇り、私も買いました。 「PC-9821」シリーズが発売される1992年秋まで約7年間PC-9801シリーズはVMを基本に発展していきます。CPUの高速化やメモリの増加はありますが、基本的にVMシリーズのアーキテクチャーを踏襲しています。
NEC PC-9801VF2 |
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1985年 | 8月 | ジャストシステム PC-9801シリーズ用ワープロソフト「一太郎」発売 | ||
日本のワープロソフトの歴史を変えた製品です。58,000円という価格の安さ、ATOKの変換効率のよさ、使いやすなど画期的でした。またFEPの「ATOK4」切り離し可能になったのも大変重宝しました。ソフトバンクやジャストシステムの営業の方が熱心に営業によく来ました。 ★よく一太郎が成功したのは58,000円という価格の安さが要因と言われていましたが、私の感想ではそれもあると思いますが、一番の成功要因は、営業の熱意だったと思います。当時販売店では「一太郎」なんて「jx-WORD太郎」の新型くらいしか認識がありません。そのままだったら数あるワープロソフトの一つだったと思います。しかし営業の方が何度も店に足を運び一太郎の使い方およびセールスポイントを説明しに来ました。それで初めて「一太郎」の性能のよさが認識されたのです。そのうち私を含め販売員もワープロソフトは「一太郎」が使いやすいと思うようになりました。当然薦めるのも自然に「一太郎」になりますし、多分これは日本全国同じだったんではないでしょうか?PC-9801シリーズがここまで普及したのも「一太郎」の貢献が大きいと思います。 ◆一太郎の誕生までの歴史 JS-WORD FEP(KTIS) NECのPC-100標準添付ワープロ JS-WORD2 FEP(KTIS 2) OEM供給でアスキーよりPC-9801専用で発売 jx-WORD太郎 FEP(ATOK 3) IBM JXとPC-9801の2タイプ発売 一太郎 FEP(ATOK 4) PC-9801専用で発売 |
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9月 |
任天堂 ファミリーコンピューターゲーム「スーパーマリオブラザーズ」発売
マリオブラザーズの続編で横スクロールのアクションゲームでした。私の周りの人間も狂ったようにやっていて、日本中が大ブームになっていました。
当時一部の販売店がと人気のないソフトと抱き合わせ販売をして問題になっていました。 |
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9月 |
各メーカーMSX2発売 5月に「MSX2」規格が発表され、9月にソニーを先頭に各メーカーから発売されました
が、メーカー数はMSXの時よりも減少しました。高級化されたのですが、そこには「PC-8801」シリーズ、「FM-77」シリーズ、「X1turbo」シリーズ
などの海千山千の強敵がいて激闘を演じていたのであまり売れませんでした。
その後、松下電器が1986年10月に「FS-A1」を29,800円で発売します。これにはさすがに驚きましが、結局またゲームマシンになってしまいました。 |
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9月 | NEC PC-8801mkUTR発売 「PC-8801mkUSR
」に外付けのモデム電話を搭載したタイプで、通信速度は300bps全二重です。5月にアスキーネットが開始されたりしていて、パソコン通信の夜明けが感じられました。
価格は288,000円でしたが、それにしても300bpsって今考えると・・・・ |
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1985年 | 9月 | シャープ MZ-2500シリーズ発売(9月下旬出荷開始) | ||
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CPU | Z-80B/6MHz | ||
RAM | 128KB(最大256KB) | |||
VRAM | 64KB(最大128KB) | |||
FDD | 3.5インチ2DD*1ドライブ(2511)/2ドライブ(2521) | |||
グラフィック | 640*400ドット*4色/640*200ドット*16色 | |||
サウンド | FM音源3重和音+SSG音源3重和音 | |||
備考 |
本体 MZ-2511 168,000円 カラーパレットボートで4096色から16色選択
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新商品を発表する前はメーカーさんが少しは内容を教えてくれます。しかし「MZ-2500」は8月19日にOh!MZ(通常17日発売ですが17日、18日が土日だったため)を読むまで全く知りませんでした。メーカーさんの怠慢だったのか、秘密だったのか?”火の鳥スーパーMZ”登場!と大特集を組んでいました。 性能は抜群に素晴らしくおまけに1ドット単位のスムーススクロールが出来るため、電波新聞社のゼビウスの出来はゲーセンと比べても遜色がありませんでした (カラーパレットボード装備した場合)。 パソコン移植版では「X68000」版よりも出来がいいのではないかと思います。私はゼビウスがやりたくてこのマシンを買ってしまいまいました。ゲームアーツのテグザーも 「MZ-2500」版は良く出来ていました。 デモソフトはAPSSカセットとフロッピーを標準装備していることもあってグラフィックと音声が連動したけっこう画期的なデモでした。 なにせカセットテープから直接音が出るのでパソコンの音声とは比べようもありませんでした。 漢字ROMは標準で内蔵していましたが、オプションで辞書ROMが発売されていて、内蔵するとBASIC上でも日本語を文節変換出来て、ROMなのでフロッピーをアクセスすることもなく大変高速でした。こんなに高性能なのに”火の鳥”にはなれませんでした。 |
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1985年 | 10月 | シャープ X1turboU発売 | ||
CPU | Z-80A/4MHz | |||
RAM | 64KB | |||
VRAM | 96KB | |||
FDD | 5インチ2D*2ドライブ | |||
グラフィック | 640*400*8色 | |||
サウンド | 8オクターブ3重和音 | |||
備考 | 本体 178,000円 | |||
ハード的にはX1turboと同じで、実質10万円に値下げです。もうこの
頃8ビットパソコン市場はPC-8801mkUSRに圧倒されていました。ボディカラーは薄いグレーとブラックがありました。 |
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1985年 | 10月 | 富士通 FM-77AV発売 | ||
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CPU |
68B09E/2MHz |
