プリパラ めざせ!アイドル☆グランプリNo.1!

ジャンルおしゃれデザイン&リズムアクション
ハードNINTENDO 3DSシリーズ
販売株式会社タカラトミーアーツ
開発株式会社シンソフィア
リリース日2015年10月22日
ダウンロード版入手先任天堂ソフトウェアカタログ
備考
  1. 体験版あり
  2. 視力を用いずスタッフロールへの到達、全楽曲出現可能
  3. メニュー画面へのシステムボイスあり
  4. ストーリーモードのボイス 無し

プリパラとの出会い

第一印象

今回は私事から。姪っ子ちゃんがときどきうちにあそびに来るのですが、その姪っ子ちゃん4歳が、録画しておいたアンパンマンと並列して、夕方リアルタイムにうちのテレビでプリパラというアニメを観ていた現場へ居合わせた、それが最初だったのです。
ダンスシーンがCGなのかすげえなぁ、にぎやかな音楽であるな、最初はそんな印象でした。ああ、たのしそうだなと、門外からその様子を眺めていたのです。
でもせっかくなのだし、姪っ子ちゃんの好きなアニメだったらいつ来ても見てもらえるよう、うちのレコーダにも録画しておこうと思って定期録画を始めて数ヶ月が経ち、姪っ子ちゃんの流す録画の横でパソコンやりながら聞こえるともなく聞こえてくるTVから流れる台詞を聞いていたら、少しただならないのじゃないかと思える要素が出て参りました。
曰く、レオナルド・ダ・ヴィンチはヴィンチ村のレオナルドさんであると。
曰く幽霊を恐ろしがる様を指して、小心翼々と表すると。

歌舞歓楽

なんて面白いアニメなんだとそのとき思いました。意味を解さずとも物語の理解へ全く支障のない四字熟語の使い方といい、自然と語られるマメチシキの上品さといい、更には流れるライブシーンの音楽の本当に丁寧な作り込みといい、そのトータルのバランスに心からの魅力を直感したのです。
そこからは速かった、もう流れるように本作の魅力へ開眼していきました。
今まで入れた録画を全て見直し、毎週の放送が大変楽しみになり主体的に視聴するようになり、するとちょうど天才チームと努力チームでグランプリを戦っておる場面でして、その結末から流れるような怒濤の展開、優勝劣敗が描かれた上での本作のテーマたる「み~んなともだち!み~んなアイドル!」が大変なリアリティをもって描かれる流れ、そしてその「みんな」とはなにかの議論は今なお継続されています。
途中から見始めたため追っ手はDVDレンタルをと考えていたのですが、バンダイチャンネルで1基の第1話が視聴できたので、あらためて仮想世界へのエントリーと、そこでマネージャーと契約するシステム、更にはランクがあってその上で誰もがアイドルになれる世界、それがプリパラであると承知されいよいよもって全て通して見るのがたのしみになりました。

関連商品

そして例の姪っ子ちゃんに誕生日ケーキをばとせっかくだからプリパラのケーキを買って、更にせっかくだから自分のも買って、味を知った上で姪っ子ちゃんへおすすめしなければ(使命感)と思ったのでありますが、実際に食べてみますとこれがまた美味しいんです。
静岡の産みたて卵をふんだんに用いたパウンド、本当に卵の香りがするんです。上のクリーム42のストレートにてなめらかな甘さは北海道産の生乳由来、泡立てもほどよく、泡ばかりとならずなのにふわふわで、真ん中のジャムの酸味もベリー由来のほんものにて量も十分。冷凍で届いて6時間の冷蔵のうえ、切り分けていただくケーキです。本当においしいのでプリパラわたくし知らんだぜという場合も、ぜひ一度食べてみてくださいです。
更にはが売られているのだとか。レッドフラッシュですね、蜂蜜が入っているのですから食べたら本当に脳髄の覚醒によさそうです。こちらもとてもおいしそうなので今度買って食べるのであります。到着が楽しみなのであります。


3DS版との出会い

先行入手

そうして、嬉しくも発売されていた3DS版を発見。今はいい時代です、体験版がネットからダウンロードできる時代です。
ダウンロードしたら次のことが判然しましたので安心して購入決定となりました。

  1. ボタン操作対応
  2. システムボイスの存在
  3. コーデは任意要素であること
  4. 音ゲーパートは、体験版で遊べた難易度ではどのボタンを押しても正解になる
  5. 同じく、譜面のない場所でボタンを押してもミスとはならない
  6. ミスした場合はそのことが音で示されるので次回以後のプレイの参考となる
  7. 基本、曲に乗ってボタンを押しておればクリアできる。
  8. 「サイリウムチェンジ」と言われた次の小節から連打

