オリジナルの心地よさをつくる


いぶき野の家

(マンション部分改修)




・部分的改修

・機能改修





















 

Copyright(c)2004
K.ASADA ARCHITECT & ASSOCIATES
 
撮影/浅田耕一
 
マンションにお住まいのご夫婦からのご依頼で、キッチンスペース、便所、玄関廻りを改修しました。
今のキッチンスペースは、収納も不十分で手狭な上に使いにくく、もう少しスペースを広げたい。子供が小さく、居間や和室が見通せる対面式のキッチンにしたいとの事でした。
居間・廊下側の壁を撤去し、スペースを広げ、既存の食器棚に替え、使い方に合わせた造作のバック収納棚とする事で、十分な収納と作業スペースを確保し、開放的なキッチンスペースとしました。
また、日常の食事は居間のローテーブルでされているようでしたが、ご主人は仕事の関係で家族と一緒に夕食をとる機会が少なく、遅く帰ってきたご主人がキッチンで準備する奥様と会話をしながら食事ができるようにと横長のカウンターテーブルをムクの木で設けました。
マンションと言えども、夏には玄関ドアを開けると、気持ちの良い風が入ってきます。そこで、玄関の下足入れを新しく造作するのと合わせて、玄関ドアの内側に錠付きの縦格子の片引き網戸を設けました。通常の網戸では外からの視線が気になりますが、縦格子にする事であまり気にならなくなります。下足入れと同じ木で造る事で統一感が生まれ、マンションらしくない落ち着いた雰囲気になりました。
便所は少し広げ使いやすくし、節水型の便器へ。そして共用廊下側個室の窓にインナーサッシを取付け、遮音と断熱性能を改善しました。
浴室の改修も予定していましたが、予算の都合でまたの機会となりました。