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第55回XPO記念コンテスト規約 
  JARL関西地方本部では,2025年XPO記念コンテストを次のとおり開催します。
 このコンテストは1970年に開催された「大阪万博」を記念して,1971年から開催されていて今年で55回目になります。
 今年は「大阪・関西万博」が開催されます。これを機会に幾つかの規約改定を行いましたのでご注意ください。
規約キヤク改定カイテイ経緯ケイイはココをクリック)
 また,今年は「大阪・関西万博」の期間中でもあり,記念局8K3EXPO,JA3XPOが開設されています。これらの局との交信を加算得点とします。
主な改正点は以下のとおり。
 a) 参加資格に海外のアマチュア局を追加。
 b) 使用周波数帯を1.9MHz〜10GHz とする。
 c) 種目に「シングルオペHFマルチバンド」と「シングルオペ2400MHz以上マルチバンド」を追加。
 d) Webクラスター等の使用を認める。ただしセルフスポッティングやそれを依頼する行為を禁止する。
 e) 許可されているリモート局による運用を認める。
 f) 従来チェックログ扱いとしていた記念局(8J,8K,8N局等)も一般局と同等に扱う。
 g) 大阪・関西万博記念局との交信は得点を10点とする。
 h) 第55回特別賞として抽選で550局に記念品を贈る。
 今年度も東海地方本部主催の「愛・地球博記念コンテスト」との共同企画があります。 
 両方に参加し,それぞれに書類を提出することで自動的にこの特別ルールが適用されます。
(この特別ルールのために別途ログを提出する必要はありません。)
1.開催カイサイ日時  
2025年9月15日(月・敬老の日)6時00分から同日18時00分(JST)まで。
2.参加資格 
日本国内および海外のアマチュア局。
3.使用周波数帯
1.9MHzオビ〜10GHz帯(3.8/10/18/24MHz帯を除く)の各アマチュアバンド。
ただし,1.9MHzオビ〜430MHz帯においては次表の周波数帯とし,
1200MHzオビ〜10GHz帯は総務省告示の使用区別によるものとする。
また10.1GHz帯と10.4GHz帯は一つのバンド,10GHz帯とする。
使用シヨウ周波数シュウハスウ (MHz)
使用シヨウ周波数帯 電信 (CW)  電話 (AM/SSB) 電話 (FM) 
1.9MHz帯 1.801〜1.820 1.850〜1.875 −−−
3.5MHz帯 3.510〜3.530 3.535〜3.570 −−−
7MHz帯 7.010〜7.040  7.060〜7.140 −−−
14MHz帯 14.050〜14.080 14.250〜14.300 −−−
21MHz帯 21.050〜21.080  21.350〜 21.450 −−−
28MHz帯 28.050〜28.080 28.600〜28.850 29.200〜29.300
50MHz帯 50.050〜50.090 50.350〜51.000 51.000〜52.000
144MHz帯 144.050〜144.090 144.250〜144.500 144.750〜145.600
430MHz帯 430.050〜430.090 430.250〜430.700 432.100〜434.000
 4.参加部門および種目
(1)部門ブモン電信部門デンシンブモン, 電信電話デンシンデンワ部門ブモン
(2)種目シュモク
 種 目 コー ドNo.
