パソコンの歴史1984年
1984年 1月  (米)アップル Macintosh発表

CPU  68000/8MHz
RAM  128KB
VRAM  メインメモリ兼用
FDD  3.5インチ400KB*1ドライブ
HDD  オプション
グラフィック  512*342ドット
サウンド  4音声同時出力、サンプリング22MHz
備考  -
  いわゆるMacintoshシリーズの元祖ですが、Lisaの血を引いています。日本の市場で のデビューは価格が高く、漢字入力が出来ず、カラー全盛期にグレー調の画面 だったのであまり売れませんでしたが、一部のマニアには圧倒的評価を得ていました。 あと日本に住んでいる外人さんには良く売れました。これしか買わなかったといっても過言ではありません、説明するにも外人さんの方がはるかに詳しかったので接客不要でした(笑)。 付属ソフトが他の8086マシンと比べて数世代先を行っている感じでした。 すぐに愛称は「マック」と呼ばれるようになりましたが、外観がマクドナルドのビッグ・マックに似ているからだという話ですが本当だったんでしょうか?
 
1984年 2月  富士通 FM-11AD2/BS発売(2月15日発表)

CPU  8088/8MHz(BS)
 68B09/2MHz(AD2)
RAM  128KB(AD2)/256KB(BS)
VRAM  192KB
FDD  5インチ2HD*1ドライブ(AD2)/2ドライブ(BS)
HDD  オプション
グラフィック  640*400ドット*16色中8色
サウンド  内臓
備考  本体 AD2   298,000円
           BS  398,000円
 
 FM-11のNEWモデル、フロッピーが320KBから1MB に強化されました。当時私はADを持っていたため、新製品発表会の時ADのDのフロッピーを別売で1MBのフロッピーに入れ替え出来るか質問したら、あっさり「出来ません!」と言われショックを受けました。今考えると当たり前なんですが・・・
 AD2はマルチタスクOSのOS-9を標準で装備していました。BSはOSが何故かMS-DOSではなくCP-M/86でした。その上で作動するエイセルのワープロソフト「JWORD」が標準添付でした。エイセルのJWORDはFM-11の中では最強のワープロでした。
 
1984年 3月  (米)マイクロソフト MS-DOS Ver2.11発売
3月  NEC 8088互換V20/8086互換V30を発表

 インテルの8080や8086のセカンドソースとしての生産が認められていたNECですが、8088や8086と互換性のあるオリジナルCPU 「V20/V30」を開発します。更に「V40、V50、V60、V70」の開発を予告したため、これにはインテルが黙っていませんでした。 インテルはNECがマイクロコードを不正に使用していると非難します。NECは逆にVシリーズのマイクロコードはインテルの著作権を侵害していないと提訴し、訴訟合戦に発展しました。
 結局1989年に「NECはインテルのマイクロコードの著作権を侵害していない」と判決が下りますが、5年間はNECには余りにも長く、この間にインテルが32ビットCPU市場においても圧倒的シェアを築いた後でした。その後NECとインテルは1989年末に和解しますが、和解の条件として、NECは今後インテルの互換CPUを開発しないという屈辱的なものでした。
 

3月  日本電気 パソコン出荷累計100万台突破
4月  キヤノン販売 Macintoshの販売開始

 
アップルジャパンとキヤノン販売の提携は1983年10月に発表され、それまで供給が不安定だったアップル製品も安定しました。キヤノン販売は、日本におけるアップル製品の販売の大変貢献にしています。現在でもアップル製品は一部を除き各販売店はキヤノン販売 、ダイワボウ情報システム、加賀電子などのディストリビューターを通して仕入れています。
 
1984年 5月  富士通 FM-77発売

CPU  68B09/8MHz
RAM  64KB(最大256KB)
VRAM  48KB
FDD  3.5インチ2D*1ドライブ or 2ドライブ
グラフィック  640*200ドット*8色
サウンド  8オクターブ3重和音
備考  本体 D1  198,000円
           D2  228,000円

