さそり座の一等星「アンタレス」を取り巻く散光星雲群を撮影した作品です。この辺りには、散光星雲だけでなく、暗黒星雲も数多く存在しているので、星雲自体の構造も複雑になっています。特にアンタレス上部から、へびつかい座に延びる暗黒帯は大きなもので、見応えがあります。この暗黒帯は双眼鏡でもボンヤリ見えますので、覗かれてみても面白いと思います。
しらびそ高原にて撮影した写真です。透明度がもう一つだったので、ポジの写りは平均的なものでした。しかしせっかく撮影したので、トーンが乱れない程度に強調処理して星雲像を表現してみました。
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