かぞくしんぶん「あさま」  
   037号 2002年10月20日 (日)   
 

<秋のウォーキング>


 九月の終わりの頃から、ようやく昼間散歩しても汗をかかなくなって、無理にナイトウォークをしなくても気持ちよく歩けるようになった。ぼくの散歩コースは、昔ジョギングで走っていたコースの中から、景色がよく、車が少なく、歩きやすい所を選んでいる。「ウォーキング・ノート」を作って、歩いたコースを図に描き、要したタイムを書きこんでいる。このノートをのぞいた淳が、「45分コースに行ってくるわ」と時々出かけている。
 ぼくが一番気に入っているコースは「大原野コース」。家から竹林の中を西山の善峰寺に向かって歩く。竹林を抜けてしばらく行き、田んぼの中のいなごがとびかう曲がりくねった道をぬけ、金蔵寺に行く道に出る。京都ダイヤモンド工業の横、右に曲がって大原野神社の手前500メートルにある桝本神社まで歩く。桝本神社を左に曲がり、後は、左手に西山を見上げ、右手に洛西ニーュウタウンとはるかに京都市内を見下ろしながら、池の淵、畑、まばらな住宅地の中を、両側に三色のコスモスが咲き乱れるくねくねとした道を行くと、ロッジの下に出る。そこからはなだらかな斜面いっぱいに大原野の柿畑が続く。柿が色ずき始め甘い香りの漂う道を九号線までたどる。ここまでで約1時間15分。自動車の行き来が激しい九号線をひたすら小畑川との合流点まで歩き、後は小畑川に沿って下ってくると家につく。2時間20分のコース。
  ナイトウォークのほうは最近どうなっているかと一度夜8時すぎに歩いてみた。秋の日暮れは早く、真っ暗な上に肌寒い。少し人数は減ったが相変わらずがんばって歩いている。わきめもふらず一心に歩いている。歩く速さが速いのに驚いた。
 今日はいまにも雨の降りそうな空模様。傘を持って出発した。小畑川に沿って45分下り、もどって来た。いくつかのグランドで野球、サッカーを楽しんでいるのが見れた。結局帰って遅い昼飯を食べていたら雨が降り出した。 (誠人)
 

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