 

 セパレートタイプでFM-7の上位機種です。なぜオプションの400ライン カードを標準で搭載しなかったのか大変疑問でした。もし発売時に標準で装備していたらPC-8801mkUに圧勝出来たのにと思ったものです 。400ラインを持たなかったので高級なゲームマシンで終わってしまいました。
 
1984年 5月  富士通 FM-NEW7発売

CPU  68B09/8MHz
RAM  64KB
VRAM  48KB
FDD  オプション
グラフィック  640*400ドット*8色
サウンド  8オクターブ3重和音
備考  本体 99,800円
 外観は全く同じで、価格が約3万円下がっただけです。当時のうわさで内部は変えてあり 、速度が速くなっているという話がまことしやかに伝えられていましたが、やはりガセネタでした(笑)
 
1984年 5月  日立 MB-S1発売

CPU  68B09E/1MHz./2MHz
RAM  48KB
VRAM  48KB
FDD  オプション
グラフィック  640*400ドット*モノクロ/640*200ドット*8色
サウンド   8オクターブ3重和音
備考  本体 10 128,000円
     20 178,000円
 さすが技術の日立製作所というぐらいの超高性能8ビットマシンだったのですが、悲しいかな 流通ソフトがほとんど無かったためあまり売れませんでした。 グラフィックの速さは8ビットマシンの中で最速だったと思います。モデル20は漢字ROMとワープロソフトを搭載していました。FM-11と共にOS-9が使用できることで一部のマニア層には人気がありました。
 
1984年 5月  シャープ MZ-1500発売(5月9日発表)

CPU  Z-80A/3.58MHz(相当品)
RAM  64KB
VRAM  24KB
記憶装置  128KBクイックディスク*1
グラフィック  320*200ドット*8色
サウンド  8オクターフ3重和音
備考  本体 89,800円
 MZ-700シリーズの新型です。一番の特徴は記憶装置にクイックディスクを搭載 していました。これは任天堂ディスクシステムと同じ メディアなんですが、ディスクなのにランダムアクセスが出来ませんでした。また両面で128KBのため裏返す必要がありました。5月9日に新製品発表会 があったのですが、dB-SOFTのフラッピーをシャープの社員の方たちが、夢中になってやっていたのが印象的でした。 新作ソフトの予定表にゼビウスが載っていたのですが結局発売されたのでしょうか?見た記憶がありません。
 
1984年 5月  シャープ X1Cs/Ck発売(5月9日発表)

CPU   Z-80A/4MHz
RAM   64KB
VRAM   48KB
FDD   オプション
グラフィック  640*200ドット*8色
サウンド  8オクターブ3重和音
備考  本体 Cs  119,800円
     Ck 139,800円
 
 MZ-1500と同時発表でした。X1Cのマイナーチェンジで、前モデルのCタイプは拡張機能がオプションだったため、何を拡張するにも拡張BOXが必要でした、それを解消したのがCsです。Ckは漢字ROM搭載モデル で、kは漢字のkです。
 
1984年 5月  シャープ MZ-6500発売(5月9日発表)

CPU  8086/8MHz
RAM  512KB
VRAM  192KB
FDD  5インチ2HD*1ドライフ(MZ-6545)/2ドライブ(MZ-6541)
HDD  オプション(MZ-6541)/10MB(MZ-6545)
グラフィック  640*400ドット*8色
サウンド  8オクターブ3重和音
備考  本体 MZ-6541  650,000円
           MZ-6545 998,000円
 
 MZ-5500シリーズの上位モデルです。クロック数のアップ、本体の容量アップ、フロッピーの容量アップ、ハードディスク搭載モデルの追加などです。しかしもはやパソコンとは呼べないような価格設定だったため、店頭では売れませんでした。シャープも個人への販売はあまり考えていないようでした。どとらかと言えばオフコンに近い感じでした。
 
