2文字しりとりで勝つ





●2文字しりとりとは



2文字しりとりとは、

コアラ→アラー神→神道政治→イジリー岡田→花壇→段々畑

といったように、前の語句の語尾2文字を使って次の語句を考えていくという、
変則しりとりの意です。ルールとして、語句の後ろから2文字めに「ン」がつくとアウト、
(次の語句の最初が「ン」になってしまうため)、近年メジャーになってきたしりとりです。

あと、地方ルールとして、普通のしりとりと違って語句のバリエーションが極端に減るため、
最初の2文字を延ばしたり、「ッ」を加えることをOKとする場合もあります。

例えば、相手が「タルト」と言った場合、こちらは「ルト〜」で言葉を考えねばなりませんが、
「ルート〜」でも「ルット〜」でもOKとなり、「ルート16ターボ」という返しが可能になります。



さて、「ン」を誤って付けてしまったときの回避法は前述で完璧なので、ここでは触れません。
ここでは、間を延ばそうが、「ッ」を入れようが絶対に返すことが出来ない「2文字」を相手に与えてギブアップを狙う、
ハメ技
について簡単に解説します。





●しりとりは戰爭


相手に話しかける瞬間からしりとりの闘いは始まっています。
まずは決してこちらの作戦を悟られてはいけません。
しりとりといえど「一計はそれが練られた瞬間から戰爭である。」これを忘れないで頂きたい。


さて、まずはターゲットに2文字しりとりをやろうと持ちかけます。
なるべく自然に。いかにも何か裏があるといったそぶりは見せてはなりません。
「べつにやってもやらなくてもいいんだけど、ひまだからしないか?」
程度の誘い方がベターです。

そして忘れてならないのは、次の一言。
「ああ、2文字だけで返すのアリにしようか?『シマウマ』なら『ウマ』だけで返すねん(笑)」


ここで注目してもらいたいのは、最後に軽く笑っている点です。
『シマウマ』に対して、『ウマ』だけで返すのが、面白いから−−−という理由を
雰囲気だけで伝えることが出来、理屈っぽくならずに済むのです。
ここまでは、非常に軽い気持ちを表に出しながら進めましょう。
無論、裏の顔は全く違うわけですが。。


さあ、ここで相手の承諾を得たら、いきなり開始しましょう。まずはこの一言。
「じゃあ俺からいくね。んーと、、『となりのトトロ』」

この「んーと、、」というのは、『となりのトトロ』という語句が出たのが
全くの偶然を装う為ですが、ここは短めにしてください。とにかく
先ほどの『シマウマ』に『ウマ』の話をした直後に『となりのトトロ』という語句を相手に
突きつけることが重要なのです。


さて、この時点で、相手は
●2文字返しがOKである。
●2文字返しは面白い。
●相手は「となりのトトロ」と言ってきた。

という事象を与えられました。では相手は何と返してくるでしょう?



私の経験上、10人のうち8人は
『トロ!(笑)』と答えます。



その答えがすべて計算された物であるとも知らずに、、、






●必殺の一撃とアフターケア


さて、相手はこちら側が提示した『2文字返しOK』を早速使った『トロ』の答えに得意満面です。
そのニヤケッツラを次の一言で地獄に突き落としましょう。


「トロロ」





・・・・・・・・・「ロロ」から始まる言葉、そうそうないです。
じゃあ「ローロ」は?「ロッロ」は?
そんなもの広辞苑にすら載っていません。
相手は文句を垂れながらギブアップするしかありません。あなたの勝利となります。





ところが、ここで相手が文句を言うかも知れません。
「ロロから始まる言葉、お前なら解るのか!この勝負はノーゲームだ!」
少なくともコロコロコミックに出てくるのニヒルなライバルキャラなら絶対言います。
どうも地方によっては自分が言えなかったらノーゲームという不文律があるようです。

しかし、恐れること無かれ、本作戦はアフターケアもバッチリなのです。











・・・・・・・・・あるんですよ。ロロ。













・・・・・・・・・・そう、、あれは、、、














任天堂ファミリーコンピューターソフト「銀河の三人」に出てくる敵キャラ!


「ロロヤン」!


証拠画像:ゲーム攻略本より

















・・・・・これにて相手の物言いは完全に封殺され、勝利と恥はあなたの手に入ります。
このようなバリエーションを何パターンか作っておくと常にしりとりを有利に展開することが
出来ると思います。是非お試しください。


ご静聴ありがとう御座いました。