上記の項目はそのまま、本編でも活用可能な知識でした。
同じく体験版で、ストーリーパートはボイス無しであることも確認しましたが、元々音ゲーとして買おうと思っていたので無問題。ニンテンドーHPのインフラ拡張によって初期設定こそ必要ながら視力を用いずに3DSやWiiUのダウンロード版ソフトの購入が可能になっておる今日この頃ですので、体験版と同じ用量用法で早速にホップステップげっちゅー♪したのでありました。

音声利用

製品版を起動してまず驚いたのは、タイトルメニューへ到着次第始まる、これどこのアカイイトですかと自然思われた、充実のシステムボイス量でした。
フォーカスを当てた殆どのメニューをらぁらちゃんが説明してくれるんです。楽曲選択にいたっては曲名を読んでくれるのです。場合により、PC-Talkerっぽくいうなら、ただメニューを読むだけでなく、音声ガイドの設定の「メニューの説明文をガイドする(&D)」をOnにしたような、つまり今読んでいるメニューが実際何なのかまで説明される場所があったりと、ただ驚きと感激あるばかりでございました。
跡で知ったのですがこのシステムボイスは原作アーケード版の仕様を踏襲してのことだったんですね。だから実質、スクリーンリーダー付きアーケードタイトルと、本作は言えなくもないのかな、後述しますがひびきさんを解禁するためにアーケード版は1回遊んだだけなので、詳しく分かっていませんでもうしわけないことです。

名前入力

アイドルグランプリストーリーを開いたら会話の後にキャラメイクとなるのですが、名前を決めるところだけは3DSの本体システムソフトウェア附属のタッチキーボードを利用するため、適当に下画面の真ん中あたりをつついてから、同じく画面右下端のエンターキーをタッチすれば先へと進むことになります。
あとは全く視力を必要としないので安心して薦めていってください。

不屈不絆

アイドルグランプリストーリーをクリアしていくことで、TOPの「いますぐプリパラ」で遊べる楽曲が増えていく仕掛けです。
そのグランプリストーリーですが、本筋のみをクリアするだけでは先へ進めなくなります。
そんなときは各キャラクター個別のストーリーをクリアすることでグランプリストーリーの続きが遊べるようになる場合があるので、そちらへ赴かれるのがよいケースがあります。
まずTOP画面から「アイドルグランプリストーリー」を開き、「今日はどこへ行く?」と問われるところまで画面を遷移します。
そこで上下左右へ移動することでキャラ別エピソードを楽しめる選択画面となります。
どのキャラを現在選んでいるかはカーソルを当てると直ぐにそのキャラの台詞(複数パターン)で発声されますのでとても分かりやすい構造になっています。そうそう、レオナとドロシーが両方出てきたらぜひ交互に選んでみてください、たまにこの2人会話はじめますので。
初めてプレイするシナリオはAボタン二回でデモシーンがスタートしますが、一度遊んだことのあるシナリオはAを三回押すことでデモシーンがスタートします。
これにより、未だ未読のシナリオを見つけられますので、ぜひご利用ください。


保存方法

そして、肝心要のセーブの方法なのですが、
アイドルグランプリストーリーからBボタンで抜けるとオートセーブが動作します。セーブしていること、セーブが終わったこともシステムボイスでばっちり教えてくれるのでこれまた安心なのであります。
ステージを1つクリアしたらBボタンでセーブすることを習慣づけておくと、高難度への複数のリトライも安心なら不意のバッテリー切れも安心です。
グランプリストーリーも後半になるとボタンの押し分けを必要とするステージが現れます。ぜひこまめなセーブと上記の情報をご利用いただきながら、クリアへ挑戦してみてください。

附属遊戯

さて、アイドルグランプリストーリー、キャラ個別ストーリーに関わらず、希にミニゲームをプレイするシュチュエーションがあります。
その中の一つ、「リズムでお天気予報」について少々。
こちらリハーサルの音声を聞き、それに対応するボタンを押していく記憶ゲームになっております。
「晴れ 時々 雨 でしょう」などと言われたら、最初に晴れ、後で雨に対応するボタンを押すわけです。
ボタンの対応は以下の通り。

