思い出のゲーム達

 BABELがプレイしてみて面白かったり印象深かったゲームとその思い出を書き綴るコーナーです。ハッキリ言って趣味の駄文(笑) ちなみにこのコーナーではパソゲーに限らずコンシューマー、ボードゲームも取り上げていきます。



ゲームリスト(50音順)

 新着情報 

 あ行 

IJN (ボードゲーム) 2000/5/24

 俺が初めてプレイしたボードゲーム。タイトルはImperial Japanese Navyの略称。ここから想像のつくようにいわゆる太平洋戦争の海戦モノ。1艦1ユニットで主にソロモン近辺の海戦を取り扱ったゲームだ。格別優れたゲームという訳では無いが割とプレイしやすく馴染みのある艦艇が多いのでとっつきやすいのが特徴だ。それと保護水準値というシステムが導入されていて許容しうる損害を超えると「負け」になったり行動を縛られたりするんで、それなりに考えないと勝てないゲームやった。

 あ、そうそうこのゲーム障害地形としてサボ島がついてるんやがコレを利用したお笑いミニゲーム「サボイバル」が雑誌に掲載されていた事がある。いわゆるサバイバルモノなんやけど日米とも2〜3名ほどが漂着。味方が救助に来るまでジャングルで生き延びねばならない。その為には食料(トカゲや毒蛇等)を集め敵(味方にも^^;)にも気をつけなきゃいけないというゲーム。実際にプレイしてみると食料を手に入れた瞬間に味方に射殺されたり酷い展開になりがちで大いに笑えるゲームやった。

悪の帝国 (カードゲーム) 2000/9/17

 ボードゲームが廃れ始めた頃、お手軽なカードゲームが流行った時期がある。現在流行ってるデッキがどうのこうのとゆ〜タイプではなくトランプのようなものだ。代表的な作品としては「モンスターメーカー」や「タンクハンター」などだろうか(「NAVAL WAR」とか叫ぶ人は更に古い人やと思う^^;)。

 ヒットした原因はいろいろとあるが「場所をとらない」「短時間で遊べる」「ルールが簡単で参加者を集めやすい」「ゲームそのものが安い」などボードゲームが抱える欠点を解消し、ちょっとした暇潰しに使えるのが良かったのだろう。

 しかし、一つヒットすれば追随する作品が多々でるのは致し方ないところ「モンスターメーカー」もどきが大量にあふれかえり、たちまちのうちに玉石混合状態となったが、そのうちの一つが「悪の帝国」だ。

 いわゆる特撮ヒーローやアニメネタをかき集めたような作品で、各プレイヤーは世界征服を目指してプレイする訳だ。多少お笑いにウエイトを置くゲームゆえに大マジな作戦よりも「幼稚園バス乗っ取り」の方がポイントが高いなど実にツボを押さえたつくりやった。

 ただ残念な事にルールがいまいちで盛り上がりに欠けるトコがあったんで我々友人間で「他のプレイヤーにも戦闘員や強化カードをつける事ができる」なんてローカルルールを作ったらコイツが大ヒット。もともとのネタの選び方が良かったのも幸いし、ちょっとした暇があると軽く遊んだりするゲームとして長らく愛用したのであった。

インクレディブルマシーン (FM-TOWNS等) 2000/12/28

 いわゆる洋モノを国内マシンに移植した作品。ジャンルはパズルになるだろうか

 シーソーだのロケットだの十種類を超える各種のカラクリを配置して目的(風船を飛ばすとか、猿をどつくとか)を果たす面クリアタイプのパズルゲームだ。

 与えられたカラクリと初期配置のカラクリを利用して問題を解くわけやが、アイテムが多い分だけ出題者の意図よりも簡素な解決方法ができたり頭の体操にはもってこい。しかも面クリアタイプなので暇な時にチョコチョコ出来るしお手軽で良いゲームやった。

 あ、そうそうこのゲームはコンストラクション機能もあり自分で問題を作ることも出来た。パズルゲームにはありがちな機能やけど結構楽しめるんだよな〜(^^)。

 そういや続編とかも結構出てたよ〜な気がするが今も続いてるんやろか?

