Gum15、Gum17付近


Gum15,17


 赤緯マイナス43度付近に広がる「Gum15・Gum17付近」の写真です。「Gum15」は中央上部の小さな赤い星雲のことで、「Gum17」はその左横の少し大きめの赤い星雲です。また、中央下から伸びてきているフィラメント構造をした赤い星雲は「Gum12」で、ほ座の超新星残骸の一部です。どれも赤い色をした星雲ですが、微妙に星雲の濃さが変わっているのが面白いところです。

 日本からでは地平線すれすれにしか見えない天体なので、なかなか写す機会がありませんでした。この写真も画像処理の助けを得てなんとか作品化しましたが、コントラストの低下は否めませんね。

撮影条件
CanonNFD300+67カメラにて直焦点撮影
EM-200赤道儀 BORG76ED+STVにて自動ガイド 露出20分
フィルム:エクタロームE200
撮影地:奈良県十津川村
2004年12月撮影

月刊天文ガイド入選作品

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