1984年 6月   (米)モトローラ 68020発表

 68020は68000を高機能化、高速化したタイプです。キャッシュを内臓して、内部処理32ビット、外部処理32ビットの完全32ビットCPUです。インテルの386DXよりも1年以上早く発表されたのですが、この頃には8086系が市場のスタンダードになっていました。1987年MacintoshUに採用されました。
 

6月  ソニー SMC-777C発売

CPU  Z-80A/4MHz
RAM  64KB
VRAM  32MB
FDD  3.5インチ1DD*1ドライブ
グラフィック  640*200ドット*4色/320*200ドット*16色
サウンド  8オクターブ3重和音
備考  本体 168,000円

 

 SMC-777にオプションのカラーパレットボードを標準添付したタイプ です。キーボードがカチャカチャと硬かったイメージがあります。ソニーの研修会に行って勉強しましたが、 OSはCP/Mですがその上でソニー・ファイラーが起動しているためOSを意識することはありませんでした。HiT・BiTというMSXと同じ名称がついています。 付属ソフトがたくさん添付していてゲームにチョップリフターや倉庫番などがあったと記憶しています。ボディカラーはSMC-777はブラックだったのですが、明るいグレー に変わりました。

★整理していたらこんなのが出てきました。1984年当時のSONYの販促品です。シールになっていて展示什器やSMCシリーズ、MSX本体に貼り付けるのです。2ヶ所の虫食いは当時使用したの だと思います。松田聖子は当時人気絶頂だったので、パソコンと全く縁のなさそうな中高生に「ポスターちょうだい!」とよく言われました。
1984年 8月  (米)IBM PC/ATを発表

CPU  80286/6MHz
RAM  256KB(068)/512KB(099)
VRAM  -
FDD  5インチ2HC*1ドライブ/2ドライブ
HDD  オプション(068)/20MB(099)
グラフィック  640*350ドット*64色中16色/320*200ドット*256色(EGA)
サウンド  -
備考  
 IBM PC/AT パソコンの登場で、この規格が今後の世界標準になります。ちなみにATとはアドバンスド・テクノロジーズ頭文字です。ここで採用された拡張スロットは16ビットに拡張されATバスと呼ばれ現在でもISAバスとして引き継がれています。CPUも80286を採用し大幅にスピードアップが図られています。フロッピーも2HC (HDではない)と大幅に容量アップしました。
 グラフィック規格はCGAの上位規格EGA(エンハンスド・グラフィックス・アダプター)も発表されました。640×350ドット×64色中16色、320×200ドット×256色でCGA,MDAと上位互換がありました。
 
8月  (米)マイクロソフト MS-DOS Ver3.0発売

  IBM PC/AT用に開発されたOSです。 ATが新しく取り入れた規格をサポートしています。ATバスや80286対応、1.2MBフロッピーサポートなどが強化点です。
 

1984年 9月  NEC PC-9801F3発表

CPU  8086/8MHz
RAM  128KB
VRAM  192KB
FDD  5インチ2DD*1ドライブ
HDD  10MB
グラフィック  640*400ドット*8色
サウンド  BEEP音
備考  本体 758,000円
 PC-9801F1にハードディスク搭載したモデルです。価格が高すぎて 店頭ではではほとんど売れませんでした。 しかしPC-9801シリーズにハードディスクが搭載されたことで、夢のまた夢と思っていたハードディスクが少し近づいてきました。年末にかけて外付のハードディスクを発売するメーカーが出てきました。しかしまだとても買えるような価格ではありませんでした。
 
1984年 10月  日本IBM IBM PC/JX発売(10月29日発表、即日出荷開始)

