写真 夏のレイク・ルイーズ・スキー場
写真 シマリス
Y.エメラルド・レークとバージェス山
レイク・ルイーズから約20kmほど国道1Aをドライブすると、そこはヨーホー国立公園となる。ヨーホー
とは先住民の言葉で「驚異・畏怖」を表している。カナディアンロッキーの「表銀座」であるバンフやレイ
ク・ルイーズ周辺とは異なり、ここは本当に自然の意味を知り,自然を愛しているハイカーやクライマー達
が訪れる場所となっている。交通の便がないためか日本人旅行客は見られなかった。
エメラルド・レイクはレイク・ルイーズと同じエメラルドグリーンの湖水をたたえているが、その色は深
みを帯び,もっとのどかで暖かみを感じた。これもあまり観光化されていないためかもしれない。湖にたっ
た一軒あったボート屋でボートを借りて夕方のレイクに漕ぎ出すと、バージェス山が目の前に迫ってきた
(写真10)。
バージェス山は、生物進化のところで”生物Uの教科書”にも登場する古生代カンブリア紀のアノマロカ
リス,ピカイア,オパビニア,ハルキゲニアなどバージェス動物群の化石を産出した山である。この山一帯
は許可なく個人で立ち入ることが禁止されているので残念ながら登ることはできない。そこで国道近くある
ビジターセンターで化石や資料を見て帰ることにした。