JH9DBW フレンド各局 旧アンテナ JO3DDD/アクティビティ リンク(Ham) リンク他 トップ

FCC License 取得

周りのローカル局がFCCライセンスを取得され、VEとして活動され始めたこともあり、私もFCCライセンスに挑戦しました。
その際の覚え書きがてら、ここに体験記をつづってみます。

◎ライセンス取得決意
 ライセンス取得を決意したのは、試験日の約一ヶ月前
あまり間がありすぎても結局気持ちが続かないのでは・・・ということもあり、ぎりぎりの線で決定。

◎受験勉強
 以前からARRLのクエスチョンプールのことは確認していたので、再度問題の確認。
→以前と異なっていたのはテクニシャン級のみでした。すべてダウンロードして紙に印刷。
・実際の勉強は
@pdfファイルをPCで開き、わからない単語はネット検索(翻訳)で全体の意味を大まかに把握。
A解答を確認しながら全問題にすべて目を通す。
B時間をかけながら丁寧に問題を解く。(間違えた問題はチェック)
C全問題をやり終えたら、間違いを中心に再度やり直し。何度も間違える問題を重点的に繰り返す。
D試験直前に間違えることの多い問題を中心に記憶の再確認。
以上が基本的な進め方でした。必ず1日の中で2時間は確保して取り組むようにしましたが結構苦労しました。
また日本語で内容を把握するためにJE9MBV局から「株式会社QCQ企画 無線従事者通信教育部」というところから英文+日本語訳のついたCDの出ていることを教えていただき大変参考になりました。ただ、今現在は、販売されていないようなことも聞きました。

また、今回はテクニシャン、ジェネラル、エキストラとトリプル受験を考えていましたのでウエイトの置き方に注意しました。
具体的な時間のかけ方としては・・・
ア:テクニシャン(element2)→ジェネラル(element3)→エキストラ(element4)と上記の@〜Dを進める。
 ・テクニシャン(全体把握に5日間+問題を解くのに4日間)
 ・ジェネラル(全体把握に6日間+問題を解くのに5日間)
 ・エキストラ(全体把握に8日間+問題を解くのに4日間)途中実家で不幸があり勉強不可日が誤算でした。
 ・最終確認に、それぞれ1日ずつ。ここでは間違えた問題のみを復習。

実際に進めていて感じたのは、あまり以前にやった問題は記憶が薄くなりウエイトの置き方が難しいということです。

FRN
 受験前に済ませておかなければならないことの1つです。
 リンク先から専用のFRNを取得する必要があります。※登録する住所は日本でもかまいません。
→確認画面をプリントスクリーン(ハードコピー)で印刷しておくといいです。※受験時に必要

◎USAでの住所取得
 FCC受験で多くの方が困られることの1つのようです。
私の周りでは親戚の方に依頼した・・という方ばかりでしたので、ネット上で検索しました。
Bongo International
→いろいろ検討してもっとも低コストということで利用してみました。(初期費用$5のみ)

・手続きには二種類の身分証明書「パスポート」「運転免許証」が必要です。
・ネット上からダウンロードしたpdfを印刷し、必要事項の記入と署名
→これをスキャナ等で取り込みファイルに。
→身分証明書のファイルと併せてBongoInternationalへ送信します。
→登録後、クレジットカードから$5が引き落とされるが、$0.?がバックされます。
この金額をカード会社に確認しWeb上で入力することで正式登録となります。
※カード会社にバックされた金額を聞きましたが、少々怪訝そうな対応でした。
→その後メールがすぐに届き、Wから登録していた携帯電話に直接日本語で確認の電話がありました。
ただ、残念ながら日本語での対応はこの時のみで、それ以降はメールなら日本語対応とのことでした。

◎受験当日
 電車内の2時間をテクニシャンの間違えた問題のみに割きました。
 今回の会場は、初めての神戸ということでしたが、駅からのアクセスも良く大変わかりやすい会場で助かりました。