CPU  8088/4.44MHz
RAM  128KB
VRAM   32KB
FDD  3.5インチ2DD*2ドライブ
HDD   オプション
グラフィック  720*512ドット*モノクロ/640*200ドット*16色
サウンド  8オクターブ3重和音
   JX1/JX2/JX3/JX4の4モデル(写真はJX4)
  出荷開始は10月29日からだったのですが、大々的にデビューしたのは11月23日でした。前日は売り場にJXコーナーを設営するのに夜遅くまで残った記憶があります。そして11月23日「それでは登場してもらいます! ミスターJX!」という掛け声と共に東京、大阪など数ヶ所のイベント会場で 大々的デビュー飾りました。
 大型ショップには日本IBMは、JXギャルを派遣して販売に力を入れていましたが、この性能では苦しいものがありました。ちなみにJXギャルは真っ赤なクリスマスのサンタのようなコスチームでした。当時私のいた店にも来て もらってましたが、美人が多かったので、何故か昼食時になると他の売り場の男性社員が昼食を誘いに来ていました(笑)。日本IBMもかなり力を入れていたみたいで、日本IBM(日本IBM販売だったかも)の社員が店頭応援に来てくれていました。こちらの方が変に恐縮してしまった事を思い出します(今も一流企業ですが、当時は”ビッグブルー”と畏敬の念をもって呼ばれる雲の上の存在の会社でした)。
 それにしても世界のIBMなのだから、もっと日本の市場を研究して開発してほしかったです。アメリカでは80286搭載のPC/ATを8月に発売し、日本にも5550という素晴らしいパソコンがあったのに、 なぜ利用しなかったのでしょうか?アメリカで失敗したPCjrに日本語機能を付けても売れる分けないのは明らかだったと思います。イメージキャラクターはなぜか森進一でした。売場で♪ああー人生はー♪と森進一の演歌をカセットテープで流していましたが、パソコンとイメージが合いませんでした(笑)
 
1984年

11月

 シャープ X1turbo発売(10月2日発表、出荷開始11月2日)

CPU  Z-80A/4MHz
RAM  64KB
VRAM  48KB(model10)/96KB(model20/30)
FDD  オプション(model10)/ 5インチ2D*1ドライブ(model20)/2ドライブ(model30)
グラフィック  640*400ドット*8色
サウンド   8オクターブ3重和音
    本体 model10  168,000円
           model20 248,000円
           model30 278,000円

 漢字ROM標準搭載
 10月2日マスコミや販売店向けに新製品発表会が大阪の東洋ホテルであったのですが、パソコンサンデーでおなじみのDrパソコンが来ていました。 グラフィックが640×400ドット×8色に強化されたのが最大の強化点でした。X1のソフトは当然すべて使用できました。CRTが信号を判断してX1モードの時は自動的に640×200ドットになりました。
 Hu-BASICも改良され大幅にグラフィックが高速になっていて、400ラインになったことで 、本格的なワープロソフトが発売になり、人気はキャリーラボの「JET-X1turbo」や東海クリエイトの「ユーカラ」 でした。
 X1シリーズはいいプリンタがなくて困っていたのですが、NECのPC-PR201系が使用できるようになり、販売が大変楽になりました。BASICも含めソフト的に対応させていました。湖に恐竜が出てくるデモ ソフトがあったのですが、久しぶり見てみたい気がします。
 
1984年 11月  NEC PC-9801M2発表

CPU  8086/8MHz
RAM  256KB
VRAM  192KB
FDD  5インチ5HD*2ドライブ
HDD  オプション
グラフィック  640*400ドット*8色
サウンド  BEEP音
   本体 415,000円
 フロッピーを2HD強化して待ちに待った登場でした。 ただ残念なのは640KBをサポートしていなかったため、PC-9801F2で作成したのデータを読むことが出来ませんでした。 F2用のソフトやで作成したデータを使用する場合外付のFDDを買うしかありませんでした。それがダメならソフトを2HDに買い換えるしかありません(ソフトの多くはコピーガードがかかっていました)。困った方も多かったと思います。 しかしそんな事は物ともせず快調に売れました。
 なぜ継続性を重視するNECが継続性を無視してまでフロッピーを2HDにしたのかは、翌月に発売された富士通のFM-16βの開発情報をキャッチしたからだという噂が有力でした。
 
