RF-B45 使用記

最終更新日:2006年02月22日



1.導入時期: 1989年12月24日より本格稼動

2.購入の動機: 1970年代以来休止していた活動を再開するため

3.使用記:
(1)感度: まあまあ十分でしょう。ICF-SW7600GRと比較するとほぼ同じくらいの感度です。バンドによって優劣があります。

(2)選択度: ちょっと広め(帯域5kHz位)、でもサイド面にあるファインチューニングボリュームでアナログ的に受信周波数をずらすことができるので、これである程度対応が可能。しかし、SONY等のように同期検波が無いので、やはり混信から逃げるにはなかなかしんどいものがあります。同調をずらすしかないです。この点、SONYの7600GRの方が良いです。

(3)音: 非常に良い、これで、日本向け日本語海外放送なんて聞いたらきれーです。個人的にはICF-SW7600GRの音よりこちらの音のほうが抜群に良いと思います。一番の違いは、音声の低域の周波数特性が伸びているようで、低音がきれいに聞えて高音域とのバランスが良いと思います。一言で表現すれば「落ち着く音」です。

4)その他:
・ロッドアンテナ: 機械的に頑丈で使いやすい。
・Sメーター: 3段階しかないですが、液晶表示されるのが嬉しい!せめて、7600GRにもこれくらい付いていたらいいのに…
・バンドスキップ機能&周波数ダイレクト入力機能: これがこのレシーバーのもしかしたら最大のメリットかもしれません。10キーに各放送バンドが割り当てられていて、そのバンドに飛ぶとバンドの一番下の周波数にダイレクトに飛べます。これは、目的局を持たずにSCAN受信をしている時には非常に役に立つ機能です。

4.使用方法: 新しい受信機に負けて、我が家の旅行用レシーバー&息抜きレシーバーに。つなぐアンテナも、ロングワイヤーを時々もらうくらいです。

5.思い出:
 今から10年前、阪神大震災が起きたその日。私は大阪で震度6程度の揺れの中にいました。
電気は止まる。水も出ない。頭の中には”どこで何が起こったんだ?”と思いました。ふとこのラジオのことを思い出しました。そうだこれは電池で動く!電源を入れてNHK大阪第1に合わせると、神戸が震源地だとわかる。日が昇ってきて、情報がだんだんわかってきた「これは大変だ!」。同じマンションの人に神戸まで通勤している人がいたので、内容を話すとビックリしていた。単純なことなんだけど、ラジオで情報が入るという簡単なことを知っている人が意外と少ない。やがて電気が復旧した。TVで見た神戸の町は目を覆いたくなるような惨状であった。電気が来る2時間の間、このラジオは情報を流し続けた!今でもこのラジオを見ると、当時のことを思い出す。たとえ最近出番が少なくても、絶対に手放さないよ!

今後更に充実させます。

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