里山だより        2009年1月24日 
             
         
       冬の仕事
    里山だより (冬の仕事)       2009年1月24日        小雪のち晴れ 

     芋谷の棚田はずいぶんと明るくなりました。
 お正月早々芋谷での冬の作業が始まり、18日の例会では 大勢の方が参加され、「畦の補修」と「ススキの枯れ草焼き」が行われ、芋谷の再生がどんどん進むようです。  

 棚田を守っておられる尾浦さんも、今日(1月24日)は昔ながらの「石垣の修復」をされていました。 芋谷の棚田を歩いていると、日本の自然が作り出したともいえる森に生まれた日本文化のルーツや、 コツコツと積み重ねられた農耕文化に出会い、何度行っても新しい発見ができます。芋谷には山の神がいるようです。

 1月18日(日) 例会での作業 畦の補修(川沿いのあぜ道は拡張され、畦板を中に入れ、耕耘機が楽々通れるようになりました。        昼から、雨になり予定を消化できず散会しました。
                 
「環境教育リーダー研修」、地域の方やガールスカウトの参加、和歌山県「耕作放棄地再生活動協働モデル事業」などへの取り組みなどで アクションチームの活動も、新しい時代に入ったようです。 活動に対する地元の方々の思いも変わってきたように感じます

昔ながらの方法で、石を積んで棚田の石垣を補修されています。尾浦さんの棚田 1月24日


休耕田を一面に覆っていたススキや、川を塞いでいたヨシが刈られた「芋谷の棚田」は、ずいぶん明るくなりました。


   〜 芋谷の自然 〜

   ナベナ
秋には紀見温泉前の河原に美しく咲いていた「ナベナ」、冬の姿に変身です。レッドデータブックにも載るようになってきた少し珍しい植物です。
         秋に咲く花    

      ルリビタキ
帰りにチャンチン坂を登っていると、「ルリビタキ」のメスに出会いました。 冬の寒さを里山で過ごそうと、大峰山系の山々から やってきて、少し薄暗い林の中で過ごしています。 私が坂道を歩いているのが珍しいのか、挨拶に出てきました。オスは瑠璃色が美しい、幸せの青い鳥です。
      



 

 
 

   メジロ

坂を上りきった所の柿の木には、たくさんのメジロがおいしい柿の実に群がっていました。