永遠の都 (Win95) 2000/5/30

 18禁のビジュアルノベル。ストーリーは瀬戸内の孤島「九月島」にある旧家「久園寺家」を舞台にしたものでネタバレになるとアレなんで詳細は省くが旧家の秘密やら吸血鬼伝説その他が巧みにからみあったなかなかのもの。一つエンディングを迎える毎に別のシナリオへの分岐があらわれ次の展開に移るというタイプ。解くシナリオ順が固定されてるがこれは謎が最後まで判らないよ〜にする為な訳です。

 システム面も秀逸なセーブシステムを備えていて、その中でも特筆すべき機能は「選択肢サーチ」。セーブポイントを多数持たなくても既に見たことのある選択肢ならいつでも好きなとこから遊べる便利なシステムだ。新シナリオへの分岐ポイントもここに表示されるのでアチコチ探す手間も必要ない。

 さてこのゲームの評価やがシステムやシナリオは上出来。しかしCGやサウンドは及第点といったところでパッとしない。それでもゲームとして面白いしお勧めできると思う。

 か行 

鬼畜王ランス (Win95) 2000/6/30

 8bit時代から続いて来たランスシリーズの集大成(いつかは続編出ると思うが…)。オリジナルシリーズはRPGやが、本作はその世界観を元にし世界征服を目指すシミュレーションウォーゲーム。その規模と登場人物の多さは18禁ゲームとしては空前にして絶後。とにかくボリュームのあるゲームやわ。

 難易度はそれなりやが各種イベントで仲間をちゃんと増やさないと終盤兵力不足になりかなりキツイと思う。後はイベントでないと対処できない事もあるので注意が必要。

 ウォーゲームとしても戦闘域とゆ〜概念で戦闘可能な戦力の上限を定める事や指揮官が戦闘に参加するかが決まっており、単純な力押しが通じない場合があるのが面白い。

 イベントや登場人物も多種多様。エンディングも結構種類があり一回やりはじめるとついやりこんでしまうタイプのゲームだ。

 まあ95年だったか96年だったかの製品なのでシステムまわりの古さは否めないがゲームとしての面白さはいささかも損なわれていないので今からでも遊べるゲームだ。ヒントが欲しい場合は熱心な攻略サイトが多数あるので適当にあたってみる事をお勧めする。

 さ行 

さくらの季節 (PC98) 2000/6/18

 いわゆる18禁アドベンチャーゲームだが一見して非常にマズい事をしとる。何が問題かとゆ〜とキャラクターデザインがアニメのパクりなんだよな〜(^^; そらもうなんでこんな作品が商業ラインに乗ったのかとゆ〜くらい酷似してるんやわコレが。たとえばレイアース、エヴァ辺りは俺が見ても判るし、詳しい人に聞くとセイントテールとか天地無用からもパクってきてるらしい。

 これで中身がカスなら「アホな事しとるな〜」で終わりなんやが、実はストーリーが抜群にいいんだよな〜コレが(^^; 典型的な学園モノなんやが主人公をはじめヒロイン達やサブキャラクターはなかなかに個性的やし人物についてもよく描ききっている。主人公が高校に編入されてくる所から始まり、大体一ヶ月一話という構成で一年間を通じて(ヒロインによっては途中で終わるけど)話が進む。最近のゲームやと個々のヒロインに的を絞って掘り下げて行くタイプが多いが、このゲームは最後のほうまで他のキャラの出番も多くてなかなかええ感じ。

 システムは古典的でおせじにも操作性が良いとはいえない。あとはサウンドがなかなかええ。86音源やから大した事あらへんしベタな曲なんやがBGMとして出来がええ。特にええのは何度も出てくる「宴会」の曲。シンプルなメロディーラインながら妙に耳に残るし名曲やし思う(笑)

 これだけいいストーリーが作れるんやから次回作はパクリなぞやめたらええのにと思ってたが、次回作はまたまたキャラデザがパクリそのもので、しかもストーリー駄目駄目とゆ〜シロモノやった。………努力する方向が間違ってるちゅ〜ねん凸(--メ)