電信 電信電話
 シングルオペオールバンド  CA  FA
 シングルオペHFマルチバンド  CH  FH
 シングルオペ 1.9MHzバンド  C19  F19
 シングルオペ 3.5MHzバンド  C35  F35
 シングルオペ 7MHzバンド  C7   F7
 シングルオペ 14MHzバンド  C14  F14
 シングルオペ 21MHzバンド  C21  F21
 シングルオペ 28MHzバンド   C28  F28 
 シングルオペ 50MHzバンド  C50  F50
 シングルオペ 144MHzバンド  C144  F144
 シングルオペ 430MHzバンド  C430   F430
 シングルオペ1200MHzバンド  C1200  F1200
 シングルオペ2400MHz以上イジョウ
        マルチバンド
 C2400  F2400
 マルチオペオールバンド  CC  FC
(注1)電信電話部門は,「電信および電話」または「電話」によるものとする。 
(注2)電信はいわゆるCW(A1A)のみとする。(A2AやF2Aは含まない。) 
(注3)電話はSSB,AM,FMとし,DVやC4FMを含まない。
(注4)シングルオペは,コンテスト中の運用に関わるすべてのことを一人で行うものとし,
              それ以外はマルチオペとする。
(注5)ゲストオペ(補助行為を含む)による運用はマルチオペとする。
(注6)マルチオペによる運用は使用バンド数にかかわらずオールバンド種目とする。
(注7)シングルオペオールバンドは,HFマルチバンドまたは2400MHz以上マルチバンドに納まらない
    複数のバンドを使用するものとする。
(注8)HFマルチバンドは,1.9〜28MHzの複数のバンドを使用するものとする。
(注9)2400MHz以上マルチバンドは,2400MHz〜10GHzの一つ以上のバンドを使用するものとする。
    例えば5600MHz帯のみを使用した場合もこの種目とする。
5.交信方法
(1)呼び出し  電信:CQ XPO TEST
         電話:CQ XPOコンテスト  (XPOの発音は規定しない。)
(2)コンテストナンバー 
         RS(T)+JARL制定の都府県・地域等のナンバーとする。
         ただし海外局との交信はRS(T)のみで得点にできる。
        (例1)電話=5925  (大阪府内運用の局がRS59のレポートを送る場合)
        (例2)電信=599106  (石狩地域内運用の局がRST599のレポートを送る場合)
        (注1)札幌市は石狩地域の区域,沖ノ鳥島、南鳥島、硫黄島は小笠原の区域に含まれる。
        (注2)海外局はRS(T)のみで参加できる。
6.禁止事項および注意事項
(1)クロスバンドによる交信を禁止する。
(2)コンテスト中の運用場所の変更を禁止する。運用場所は一箇所とし,運用範囲は直径500mの
   円内とする。ただし下記(3)の場合を除く。
(3)コンテスト参加の目的で常置場所を離れ移動運用する局でシングルオペに限り、運用開始時の
   マルチプライヤー内の運用場所変更を認める。
(4)シングルオペ・マルチオペを問わず,一人のオペレーターが同一または異なるバンドを使用
          して2波以上の電波の同時発射を禁止する。
(5)マルチオペの同一バンドにおける2波以上の電波の同時発射を禁止する。
(6)レピーターおよびインターネット等を経由した交信((8)のリモート運用を除く)は得点および
   マルチプライヤ−に計上できない。
(7)コールサインやマルチプライヤーを受信信号の周波数情報と共にオペレーターに知らせる
           あらゆる技術,たとえばWebクラスター,CWスキマ−,リバースビーコンネットワークの使用を
           認める。ただし,自局の運用情報をWebクラスター等にアップロードするセルフスポッティング
           やスポットを依頼する行為を禁止する。
(8)リモート局運用(「電波法関係審査基準 第15の24アマチュア局の遠隔操作」による運用)は,
   すべてのアンテナ・送信機・受信機がひとつの所在地に収まっている場合にのみ許される。
(9)送信機,受信機,アンテナを設置した無線局の所在地外に位置するリモート受信機の使用は
           禁止する。
(10)コンテスト終了後に,データベースや録音,電子メールまたはその他の手段を使って交信ログ
           を作ったりあるいは交信を確認したり,コールサインやナンバーを修正することを禁止する。
   ただし,手書きログを電子ログ化する作業は,これに含まれない。
(11)一つのコールサインで複数の部門・種目にログを出すことを禁止する 。
(12)一人のオペレーターが複数の異なるコールサインで運用し,それぞれのコールサインで ログを
   提出することを禁止する。ただし,マルチオペとして参加した人が別の場所から異なるコール
   サインで参加しログを提出することを認める。
