NGC2477 , NGC2451 , Gum Nebula
集中度の高い散開星団NGC2477と、その周囲に広がる淡いガム星雲を一緒に写した写真です。NGC2477の西隣には、星がまばらな散開星団NGC2451が存在しており、上の写真でも隣り合って写っています。この両者の様子は、この星域のずっと北に位置しているとも座の二重星団「M46・M47」とよく似ている気がします。この二つの星団は、双眼鏡で簡単に確認できます。まばらなNGC2451と星が詰まったNGC2477の対比が面白いですので、機会があれば覗いてみられてはいかがでしょう。
淡く広がる散光星雲「ガム星雲」は非常に巨大なため、300mmレンズでもその北の一部しか入りません。また非常に淡いので拡大して写すのがなかなか難しい対象です。しかし、複雑なフィラメント構造が67判のポジ一杯に広がる様子は、他の星雲にはない味を持っています。なるべく空の条件のよい日に撮影にでかけてみてはいかがでしょう。
撮影条件
CanonNFD300+67カメラにて直焦点撮影
EM-200赤道儀 BORG76ED+STVにて自動ガイド 露出30分
フィルム：エクタロームE200
撮影地：奈良県十津川村
2004年12月撮影
月刊星ナビ入選作品
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