ソニックアドベンチャー (DC) 2002/1/2

 ドリームキャスト初期のアクションゲーム。こいつの店頭デモに魅せられて当初は買う予定のなかったドリキャスを買い込む羽目になったのだ。

 ソニックシリーズはメガドライブで始まったアクションゲーム。リングを集めながらゴールを目指すとゆ〜シンプルな内容でとにかくスピード感を重視していてクリア自体は割と容易。ただしスコア稼ぎとかを始めるとキリがないといったゲーム達だ。

 で…ソニックアドベンチャーやけどポリゴンになってもソニックはソニック。シンプルかつスピード感あふれる内容は変わらない。操作できるキャラクターが割りと多いのも特徴的かも知れない。

 続編ソニックアドベンチャー2がドリームキャストで発売されているし、ゲームキューブにも移植されているので未プレイの方はぜひ試して欲しい。

ストリートファイター2 (SFC) 2000/5/26

 同名のアーケードゲームの移植版。さすがにスーファミでは完全移植という訳にはいかなかったが(当時は知らんかったけど^^;)カプコンらしくゲームのテイストを重視した良い出来の移植で同キャラ対決が可能であるなどスト2ダッシュの改良点も取り込んでいる。

 このゲームは俺が格ゲーなるものにハマるキッカケとなったゲームなんやが、それはホンマに唐突やった…

 あれは確か土曜日の晩やったか、仕事から帰りくつろいでいた所に友人数人が遊びにきた。なんでも面白いゲームが出てハマったからいっしょにやろうというのだ、ゲームとゲーム機を持ちこんで来たのはありがちな事やったが、なんと工具とジョイスティックを作る為の材料まで持ちこんで来たから俺も驚いた。しかもいきなり作業開始という気合の入りようでドリルによる穿孔、解体したパッドからの配線などを次々とこなしていく。そして出来あがると間髪入れずに対戦モードでゲーム開始(^^; これがもうハマるハマる。俺を含む4人のメンバーが入れ替わり立ち代わり結局、翌日の晩まで一昼夜にわたり猿のようにプレイしつづけた(推定400ゲームくらい^^;)。

 翌週、俺はスト2を買いに日本橋に出かけた。思えばゲーム機なるものを買うのはこの時が初めてやったが、遊びにきていた友人の一人がショップに勤めていたためジョイスティックを含む「スト2セット」をわざわざ作っておいてくれたので助かった。ちなみに友人がスティックを自作していたのは、その週には市販品が売ってなかったからだと言う…ゲーマーの性と言うやつか(^^;

仙窟活龍大戦カオスシード (SS) 2000/6/16

 SFCからの移植作。ジャンルはダンジョン育成シミュレーションなる怪しげモンになっとりますがどっちかとゆ〜とパズル的要素が強いゲームだ。プレイヤー洞仙(洞窟により気の流れを変え大地を蘇らせる仙人)として仙窟と呼ばれるダンジョンを掘り、各種の部屋を配置。生産したエネルギーを龍穴炉に注ぎ込み龍脈を蘇らせればええんやけど、洞仙は世間からは「大地を滅ぼす邪仙」等の誤解を受けとるんで各種の妨害が入る事になる訳です。

 世界観は基本的に中華風。ストーリーやサブキャラクター達もなかなか魅力的だ。そんでまぁ最初に主人公とヒロインの名前を入力するんやけど登録するのは「名前」でフルネームではない所に注意が必要(割とありがちなミスらしいし最終的にかなり時間のかかるゲームなんでやり直しとかなると泣けます^^;)

 ゲームはターン制で進行するよ〜になっててリアルタイム進行40秒ほど+集計タイムの繰り返しになります。リアルタイム部分では仙窟の拡張、侵入者の撃退、仙獣(物資の運搬や侵入者との戦闘をしてくれるお助けキャラ)の召喚等を行い集計タイムには部屋の強化、トラップの配置、仙獣の巡回ルートの決定などの作業を行う訳です。リアルタイム部は割りと忙しいゲームなんやけど制御不能というほどでもなくバランスが絶妙。プレイ時間もシナリオ当り大体6〜7時間程度と結構プレイしやすい。シナリオキャラ(おもに侵入者)との会話や戦闘結果などによりエンディングが分岐(各シナリオで2〜5個程度)します。

