FISHER, I., TYPED LETTER SIGNED A memographed letter from Fisher (recto only,21× 28cm) I・ フィッシャーのタイプ(印刷?)手紙。 あて先は、Dear Sirとのみ。日付なし。 限界効用測定の統計的方法について、R.フリッシュの同様論文に発表の優先権があることを認めた手紙。 米国の古書店で、‘A Statistical Method for Measuring Marginal Utilityó and Testing the Justice of a Progressive Income Tax’の論文に添付されて売出されていたもの。この論文自体は、クラーク記念論文集(“Economic Essays: Contributed in Honor of John Bates Clark”)にも入っており、論文集はすでに所蔵していたが、手紙付とのことで食指が動いた。 実物が到着してみると、手紙というより論文の抜き刷りに添えた送り状のようである。文面は印刷のようだし、サインも手書きと断定できない。印刷された文面でもサインは自筆の場合が多いと思うのだが、これはどうも印刷くさい。サイバーカタログの記述が簡単だったので、古書店に詳細を問い合わせてはいたのだが、具体的なことを書かずにあいまいな返答であった。レターヘッドあり(住所はエール大学だった)とあったので、まあ大丈夫と思って発注したのだが。
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