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RAM | 128KB | |||
VRAM | 96KB | |||
FDD | 3.5インチ2D*1ドライブ(AV1)/2ドライブ(AV2) | |||
グラフィック | 640*200*8色/320*200*4096色 | |||
サウンド | FM音源3重和音+PSG音源3重和音 | |||
備考 | 本体 AV1 128,000円 AV2 158,000円 |
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4096色同時表示のグラフィックがポイントでした。ソフトメーカーの悩み所でした過去の膨大な「FM-7/77」ユーザーを考えると互換を重視して4096色のソフトは作れません。しかしソフトメーカーにとっても4096色は魅力だったと思います。結局
「FM-77AV」専用にソフトは思ったほど発売されず、互換性を重視していました。まあユーザーの数が違いますからソフトメーカーにとっては当然の選択だったのでしょう。 |
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10月 |
NEC PC-9801シリーズ用MS-DOS Ver3.1日本語版発売 当時DOS対応のソフトはほとんど、ソフトの中に「MS-DOS
」がバンドリングされていました。このバージョンからバンドリングをマイクロソフトが認めなくなり、3.1発売後もバンドリングは2.11
のままでした。Ver3.1にしたい場合はユーザーが
自ら入れ替えていました。 |
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10月 |
NEC PC-9801VM4発売 「PC-9801VM2」に20MBハードディスクを搭載モデルです。
今までハードディスク搭載モデルはF3やM3など型番は3が付いていたのですが、フロッピーを2ドライブのままハードディスクを搭載したので4になりました。定価は830,000円です。 |
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1985年 | 11月 | (米)インテル 386DX(16Mhz)発表 | ||
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80286の後継CPUでi386とも呼ばれています。レジスタが32ビットに拡張されて、マルチタスク機能も追加されました。8086や80286上のアプリケーションソフトを複数同時に作動させることのできる「仮想86モード」が搭載されました。実際に「仮想86モード」を体感するには「MS-Windows386」が必要でした。 1989年に486DXが発売されるまで386DXは32ビットパソコンの世界を席巻していきました。1980年代中ごろ日本の半導体メーカーに押されていたインテルをここまで巨大企業にすることができたのはDRAMの生産から撤退し、386DXをはじめCPUの開発・生産に特化したからだと言われています。 |
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1985年 | 11月 | 日本電気 PC-8801mkUMR/FR発売(11月8日発表) | ||
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CPU | Z-80A/4MHz(同等品) | ||
RAM | 64KB(FR)/192KB(MR) | |||
VRAM | 48KB | |||
FDD | オプション(FRmodel10)/5インチ2D*1ドライブ(FRmodel20) 5インチ2D*2ドライブ(FRmodel30) 5インチ2HD*2ドライブ(MR) |
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グラフィック | 640*400ドット*モノクロ/640*200ドット*512色中8色 | |||
サウンド | FM音源3重和音+SSG音源3重和音 | |||
備考 | 本体 FR model10 99,800円 model20 148,000円 model30 178,000円 MR 238,000円 |
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MRのフロッピーが1MB対応になりました。ただMRで320KBモードで記憶するとFRで読めないことがある
事をいちいち説明しないといけないのが、大変面倒だった記憶があります。まだこの頃はFRの方がよく売れていました。当初PC-8801シリーズのユーザーには1MB
のメリットはあまりなかったからでしょう。しかしモデルチェンジを重ねるごとに比重は1MBモデルに移っていきました。 |
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1985年 | 11月 |
(米)マイクロソフト MS-Windows1.0を出荷(発表は83年11月)
開発に2年かかりました。今から信じられないですが、フロッピーでも作動しました。ただMS-DOSとMS-Windowsを起動するとその時点でメモリが残りわずかになり、アプリケーソフトを動かすどころじゃなかったです。ウィンドウなので窓のはずですが、メモリ節約のため複数の画面を重ねる事が出来ませんでした。タイル配列で複数のウィンドウをタイルのように並べて表示していました。2つ窓を起動すると画面が2分の1になります。この時点では全く実用的ではなかったんですが、後に
バージョンアップを重ね莫大な利益をマイクロソフトにもたらすことにな
ります。 |
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11月 |
管理工学研究所 リレーショナルデータベース「桐」発売
この頃すでにワープロ、表計算、データベースが3種の神器と呼ばれていました。しかしデータベースの中のリレーショナルデータベースはdBASEやR・BASEしかありませんでした。
これはソフトを使うというよりは、プログラムを組むような感覚でとても難しかったのです。そこでパワーユーザーでなくても使えるリレーショナルデータベース
発売の要望に答え「桐」が発売されます。 |
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1985年 | 12月 | セガ アーケードゲーム「スペースハリアー」発売(12月10日発売) | ||
筐体が動くなんてそれまでのゲームでは考えられませんでした。その後、アウトラン、アフターバーナーU、ギャラクシーフォースなどで大人気
となるセガ体感シリーズの第一弾です。 全部で18面あったんですが、すぐ死んでしまうので数面しか見たことなかったんですが、レーザーディスクで18面をクリアーする映像を見て初めてゲームの内容が分かりま した。1987年にX68000に移植されたのですが、背景の雰囲気がかなり違いました。 |
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12月 |
コンパック ニューヨーク証券取引所に株式上場 |