 ここまでの説明で判るようにこのゲームは覚える事が滅法多いんで慣れるまではドタバタするかも知れない。コツがわからねぇ〜って人は各種検索エンジンなどでサーチしてみればハマった人達の残した貴重なコンテンツが見つかると思うので探して見てください。 そんでこのゲームは非常に中毒性が高くてハマり込むとどっぷりとゆ〜タイプなんでご注意を(^^;;

 た行 

大戦略 (FM-7/PC-98/TOWNS/SS/DC) 2000/6/27

 いわずとしれたシミュレーションウォーゲームの長寿シリーズ。確かPC-9801かPC-8801だったかの現代大戦略が最初やったと思うが、俺がプレイし始めたのはFM-7版の大戦略FMから。その後、対人で対戦できる大戦略IIにハマって大枚をはたいてEPSON PC-286VE(当時は結構したんだよ〜)を購入したりもした。

 シミュレーションとして見た場合、陸空のユニットを何も考えずに同一のタイムスケールへ組み込んだ時点で破綻しとる駄目っぷり。しかし、このゲームはシミュレートうんぬんではなくゲームとしてプレイヤー同士が互角の条件で兵を動かして遊べるところに意義があると俺は思ってる。

 名作大戦略IIのの後を受け継ぐべき大戦略IIIは複数ユニットに軍団を組ませてコンバインドアームズ(兵科複合)を実現しようとしたりパソコンを使ったSLGとして野心的な試みをいくつかやっているが、実際はプレイアビリティを損なっただけという無残な結果に終わった。

 こういった点を反省したのか大戦略III以降とは別に複雑なシステムを破棄し原点に戻ったスーパー大戦略。更にそれを発展させたキャンペーン版大戦略が登場する。従来の大戦略は競っている時は面白いがこちらが優勢になると、とたんに単調で作業的になってしまうのだが、面クリア制による個々のシナリオの小型化と次面へのユニット引継ぎによりだれにくくなった。

 以上のような流れがセガのアドバンスト大戦略へと受け継がれキャンペーン版をベースに史実の設定を持ちこむ事によりプレイ中に敵や味方の増援が現れたり、プレイ結果によるシナリオ分岐や兵器の改良などを取り込んだなかなかの優良作品に仕上がってる。

 最新版であるDC版ADVANCED大戦略は従来のモノよりタイムスケールを詰めたり部隊の方向が導入されたりと従来の作戦的な作品から、より戦術的なものに切り替わっている。この辺の変更点が有効か否か…もう少し遊んでから結論したいと思う

出たな!ツインビー (アーケード/SS) 2000/11/29

 まだ骨のあった頃のコナミが出した縦スクロールのシューティングゲーム。かわいらしい見てくれの割に難易度の高いゲームなんやが理不尽というほどでもなくバランスは良かった。パワーアップはベルにショットを当てて適当な色に変えてから取るというもの。やられてしまうと初期状態に戻るからヘタなトコで死ぬとアッとゆ〜間にゲームオーバーってのはちと辛かった。

 ただパターンを覚えてしまえばなんとかなるタイプのゲームでよく昼休みの暇潰しに遊んでたモンだ。しかしいかに面白いゲームといえど入れ替わりの激しいゲーセンで生き残るのは至難の技。このゲームの姿を見れるところもなかなか見当たらなくなった頃にサターンに移植された。

 おかげで今も遊べる訳やがこの手のゲームはドリキャスやPS2には移植されない事が多い。しかもPSはハードが3Dに特化してるので2Dシューティングはサターン版の方が出来が良い事が多い。いまや売り場には見当たらないサターン。面白いソフトと共に大切にせんといかんなぁ…

