哲っちゃんのハチロク日記
第三号
98/3/28発行
4.5AG載せたらどうなった?!
待ちに待った3月13日の金曜日、車が帰ってくる予定日がやってきた。仕事をしながらも頭はその事ばかり考えている。もう「ぽんぽん船」などとは言われないはずだ。
仕事もそこそこにリボルバーへ電話をしてみた。
「もしもし、ハチロクどうですか」
「ああ、後ろでカラカラいうてますよ」
「えっ?!カラカラって・・」壊れたんだろうかという不安がよぎる。
「なんかあったんですか」
「いや、順調にエンジンまわってるよ」
ふう。よかったぁ。
「大丈夫ですか、今日取りに行っても」
「ノープロブレムです」と言われた。
いやっほぅ!!もう、ウキウキである。
仕事が終わるなり早速、車を取りに向かった。おお、外見は変わらないがなんとなく前とは違う雰囲気でハチロクが佇んでいる(そう見えるのは多分私だけである)。
エンジンルームを開けてみる。おお、前と比べ物にならないほどきれいになっている。
「ずっとエンジン回しとって問題なかったから、ちょっと走ってきてみたら」と言われた。
よっしゃぁ。ちょっとドキドキしながらセルを回す。ギシュッ、ギシュッ、ヴォンッ、と前とは明らかに圧縮が上がった音をたててエンジンが目覚めた。水温は少し高い(86℃位)が安定している。アイドリングもヘッドだけやった時より少し下がり、1200rpm位でなんとか回っている。
そろそろとクラッチをつなぎ走り出した。おお、下の方から何と言うトルク。ノーマル以上だ。ヘッドは基本的に前と同じなので、これはやはり排気量アップの効果である。
ならしをしないといけないのであまり回せないが3000rpm位まででも十分走る。街乗りスペシャルとしてこれは嬉しい。
リボルバーで「水とノッキングだけは気を付けといて」と言われた。 帰りに高速の乗り口でアクセルを踏み込んで行くとなんかカリカリというかチリチリというか変な音が響いている。これはもしやノッキングではと思い丁寧にアクセルを踏みものすごくゆっくり高速を走った。
高速を降りて電話して「こんな音がするんですけどノッキングですか」と聞いたら「ノッキングです。やばいんでデスビをちょっと回して」と言われた。 とりあえず家に帰り、ドライブしたかったがその日は寝た。
次の日、セッティングをしようと外に出たら風が吹いて寒い寒い。それにもめげずさあセッティングだ。燃料も少し薄いだろうと思い5.4%アップから23%アップへと大幅に増やした。(コンピュータのスイッチが有る。こんなもんだろうといういいかげんな増量)
これで走ってみるがやはりノッキングは直らない。点火時期を少し戻そう。寒いのでずぼらをこいて、何も考えずに長いメガネレンチを突っ込んでボルトをおりゃおりゃと緩めていたらいきなり「ボンッ!!」と思いっきり火花が飛んだ。エンジンがストンと止まった。おわぁ?!なんじゃぁ??壊れたかぁ?!どうもメガンエレンチの柄がバッテリーの+端子に当たったらしい。
恐る恐るエンジンをかけてみる。ギシュギシュヴォン!おお、よかったぁ。やばかったっす、やばかったっす〜。やはりずぼらはいけません。というわけでとりあえず点火時期を戻して走ってみました。
おお、かなりいい感じですぅ。私の感じる限り(あまりあてにならない)ノッキングもしていないようだ。
というわけで、今は全開にした時のことを勝手に想像しニヤニヤしながら、地道にならしを行っている最中です。(約1000km走りました)
とりあえず次は、全開にしたときのセッティング(微調整)のために、APEXのスーパーAFCが欲しいとたくらんでおります。(果たしてノーマルのインジェクターで燃料が足りるのだろうか?)
次はたぶん「さあ全開だ!」です。
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