ケンブリッジ(米)


 
 ボストンの中心部から地下鉄で15分、ハーバード・スクェア駅に着く。地上に上がれば、駅名のとおり都留重人氏の随筆でおなじみのハーバード・スクェアである。ハーバード大学案内書があったので、日本語の「一人で歩くハーバート」なるパンフレットを買って、大学内を見学。

古本屋巡りが主目的なので「経済学紀行」の内容に乏しいです。写真を少し載せておきます。大学の周辺にはさすがに、本屋が多かった。その後、MITにも廻ったが、ここには古書店らしきものは、見あたらなかった(見つけられなかった)。

 



下の写真がハーバート大学の門。



下は、同大学ワイドナー図書館。シュンペーターがこの前で撮った写真がある
例によって、見苦しいものはボカシがかけてあります。




 下:アメリカのおけるケインズ革命の震源地となったリッタウアー行政大学院(と思うが、記憶の素となった写真を載せた本が見つからないので未確認)


下:MIT



(旅行は1997年で、古い情報ですので参考にされる場合はインターネット等でご確認下さい)

 

NY,ボストンの古書店

 

まだインターネットの普及していない頃だったので、本屋の所在地を調べるのにアメリカ領事館の図書館に行き、電話のイエローページを閲覧し、古本屋の所を複写してきた。それに比べれば、現在のなんと便利なことか、自宅でパソコンに向かって座れば、大抵の情報は手に入れられる。

NYのストランド書店は、本棚の長さ8マイルと豪語する(現在は18マイルと称しているようだ)だけあって、倉庫のような大きな空間に天井まで本棚の列が続いている。かなり本を買ったので送付を依頼したところ、発送用紙をくれた。住所を日本語で書いて、JAPANと追記して渡したら、店員が英文字で書けという。コピーが顧客名簿となっていて、後でカタログでも送ってくれるのかと思ったが、そんなことはなかった。以後はどの店でもアルファベットで発送状を書いた。

当時は、2階にも店舗があり、ここは少し高級な本が置かれていた。ストランド書店はブロード・ウェイと 12thストリートが交わる所にあるから、地図を見てアクセスすれば、すぐ解る。近くにも何軒か小さな古書店があった。

ボストンでは、ハーバートの周りに大きな古書店があったが、特に記憶しているのは、

McINTYRE MOORE Booksellers (ハーバード・スクエアにある。住所は、8MT AUBURN ST Cambridge, MA  となっている。)である。

かなり大きな店で、本をカウンターに持って行ったら、物差を持ち出して来て何か言っている。買った本の高さが、これを越えると割引するということらしい。この店とは、その後もネットで何回が取引している。

 

ボストンの旧市内にも、さすがアメリカでは古い都市だけあって、高級店が幾つかあった。市内で古書店からもらった古書店地図をアップしておきます。

 ボストン古書店地図

 

アメリカでは、大きな古書店は大抵、入口にロッカーが置かれ荷物と外套等が預けられて便利である。本屋の方は万引き防止が目的だろう。ロッカーがない場合でも、入口で荷物を預かってくれるというか、預けさせられる所がある。預かり札としてトランプのカードを呉れた所もあった。どうもこのシステムはアメリカ以外には知らないが、本を落着いて探すには便利である。

写真はストランド書店




 

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