 な行 

ナイツ (SS) 2001/4/11

 セガのソニックチームが出したアクションゲーム。サターンで本格的にアナログ入力対応した最初のゲームで、アナログ入力パッドであるマルコン付きのものが出た事をご記憶の方もいるだろう。

 ゲーム自体は疑似3D空間の中を飛び回り一定時間の間に★をどれだけ集めるかという突き詰めてみればそれだけのゲームなんやけど、コース選択の戦略性や浮遊感の楽しさの詰まったなかなかの好ゲーム。

 夢をテーマにしたストーリーがアクションのおまけとは思えないほどの秀逸さ。それとテーマ曲がまたほのぼのしてて良かったんだよな〜。

 売り上げは確か35万本程度やったと思うが出荷量が多かったんでえらい値崩れてたなぁ〜(^^; まぁ面白さがわかると妙にハマりだすんやが、わからない人にはサッパリ楽しくないとゆ〜実にセガらしいゲームやったんで仕方ないと言えば仕方ないかな。

 俺も最初はこのゲームやのうて同時期に出たスペハリ(Space Harrior)に走ったんやが、スペハリの難易度の高さにヘコんでもうて、このままやったらスペハリ用にせっかく買ったマルコンが無駄になってまうと思って「ナイツ」に手を出してみたんよ。そんで最初はイマイチかな〜とか思いながらやってたんやが、うまくチェーンしだすととたんに面白くなりはじめ、すっかりハマってしまったとゆ〜訳だ。

 このゲーム。きっと安値で置いてあると思うから未プレイ者はぜひ手に取ってみて遊んでみてほしい。

 は行 

バルクスラッシュ (SS) 2000/5/30

 ロボット形態と飛行形態を切替えつつ与えられた任務をこなす面クリアタイプの3Dシューティング。敵キャラのモデリングはサターンの性能にあわせて曲線を放棄した実に潔い出来(^^; その代わりテクスチャを惜しみなく張ってありサイズも大きいし動きも速くていい感じに仕上がってる。

 飛行形態の誘導ミサイル8発同時発射はマクロス風味で実に爽快。ロボット形態ではオプション装備の切り替えやボムでの爆発連鎖がなかなか楽しめる。ゲーム中にナビゲーター(全員女性^^;)を拾う事が出来る。ナビ毎にナビゲート内容がかなり異なるので聞いてるだけでも結構面白い。無論ナビを拾わないストイックなプレイも可能だ。

 爆発を連鎖させる事で高得点を狙う稼ぎ重視なゲームなんでクリア自体はヌルシューターな俺にも可能なレベル。キツイのは最終面だけかな〜。各面のボスや中ボスは弱点を攻撃すればアッサリと片づくパターンが多いのも○。最終面も操作に慣れれば割りと楽に片付くようになるが最初はつらかった(^^;

 このゲーム発売当初はいかにもアニメマニア受けを狙ってるとしか思えない内容に見えてしまい、声優目当てのクソゲーなんちゃうか〜と様子見をしてるウチに店頭から消滅、その後各所での評判を聞いて慌てて探したが生産数が少なかった事もあり俺にとって幻のゲームとなってしまった。しかし入手困難だったこのゲームが突如サタコレ化したお陰で入手できたのは幸いやった。

 あとストーリーがちょっとホロリとさせられるんですわ。まあシューティングゲームのストーリーつ〜と刺身のツマのようなもんなんやが、これはなかなか良い(ちっとばかし悲劇的なんやけどね)です。

 なんにせよ面白いシューティングなんでシューター属性のある方には絶対にお勧めです。

パンツァードラグーン (SS) 2000/6/8

 サターン初期の3Dシューティングゲーム。当時あまりに素晴らしい出来に感動した覚えがある。ロックオンレーザー、ショットの選択と視界切り替えがキモになるゲームで難易度がかなり高かった。難しいと言っても理不尽なものではなくパターンを覚えていけばなんとかなるタイプのゲームやった。

 非常にコンセントレーションの要るゲームで5面までノーコンで行けるようになってからは一日一回以上はようプレイできんかった(^^;

