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　オリオン座の東部を流れるバーナードループを撮影した作品です。バーナードループは大変淡いため、肉眼では全く見えませんが、その大きさは非常に巨大です。真ん中に写っている三つ星と大きさ比べをしてみると、よりその大きさがわかると思います。これほど広い範囲にわたって、散光星雲が存在しているのもまれなことだと思います。

　ポジの写りは平均的なものでしたが、連続して撮影した２枚をコンポジットし、淡い部分を思い切って強調処理してみました。その甲斐あって、写真上部から三つ星の左側を通過し、オリオン大星雲の下部まで達している大きなバーナードループの流れが表現できたと思います。
　また、オリオン星雲の東寄りにも淡い星雲部分が見て取れ、この星雲を境にして星雲の色や調子が変わっていることがわかります。