鷲とシリウス


鷲とシリウス


 「わし星雲(IC2177)」と全天一明るい恒星「シリウス」を一緒に写し込んだ写真です。右下の明るい星がおおいぬ座の一等星「シリウス」で、青白く光るその輝きは、冬の寒さを感じさせてくれます。左上の赤い星雲が「わし星雲」、その形が鷲に似ていることから名付けられた散光星雲です。
 この付近は冬の淡い天の川の中ですので、写真は微光星で一杯です。散開星団もいくつか写っており、わし星雲の上にはM50、画面左下よりにはNGC2360が写っています。

 寒い冬の夜空で輝く「わし星雲」と「シリウス」を300mm望遠レンズで切り取ってみました。こういう構図取りも一風変わっていて面白いですね。

撮影条件
NFD300+67カメラにて直焦点撮影
EM-200赤道儀 BORG76ED+STVにて自動ガイド 露出35分
フィルム:エクタロームE100S(+1)
撮影地:奈良県村
2004年12月撮影

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