1984年 11月  NEC PC-6001mkIISRを発表

CPU  Z-80A/3.58MHz(同等品)
RAM  64KB
VRAM  メインメモリ兼用
FDD  オプション
グラフィック  640*200ドット*15色中4色/320*200ドット*15色
サウンド  PSG3和音+FM音源3和音+音声合成
備考  本体 89,800円
 グラフィックとサウンドを大幅に強化しました。同価格帯のMSXより性能がよかったためコンスタントに売れていました。しかしパソコンの需要は高性能機に移ってきていたため往年の人気はありませんでした。
 
1984年 11月  NEC PC-6601SR発売

CPU  Z-80A/3.58MHz(同等品)
RAM  64KB
VRAM  メインメモリ兼用
FDD  3.5インチ1DD*1ドライブ
グラフィック  640*200ドット*15色中4色/320*200ドット*15色
サウンド  PSG3和音+FM音源3和音+音声合成
備考  本体 155,000円
 PC‐6001mkUSRにフロッピーを内蔵させたタイプです。MrPCとか六本木パソコンなんて愛称がありました。MrPCはまだしも、なぜ六本木パソコンだったのでしょうか?ただホビーマシンにしては高価だったことで、あまり売れた記憶がありません。キーボードがワイヤレスになっていました。ボディカラーはワインレッドとブラックでした。
 
11月  (米)マイクロソフト MS-DOS Ver3.1発売

 MS-DOS Ver3.0にMS-Netorksをサポート してバージョンアップしました。しかしまだこの頃はアメリカでもパソコンの世界においてはネットワークなんて夢の世界でした。まして日本では「ネットワークって何?」という時代でした。
 

1984年 12月  富士通 FM-16β発表

CPU  80186/8MHz
RAM  256KB(SD)/512KB(FD/HD)
VRAM   192KB ?
FDD   5インチ2HD*2ドライブ(SD/AD)/1ドライブ(HD)
HDD  オプション(SD/FD)/ 10MB(HD)
グラフィック   640*400ドット*16色中8色 ?
サウンド  -
備考  本体 SD  350,000円
     FD 425,000円
     HD 750,000円
 
 超高性能だったのですが、 直前にNECがPC-9801M2を発売したのであまりインパクトはなかったです。発売から2年経過したPC-9801シリーズはすでに圧倒的な強さを誇っていました。この期におよんでOSにCP/M-86を採用したのも失敗です。市場はMS-DOSがほほ主流になっていました。
 CPUに採用されたのは80186(80268ではないです)ですが、インパクトを与えるのならなぜ80286を採用しなかったのかという ことも疑問に残ります。
 
1984年 12月  ジャストシステム IBM JXシリーズ用ワープロソフト「jX-WORD太郎」発売

 NECの「PC-100」用に開発された「JS-WORD」に改良を重ね、IBM JX用「jx-WORD太郎」として登場します。IBM JX専用ということもありあまり注目を浴びませんでしたが、すぐに「PC-9801」シリーズに移植され、バージョンアップをして「一太郎」に 発展していきます。「jx-WORD太郎」発売時は変なソフト名だなあ!くらいにしか思っていなくて、後に大ヒットするなんて思ってもみませんでした。 しかし実際は編集画面分割や複合連文節変換のATOK3など最先端の機能を搭載していました。

★ATOK(エイトック、エートック)って何の意味かご存知ですか?調べてみるとAutomatic Transfer Of Kana-kanji(オートマチック トランスファー オブ カナ-カンジ)だそうです。
 
-  (米)デルコンピュータ(現デル) テキサス州オースチンに創業

 マイケル・デルが1984年に創設し、世界で初めてユーザー直販制度を採用したコンピュータメーカーです。その後1990年代初めの不振な時期を除き一貫して急成長を続けます。デル方式を採用して注文を受けてから生産を開始するため、在庫を持ちません。このため部品の価格変動にもすぐ対応出来、圧倒的価格競争力を誇っています。現在は世界一の生産台数をHPと競っています。
 

HOME⇒