
BCLとは (Broadcasting Listener)
Last Updated:2007年1月6日
1.BCLとは
BCLとは、和製英語で「Broadcasting Listener」つまり、「放送聴取者」という意味で、ラジオを聞いている人は皆そうかもしれませんが、特に言うならば、もっと海外の珍しい放送局を聞くとか、特に短波放送で行われている海外向けの専用番組、または、海外の国内向けの主に短波放送を聴くということに限定したほうがいいのではないか?と思います。現在も多くの海外の放送局が日本語番組を提供してくれております。詳しくは
こちらを見てください。
2.私のBCL歴
BCLを始めたのは私が小学校5年の頃、年齢で10歳くらいだったでしょうか?1970年の事だったと思います。
その頃は、BCLがちょうどはやり始める頃で、それに敏感に乗ってしまったと言う感じです。でも、3〜4年位後にBCLは爆発的ヒットをして、電機業界はBCLラジオをこぞって商品化を行い、CMにもBCLラジオのコマーシャルが流れていたものです。
また、この頃、「日本BCL連盟」が発足して私は岡山県の「津山ミーティング」の世話役をやっていました。
その頃有名な、月刊「短波」のアフリカ欄を長瀬OMの代わりにリリーフ執筆担当したのもこの頃でした。
それ以来、趣味はBCL一筋にやってましたが、1980年、大学入学で新潟に行くとともにこの活動は中止されました。その後、会社に入社しても仕事が忙しく、しばらく遠ざかっておりました。
そんな私にも1990年に転機が訪れました。仕事にも慣れ、生活にも余裕が出てきたということで、たまたまラジオのカタログを見ているとBCLラジオが結構安い価格で出ており、かつ性能も70年代と比べると比較にならないほど良さそうでした。そのラジオを早速購入し、また、このページの一番下にあるWRTH&PWBRも購入しBCLを再開して、現在に至っております。
3.私のBCLでの目的
BCLという言葉では、目的は必ずしもはっきりしません。色々な楽しみ方があります。それは、
@放送局を聞いて「受信報告書」を書いて放送局に送って、ベリカードをもらいコレクションする。
A放送を聴いて、海外の各国に対する理解を深める。
B英語の放送を聞いて、語学のレベルアップを図る。
Cより遠距離の、より珍しい局を受信し満足感&ベリカードをGETする。
D報道目的で、そのターゲットとなる国の情報を仕入れてニュースにする。
「ラジオプレス」はその代表的存在。
とまあ色々ありますが、私の場合は、@ABCを目的にこの趣味を続けています。
4.アフリカのラジオ事情について
私が70年代から大好きな「アフリカ」の放送局については、30年前から色々な変革がありました。それは、ある放送局はターゲットエリア増強を目指したパワーアップ(送信電力アップ)、またある局は短波放送をやめて中波やFMに移行し、実質日本での受信は困難になったりという具合です。
いずれにしても、受信できる局数が年々減少していることは非常にさびしいばかりです。でも、これは
アフリカに限ったことではなく全世界的に、衛星放送化(あるいはIT化)などが発達した影響が大きく、時代の流れと言ってしまえば、それまでです。特に2000年以降は非常に日本で受信できる局が減少しております。
5.BCL必携GOODSについて
さて、このような楽しいBCLをやるには次のようなものが必要です。
・短波ラジオ:SONYやGrundigが有名。きちんと聞くなら通信型受信機もあり。
周波数をダイレクトで叩き込めるものが使いやすいです。最低でも3〜4万円は覚悟しましょう。
・アンテナ:受信機以上に大事なアイテムです。
特に集合住宅住まいの場合、限られたスペースで感度の良い受信をしようと思えばアンテナ第一。
・オーディオ録音装置:カセット、MD、SDなど
・受信記録帳(ログブックと言います)
・情報誌
「World Radio TV Handbook」
「Passport to World Band Radio」
どちらも1年に1回発行されます。「AMAZON」や有名書店で購入可能です。
現在、2007年版が入手可能。
Passport to World Band Radio World Radio TV Handbook