 このゲームで覚えているのはラスボスを倒せそうな頃に風邪を引きこんでしまったのたが、どうしてもクリアしたかったんで熱でウンウンいってる状態なのに布団の中でコントローラを握りプレイしてクリアした(笑)、我ながらハマってたよなぁ…

 今のゲームから見れば15fpsくらいしか出とらんからぎこちなく見えるだろうが敵キャラの生物的な動きの良さとBGMの素晴らしさは特筆すべきものだ。続編パンツァードラグーンツヴァイも音楽という点では初代にくらべかなり見劣りする。これはツヴァイの出来が悪いわけではなくパンツァードラグーンの音楽がそれだけいいと言う事だ。この曲を聞くためだけでもプレイする価値はあると思う。

ファイアーウーマン纏組 (PS) 2000/5/27

 PC-FXからの移植作。いわゆる恋愛要素付きの自己育成モノだが恋愛要素ベッタリではなく騒々しい学園でのドタバタが楽しめるゲームだ。

 ストーリーはゴールデンウィークも終わったある日、一人の転校生(主人公)がやってきた…という感じで始まる。早々にトラブルに巻き込まれた主人公は纏組という一種の学園内自衛組織に入ることになるのであった。

 困ってる人を助けるのが纏組の仕事だがこいつは喧嘩で相手を叩きのめす事が多い。そんでこの喧嘩システムの出来が非常に良くてゲームを大いに盛り上げる。クラブ活動などで得た技を組み合わせて入力するが、一対一、一対複数。複数対複数をもサポートし、相手や状況によって技の組み合わせを工夫しなくてはいけないなど奥が深い。

 そしてイベントはありがちなものが多いがちょっといい感じのモノが多く後々への伏線もちゃんと張ってあるなど芸が細かい。更にあるアイテムを入手しておくと転生が可能になり、俗に言う「強くてスタート」が出来るようになっておりリプレイへの配慮もそれなりにある

 もうひとつ凄いのは2頭身キャラとそのアニメーションの出来が抜群である事。イベントも戦闘もこのキャラでやるのだが、とにかく良く出来てるので一見の価値あり

 と、いう訳でもし未プレイの人がいたら是非プレイする事をお勧めします(^^)/

富士通 AirWarrior (FM-TOWNS) 2000/6/5

 かつてNifty-Serve(今の@nifty)でサービスを行っていたマルチプレイヤーのコンバットフライトシミュレータ。当初はFM-TOWNS版のみで後にマッキントッシュ版も追加されている。

 50人前後のプレイヤーが同時にアクセスできるこのゲームがリリースされた時は興味はあったものの実際にやるとなると必要なものも多いのでプレイしないでおこうかと思っていた。友人がプレイし始めたのを見てると、どうしてもプレイしたくなり結局は必要なモノをかき集めてしまったとゆ〜いつものパターン

 このゲームはA,B,Cの三国に別れて戦う。また気のあったもの同士で部隊が作れた。最初は混沌としていたがそのうち各国の芸風も醸成され、それぞれ味のあるものだった(無論、これも時の流れとともに変遷していくのだが…)。そしてフライト中も敵味方とチャット出来るので戦闘中以外はくだらない話題で盛りあがったものだ

 格闘、爆撃、戦術など各プレイヤー毎に楽しみ方は様々で色々なプレイヤーが共存しチャットでは笑いのあふれる空間やった。なによりコンピュータ相手ではない人間との戦闘。しかも複数プレイヤーが参加できる為バリエーションが豊富で長期に渡り楽しめるゲームやった。

 このゲームの欠点と言えばやはり課金だったろうか、当時はまだ2400bpsのモデムが主流を占めていた時代でパソコン通信はようやく普及期に入ったばかり。サービス開始時のNifty-Serveには従量制しかなく更にAWの課金がプラスされるので1分16円+電話料金。毎日3時間も闘い続ければひと月の課金が10万円に達するのだから恐ろしい。実際、課金に押しつぶされてしまった連中も多かった(^^;