(14)常置場所を離れ移動運用する局は,コールサイン末尾に移動先地域を表す1桁の 数字を/と
   ともに使用し表示すること。 例:JA3XPO/3
(15)参加者は期間中のすべての交信をログに記載すること。サマリーシートに記されたコードナン
   バーにより該当バンドの交信が得点計算に使用される。マルチオペオールバンドおよび
           2400MHz以上マルチバンドを除き,ログに1つのバンドのみの交信が記載されている場合は
          シングルバンドの参加とみなす。
(16)記念局(8J,8Kや8N等で始まるコールサインの局)も一般の局と同様に扱う。
7.得点およびマルチプライヤー
(1)得点は完全な交信を1点とする。ただし(万博)記念局8K3EXPO,JA3XPOとの交信は1交信10点とする。
   海外局との交信も1点とする。ただし,海外局同士の交信は得点にできない。
   同一バンド内における重複交信は電波型式が異なっても得点にできない。
(2)マルチプライヤーは各バンドで交信した異なる都府県・地域等の数
   ただし,海外局との交信はマルチプライヤーの対象とならない。
 
8. 総得点の計算方法
(1)オールバンドおよびマルチバンドの場合
   〔各バンドにおける得点の和〕 × 〔各バンドで得たマルチプライヤーの和〕
(2)シングルバンドの場合
    〔当該バンドにおける得点の和〕 × 〔当該バンドで得たマルチプライヤーの和〕
 
9. 書類の提出
(1)参加局は,いずれか1つの種目のみに提出すること。
(2)電子メールによる電子ログの提出を推奨する。
   JARL主催コンテストの電子ログ形式(VERSION=R1.0,R2.0,R2.1)に準じたテキストデータを,
   添付ファイルではなく本文に記入すること。「件名」は(自局の)コールサインとする。
(3)郵送による紙ログの提出は交信局数100局以下の場合受け付ける。
   JARL制定のサマリー・ログシートまたはこれと同形式のものを使用すること。
(4)電子メールまたは郵送で提出期限内に,書類が再提出された場合は最新のものを審査の対象とする。
(5)マルチオペの場合(補助行為を含む)は,全オペレーターのコールサインまたは氏名を,
   <MULTIOPLIST>(電子ログ)または意見欄(紙ログ)に記入する。
(6)次に掲げる書類等の提出を求めることがある。
   @交信時に記入したログ(オリジナルログ)
   A送信機の名称,送信出力などの運用時のデータ
   B全オペレーターの無線従事者資格の確認資料(免許証のコピー)
(7)提出先
   @電子ログ (E-mail) の場合: ja3test@jarl.com 
   A郵送の場合: 569-1032 高槻市宮之川原 2-3-10 上村方
            JARL 関西地方本部コンテスト委員会
(8) 提出期限 2025ネン9月30日,電子メールは23時59分まで,郵送の場合は消印有効とする。
10.賞 
(1)次の順位の局に賞状を贈る
   (a) 各種目について提出局数に応じ,10局以下の場合1位,11〜20局の場合2位まで,
     21〜30局の場合3位まで31局以上の場合5位まで。
   (b) 前記(a)に重複せず,かつ当該種目における上位30%以内にある各コールエリア 第1位の局。
(2)第55回特別賞
   チェックログを含むすべての書類提出局を対象に,抽選で550局に特別賞(記念品)を贈る。
 
11.審査および 失格事項等
(1)審査はJARL関西地方本部コンテスト委員会で行う。
(2)この規約による審査で疑義のある場合はJARLコンテスト規約を参考に審査する。
(3)審査の結果,減点・警告・エントリーのチェックログへの移行・失格等の処分を行うことがある。
(4)コンテスト結果に対する異議申し立てはJARL NEWS 発表後20日以内に前記ログ提出先まで。
(5)失格等の裁定はJARLコンテスト規定に準じる。
 
12.提出書類の受付状況
電子ログは漏れの無いように複数の委員で受信しています。
書類提出いただいた局のコールサインを当委員会のホームページで公開しています。
 https://www.eonet.ne.jp/~ja3-test/
 https://www.eonet.ne.jp/~ja3-test/ja3test_log_teisyutsu.html
提出後24時間以上経過しても掲載されない場合はメールアドレス等確認のうえ再度
提出をお願いします。
13.個人情報の取扱について
サマリーシートに記していただいた,住所・氏名・電話番号・E-mail アドレスは,関西地方本部のコンテストの実施に関わること(提出内容の問い合わせ,コンテスト関係の御案内,賞状の発送等)に限ってのみ使用させていただきます。
目的外の使用や,いかなるところにも個人情報を開示することは,決していたしません。
なお,結果 及び お寄せいただいたコメント の発表については,これまでどおりコールサイン(識別信号)のみとします。
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