梟の詩  
  中山道を行く  
 
 
 

012号     2005/2/6(日)

 
 
 
  <愛知川〜武佐〜鏡宿>  
 
 
 

五人で行く予定だったが、当日一人取りやめになり、京都駅8時29分新快速で出発。近江八幡で乗り換え、五個荘で下車、歩き始めたのが9時45分だった。すぐに雪が舞う寒さの厳しい歩きになった。
五個荘は雛人形を何軒かの家が飾り、公開する事で有名だが、今回は先を急ぐので見ることはやめ、ひたすら中山道に沿って歩いて行った。立派な家が並び、しかも歩道も整備され、観光に力を入れている。ところが町役場の前に来ると、「合併により11日から東近江市に成ります」という横断幕が風に揺れていた。五個荘町はあと数日の運命だった。
8号線に入り、右手に新幹線を見ながら行くと、距離標識があり、8号線は530キロ、新幹線は450キロとあった。「8号線は新潟が出発点で、新幹線は東京からですから、その違いですね」と元ワンゲルのN君が解説してくれた。
東海道はずっと1号線だが、中山道はなかなか込み入って複雑だ。調べてみた。
日本橋から高崎までは17号線、
高崎から北国街道と分かれる追分までは18号線、そこからしばらく国道から離れ、
八幡から和田峠を越え下諏訪までが142号線、
下諏訪から20号線、153号線を横切り洗馬から19号線に入りひたすら木曽路を下る。19号線に着いたり離れたりして、大井から19号線に別れを告げ山道に入る。
御嵩から21号線にはいり、加納の手前で22号線を横切り、長良川を92号線に沿って渡り、樽井で再び21号線に入る。
鳥居本から8号線に合流、守山から2号線にちょっと入った後、草津で1号線に入りそのまま京都に到着という事になる。
ほぼ1時間、奥石神社の境内で雪を避けて一休みした。
武佐宿は落ち着いた町並み、近江鉄道の武佐駅で昼食をとった。寒い中で冷たい弁当を食べたせいか、暖かい飲み物がほんとうに欲しかった。しばらく行くと姪の調子が悪くなって、日野川を渡ったところで、今日はここまでと決意した。篠原駅 に無事到着し、平和堂の一階の喫茶で、熱いお餅の入った甘いおぜんざいを食べ、元気を取り戻した。    (32000歩)