 なんにせよ面白いゲームやったのは確かやし、そして腐れ縁とでもいうべきかこの頃の知り合いとはいまだに付きあいが続いてる事を考えるとなおさら思い出深いゲームだ

 ま行 

マキャベリ (ボードゲーム) 2000/7/6

 アバロンヒル社から出ていたルネッサンス期のイタリア半島を中心にしたマルチプレイヤーズゲーム。似たようなゲームとしては同社から出ていたディプロマシーというヨーロッパを扱ったゲームがかなり有名だ。

 ルネッサンス期のイタリアというとまだ統一国家が形成されていない時代やが各勢力が覇権を求めて争い、更にいち早く集権国家を成立させた諸外国にも狙われているという混沌とした時代やったそうな。

 このゲームにもいくつかシナリオがあるが、その中でも8人プレイのできるシナリオが面白かった。ミラノ、教皇領、フィレンツェ、ヴェネチア、ナポリの国内勢力に加えフランス、オーストリア、オスマントルコの諸外国を加えて覇権を争うというシナリオ。

 で…このゲームの特徴はあまりにシンプルなシステムゆえに序盤から自分一人では勢力を拡げる事すらできないのだ。つまり他のプレイヤーと同盟したりしながら巧みに勢力を大きくしていく必要がある訳だ。秘密協定、裏切りなど権謀術数の占めるウェイトが高い。

 と、まあ勝とうと思うとかなり汚い事もやる事になるんで、世間では友人を無くすゲームとさえ言われてた事もある(笑) しかし判ってる連中がやると実にエキサイティングで楽しいゲームやった。コンベンションでもRPGが流行る前のシミュレーションウォーゲームの全盛期には必ずこのゲームをプレイしている一団を見かけたもんやが、いまやこのゲームのみならずコンベンション等のイベント自体が激減してしまっているようなのは残念な話や。

魔法騎士レイアース (SS) 2000/10/19

 サターンが販売台数100万台を目指してプレイステーションと激烈な戦いを繰り広げていた最初の夏。サターンにはRPGが足りないって事で夏のロープレ3部作と称してセガがキャンペーンを行っていたのだがそのうちの一つがこの「魔法騎士レイアース」。

 ちなみに残りの二つはマイクロキャビンの「リグロードサーガ」とソニック(セガのソニックチームとは関係ないただのゲーム会社)の「シャイニングウィズダム」だ。この中でもっとも期待されたのは「シャイニングウィズダム」やったが大いに期待を裏切る作品であった事を御存知の方も多いだろう。

 まあ、それは置いておいて「レイアース」の話に戻るがいわゆるアニメを原作に持つアクションRPGだ。ここでネックになるのはアニメを原作したゲームにはロクでもない作品があまりに多いという事。原作に忠実に行こうとしてゲーム性に支障が出るとか作品世界をうまくゲームに取り込めなかったとか原作を知らないとまったく遊べないゲームになったとか色々な理由で駄目なゲームの山となる訳だ。

 で…俺自身「レイアース」の原作を知らなかった事もありパスしていたのだが、しばらくして友人に貸して貰い遊んでみたら非常に面白くえらい誤算やった。

 まず第一にストーリーが良かった。これは原作とは別のストーリーになってるそうで「心の成長」というテーマを押さえたなかなかに良いものやった。第二にキャラクターが立っていた事。この辺は原作ものの強みなんやろなぁ。第三に経験値稼ぎが不要やった事。これはゲーム自体に専念できてとても良かった。

 と、ゆ〜訳でサターンを動かせる人で「レイアース」をプレイしてないなんて人がいたら是非購入してプレイしてもらいたい。なんせモトモト安価(定価4,800円)やったのに加えクソゲーとして高名な「シャイニングウィズダム」の直後に発売された為に売れ行きが悪く非常に安く売られているゲームなんやから…

百舌鳥ノ贄 (Win95) 2003/2/6

 復讐劇を扱った18禁ゲーム。時は大正、主人公はええとこのボンボンで、ヨーロッパに留学していた。そんなある日、日本から父の手紙が届く「我が不明の致すところによりて財の全てをだましとられぬ…」。重い病に冒されていた妹は薬が買えなくなった為に病死。娘も財産もすべて失った両親は失意のうちに自殺。主人公は家族を死に追いやった連中に対して、復讐を決意する。そして数年…