 晴れ = A
 曇り = X
 雨  = Y
 雪  = B

これを踏まえればここも視力を要さず突破可能です。

さて、大きく、視力を用いず本作をプレイするに必要な情報はこんなところでしょうか。
それでは、皆様よきプリパライフを。


恐懼感激

これもあらかじめ、以下の仕様をお知らせいたします。
ストーリーパートの会話部分をスキップすることができません。
ストーリーが開始されたら途中でシナリオ選択やキャラ選択へ戻ることができず、読了する必要があります。
曲の演奏中、リトライや演奏中止ができません。
願わくば次作においてこれらの要素がシステムリプレイスにより解決され、更に願わくば前作の楽曲も全て収録され、更に更に願わくばストーリーモードの一部なりともボイス入りになったら何よりと思います。
しかしその一方、今のままでも全く視力を用いずにプレイできる本作なのですから、こうして新作が発売されるにおいては全く何の不安もなく、心から安心して購入できる、この事実をまず嬉しく思うのであります。
アニメとして様々な人間模様の描かれている本作、さておいても様々な登場人物の皆様が見せる模様はすなわち、本気、であります。
本作もまさにその一翼を担うゲームソフトであり、要の音ゲーパートにおいての音の綺麗さは特筆であります。本体設定でサウンドをサラウンドにしてもステレオにしても、それぞれに良い具合に出力されるのですからたまりません。
楽曲という意味で特筆されるのはグランプリストーリーの最後に聴けるエンディングのメドレーであります。
ぎゃっぷりぷりっぷー → クールスター → GoGo!プリパライフ → 放課後ハートフルダッシュ → と来て最後にハロハロフレンズで閉める神メドレーでして、ただのメドレーでない、音出力を敢えて中抜きとする技術が使われていて独特の立体感を醸し出しています。そして曲調がPerfumeのようなチップチューンにアレンジされていてその再現性の巧みさも芸術作品と自然思える調整具合。
ランウェイライブで一部遊べるこのメドレーですが、エンディングまでいたったらTVライブでも遊びたかった、しかし遊べなくてとても残念であります。それほどに素晴らしいメドレーでしたので、ぜひこれを目指してランクを上げながらストーリーと演奏を楽しんでください。
4gamer.netさんの「女児向けと侮るなかれ」と題しレビューされた本作、広く遊ばれることとなれましたら本当に何よりでございます。
放課後ハートフルダッシュで歌われる人情と暖かみある歌詞、ラッキー!サプライズ☆バースデイで歌われる祝意を表明する喜び、ブライトファンタジーで思い起こされる敗北であっても戦う素晴らしさ、ハロハロフレンズで語られるのはライバルである相手へ思われる心からの親愛、ぎゃっぷりぷりっぷー(アゲアゲver)から見え隠れするみれぃの孤独、ドリームパレードで歌われる魅力とはすなわち己の挙措であるとのメッセージ、トイトイ☆テイル(アゲアゲver)でのらぁらのまっすぐな思い、GoGo!プリパライフに含まれる、誰もが主役であり主役になれるプリパラというシステムの根源にある魅力と希望。
どの楽曲も素晴らしいことこの上ないばかりです。難易度を上げても楽しめて、落としてもまた楽しい。確かにパーフェクト判定を狙ったりサイリウムチェンジでは本気で連打するのも楽しいのですが、それはそれとして軽くゆるく遊んでも楽しいのですから本当にプリパラが手の中にあるようです。少なくともその哲学、誰もがアイドルになれる仮想空間は要素として実現されていることを遊んでいて確信する次第です。
先ほどのプリパラの根源の考察について、本ソフトが発売された跡にアニメにおいて「地下パラ」という形で実際に作劇として再現されます。この「誰も」を、ただの題目や綺麗な理想で終わらせず、しっかりとその構築の苦悩を含めて描いたアニメ版の魅力がまたあらためて思われるのであります。
視力を用いずにプレイの可能な音ゲーとしても大変貴重な本作、おひとついかがでしょう。おすすめのかしこまです。
  それでは、本日はこのあたりにて。


王子解放

3DS版にひびきさんを登場させるにはアーケードゲーム版プリパラをプレイし、楽曲をクリアし、その後の「あそんでくれてありがとう」と言われる画面に表示される2次元コードを3DSの読み取りモードを使ってスキャンする必要があります。
機会を設けて行ってまいりました。
本当それこそやりはじめたばかりだったので、1話のらぁらよろしく右も左も上も下もわからない状態。でもどうにか遊べたのは本当、3DSでの経験、知った楽曲をプレイできる安心があったからと思うにつけ、実際の経験はあらゆる学問を凌駕することを体感体験できて愉悦の限りでございました。
今度やる時はしっかりボリュームコントロールの方法も知って、ヘッドホンも使えるのならそれも使って遊べるようにしようと思いました。あれって奥にある上下矢印、今思えばあれがボリュームコントロールだったのかな。
参考情報:公式サイトの告知

さて、こうして解禁されるひびきさんの個別ストーリーですが、出てくるものはすべて最高何度の楽曲のみ、さすがセレパラ主義であります。でも彼の人物境遇立場哲学を考えればいたく自然必然なること、最高難易度のお天気予報があそべるのはここだけなので、ぜひ機会を見つけて遊んでみてください。


紹介動画


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