アジア・アウトリーチ・AR233

 日本は、「日の昇る国」とも呼ばれ、そこには1億2,600万もの人々が暮らしている。 総人口の内、実に91.8%は都市部に住んでいる。地理的に言えば、日本は東アジアにあり、 大きく北海道、本州、九州、四国そして沖縄の5つの島によって構成されている。 これらの島々は日本の総面積の97%を占めている。日本を訪れたことのある人はだれもが、 「世界で最も素晴らしい場所の一つだ」と言うだろう。日本には、亜熱帯の海岸から雪山まで、 未来的な高層ビルから古代の寺院まである。この美しい国は、すばらしい料理や桜の 木や最先端の技術で世界的に有名だ。しかし悲しくも、最近のWHOの報告によれば、 日本は自殺率が高い国の一つである。

 日本の主な宗教は神道や仏教であり、キリスト教人口は総人口の2%にとどまっている。 さらに、海外や国内の宣教師による長年にわたる宣教努力にも関わらず、日本の教会には 目立った成長が見られていない。神は日本を忘れておられるのか?日本に福音の光をもって、 長い期間忍耐して働いてきた、多くの宣教師や牧師たちの心や思いに、このような疑問が 浮かんだことがあるだろう。他の国にリバイバルが起こったように、日本にもリバイバルが来る のだろうか。この問いに、私は信仰に立って、響き渡る声で「アーメン」と答えたい。

 日本よ、神はあなたのことを忘れておられない。神はご自身の忠実なしもべたちによる、 長く揺るぎない働きを見て来られた。日本に対する神の完全な時と計画に従って、神は大いなる リバイバルをこの地の上にもたらし、ご自身の御名の栄光を現されるだろう。キリストの からだが日本のためにとりなし続け、日本に神の働き手を送ることによって、要塞は打ち崩され、 霊的な津波がこの国を覆うだろう。

 日本人の大多数は家族や伝統や文化に縛られていて、これがキリスト教を受け入れる 上で主な妨げとなっている。しかし近年では、伝統的な日本の霊的な環境、特に若い世代の 霊的環境が変化してきているようだ。古い信仰的システムはゆっくりとその機能を失いつつあり、 人々の心は、人生を変えるイエス・キリストの福音に対して、以前よりも受容的になっている。

 日本中を旅して、教会リーダーたちがその働きのために整えられるべく、研修や教会での ミニストリーを行ってきた。その時、私は数多くの人々が神の霊に触れられるのを目撃した。 私はまた、教会に入ってきた人たちが奇跡的に癒され、救われていくことを見た。 日本の若い世代の信者の間には、力強い霊的成長と変革がある。その中には、神の働きに 専念するために、将来の仕事やキャリアを主のためにささげた人々もいる。これに励まされて、 私は数年おきに日本を訪れた。働き人やリーダーたちのためにミニストリーをし、キリストの からだが奉仕できるように整え、キリストに仕えるためにすべてをささげる若い男女を立ち 上がらせたいと願っている。

 これまで、日本のためにとりなして来た世界中のすべての忠実な兄弟たち。 日本というぶどう畑で長年仕えてこられた働き手たち。あなたがたの祈りは聞かれており、 あなたがたの労苦は無駄ではないことを知っていただきたい。 日本には大きなリバイバルが必ず訪れるだろう。日本中に 福音を伝えるために世界にいる多くの宣教師や教会やクリ スチャンの実業家や若い人々が動員されつつあるのだ。

 みなさんの祈りの友であるゴー・フォース・アジアの日 本に対するビジョンは、イエスご自身が神の御子としてご 自分を現してくださることである。そうして、罪の闇の中 に住んでいる多くの人々が自由にされ、唯一の真の神を礼 拝する者とされていくだろう。世界的なキリストのからだ として、私たちは主がたましいの大いなる収穫を与えてく ださるまで、忍耐をもって祈り続けることにしている。「日 の昇る国」、愛されている日本よ。神はあなたのことを忘 れておられない!



アジア・アウトリーチ・ジャパン・・・アジア・リポート No.233

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OCTOBER - DECEMBER   2020.