・会場の雰囲気は聞いていましたが、VEの皆さんが数名おられ和やかな雰囲気でした。

・試験開始まではリラックスできましたが、受験した4名の皆さんの誰も問題を復習しておらず、わたしも運を天に任せることにしました。
・開始直後の説明はパワーポイントの図入りで大変わかりやすいものでした。
→マーキングが×か●のみということで、日本式の「○」はダメだと知りました。
・スタート後は、各自のペースで・・・。私は2番目だったかな・・・
・解答提出後はいったんトイレ休憩など・・採点確認時間待ちです。
・テクニシャン合格後すぐに「エレメント3をうけますか?」と聞かれ、それぞれ皆さん挑戦しました。
・お昼前にジェネラル最後の私が終了。他の皆さんはここで終了とのことでいったん昼食休憩へ。
(ここで、「続けたい」と申し出ればVEとしては継続せざるを得ないそうです)
・VEの皆さんと和やかに昼食&休憩を。
・その後試験会場へ戻り、エキストラへ・・・「いつ始めてもいいですよ(^ニ^)」と言われややプレッシャー
・しばし復習に時間をとり、いざスタート。
・50分ほどかけゆっくり問題を解き、結構手応えを感じながら提出。
・コーヒーを飲みながらしばし緊張しながら採点を待ちます・・・・・。
・「おめでとうございます。エキストラ合格です」という声とともに全VEの皆さんの拍手をいただきました。

後で聞くとやはり、ジェネラル級が一番きわどかったそうです。(実感あり(^^ゞ)

・次はVEとして参加してください。とエールをいただきました。

・最後にCSCという合格証をいただきました。

・最後に記念撮影を(^_^)b

・合格後二週間ほどでFCC,ARRLからU.S.A.の住所に封書が届きましたので転送手続きを。
ライセンスです。上部は保管用、下部は携帯用?

FCCとARRLより ARRL入会用 ライセンス
上部は保管用
下部は携帯用?

◎Vanity Call
・コールサイン決定後、そのままネット上で確認後運用可能です。
・私の場合、AB1PTが割り当てられました。
・コールサインの確認には「Universal Licensing System」「AE7Q」のWebページが便利です。
ただ、かなりの方が1×2や2×1のバニティコールというコールサインの申請を行っています。
こだわりがなければこの手続きが不要ですが・・・・
私もAE7Qのページで現在使用可能なコールサインをチェックし、希望するコールサインを確認しました。
具体的には・・・
1.空きのあるコールの確認(期限が確認できますので開始直前のものをチェック)
2.FCCのUSLでVanityCallの申請(コールサインは複数申請できます)
 一回の申請に$14.2の費用がかかります。

3.あとは誰も希望が重ならないことを祈って待ちます。「N4MC」のWebページは当選の可能性も出て楽しめます。
 申請後、抽選(決定)の期日がAE7Qのページ等で確認できますのでひたすら待つのみです。
4.第一希望以下を書いていると、第一希望落選の場合にも次の希望コールに当選できます。


◎VE
ARRL Volunteer Examiners Serve the Community
FCCライセンス取得の後は、次の受験者の皆さんをお手伝いするべく、VEとなられる方が多いようです。
※なお、この際のこつとしてですが・・・
◎バニティコール申請希望の方は、コール決定後に行う。
◎ARRLの会員登録をしておく(VEの申請待ちの期間に行うのもいいですね)
という点をお勧めします。
・まずはpdfファイルをダウンロードし熟読します。
・このファイルの中から、「ARRL/VEC Open-Book Review」の質問等に答えARRLに送ります。
 解答はかなりの分量になるので所定の様式では書き込みができず、ワードで作った解答をpdfにしました。
 この解答をメールでARRLに送付して待ちました。
・送信後にメール等で受領連絡がありますが、認定後の確認連絡はなく、直接封書が届きました。
 中にはVEの認定書と実際の試験時に必要なカードがラミネート加工されています。

・必要な方は、これとは別にバッジの注文が「The SignMan」から注文可能です。(私も注文しました)

※私は「VEバッジ」という言葉にばかり気をとられ、 「W5YI VE Badges」を選択してしまいRickさんにご迷惑をかけました。
 ただ、メールで大変親切に問い合わせていただき、修正注文できました。
皆さんはくれぐれも「ARRL Bages」を選択してくださいね(^^ゞ
なお、後で知ったことですが、VEとなるには「ARRL」と「W5YI」の二つのルートがあるようです。
ですのでバッジも二種類あるわけです。
W5YIの方のVEには認定ナンバーがあるようですね。


<参照ページ>
ネット検索でかなりの情報が見つかりますが、参考までに・・・・
JA8EFI /W6IB 局
サイパンレンタルシャック
N2YX/JF1KML 局
VE神戸 こちらで受験しました。