 と、まあ実に暗いオープニング。途中で復讐を投げ出して愛に走ったりするヤワなゲームがあふれる中で、終始一貫して、復讐重視の姿勢が際立つ好ゲーム。

 執事の桐山が実にええ味を出しとるし、病死した妹についても、仇連中に分捕られてしまったガラス人形を取り戻していく事で、話が見えてきたりする。

 システム的にも進行によって、ストーリーや攻略パターンが変わったり、ヘンな事をするとあっさりゲームオーバーになったりと難易度はかなり高め。

 このゲームは確かに難しいし、ボリュームもかなりある。でも、それだけの変化を生み出してるし、理不尽さはさほど感じない。安易過ぎるゲームに飽きたら、是非とも試してもらいたい一品ではある。ちなみに同社が直後に出した「咎」とゆ〜作品は「百舌鳥ノ贄」とは似ても似つかぬ貧弱さ、決して手を出してはいけない(T_T)

 や行 

 ら行 

雷電 (FM-TOWNS) 2000/5/24

 同名のアーケードゲームの移植版で非常に出来が良く、この後シューティングゲームにハマるキッカケとなったゲームだ。特にBGMのアレンジが秀逸で後にPS版をやったとき余りのショボさに涙してしまった事もある。

 とにかく画面内に大量の弾が飛びかう派手なゲームやったがそれほど処理落ちもせずにプレイできた。流石に二人プレイで誘導ビームを撃ちまくるとスローになったが終盤このくらいでないと抜けにくいトコもあったしバランス的には良好やった。

 なんにせよ縦シューの良いところが沢山詰まった好ゲームやったのは確かだ。俺のTOWNSが故障してしまった為にこのゲームが二度とプレイできないのはとても残念(T_T)

レッスルエンジェルス (PC-98/FM-TOWNS/etc) 2000/9/1

 いわゆる女子プロレスラーの育成モノ。バトル部分にカードバトルを採用していてシンプルながらも駆け引きが楽しめる。一貫したシリーズとしてキャラクターや世界観を引き継いでいるのも良い。

 さてこのシリーズ、基本システムは変わらないもののゲーム性自体は毎回変わっており一作目は若手レスラー達が「レッスルエンジェルス」というユニットを組んでトップレスラーに世代闘争を挑んでいく。二作目は二人の同期入門の新人がライバルとして競い合い頂点をめざす。三作目はいきなり様相を変えて新団体経営モノ。四作目はかつてのトップレスラーと新人選手の師弟関係を中心にしたストーリー。

 と、まあプロレス的な魅力をうまく取りこんだ好ゲームが多い。エピソード等はどっかで聞いたような〜とか、このキャラのモデルはアレだろうなぁ〜なんてのも多いが愛情をもってゲームを作ってることは判るので好感が持てる。久々にリメイクしてくれんかなぁ…

 わ行 

惑星メフィウス (FM-7) 2000/6/11

 8bitパソコン初期のアドベンチャーゲーム。メーカーはT&Eソフト。供給メディアがカセットテープと言えば時代が判ってもらえるだろうか。

 メディアがカセットだからゲームオーバーはあってもストーリー分岐は無い。グラフィックスも現在のようにビットイメージを表示するタイプではなく線を描き囲まれたエリアをペイントするというものだ。ピンとこない人はWindowsのアクセサリに入ってるペイントブラシみたいなモンやと言えば理解してもらえるだろうか。

 インターフェイスもマウスなんてものもなく全てキーボードで操作する。このゲームは現在のコマンド選択式ではなくグラフィックカーソルであちこちを操作するというちょっと珍しい操作だった。

 ストーリーはSFなのに伝説の剣が絡んでくるとゆ〜ある意味、訳のわからないモノだがゲームとしては面白かった。「惑星メフィウス」は三部作の一作目にあたり物語は続編である「暗黒星雲」「テラ4001」へと引き継いで行かれた。