里山だより   平成19年7月8日(日)  曇り時々晴れ             

梅雨
の晴れ間、チャンチン坂は、ハエドクソウコクラン、それにムラサキニガナが清楚に咲きだしました。 
 坂を降りる両側の土手は、きれいに草刈がされ、たいへん美しい道です。

 
チャンチン(香椿:センダン科)の花は、例年なら6月末ごろ、このように真っ白に咲くのですが、今年は休みのようです。
                   

今年は気温も高く、雨も適度に降り、芋谷の黒米の田んぼのイネも順調に育っています。
田んぼの中は、ハイイロゲンゴロウやヒメガムシ、それにカワムツの子供もたくさん泳ぎ回り、水の上は、コバルト色が美しい夏型のホソミイトトンボが盛んに飛んでいます。
 
オツネンホソミオツネンと共に成虫で越冬する少し珍しいトンボです。
 
 浮いてきて空気を吸い、また潜り、オタマジャクシや、サカナをつかまえて食べています。 1uで8匹程度の分布でした。
 
 里山保全作業は、大変です。
 
昨日の山内の演習林の下草刈りに続き、今日は朝から、佐藤事務局長をリーダーに、6名が参加して、草刈機やノコギリ、大鎌を使い川向の休耕田の草刈りや篠竹の伐採をしました。

  竹がおびただしく進入し、茅も3〜4m位に行く手を阻み、暑さもさながら、大変な作業でした。
 汗だくで、手も休めることなく、どんどん刈り進んだのですが、果てが全く見えません!
今回は未完に終わりましたが・・・。
  休憩して、少し体力が回復してきたので、芋谷川の周辺の木を伐採しました。
  川面がすっかり明るくなり、明るい日差しが水の透明さをいっそう引き立て、
  気持ちのよい里山に一歩づつ、近づいているような気がします。
   暑い中参加していただいた皆さん、大変ご苦労様でした。
   この続きを、また多くの皆さんと共に、この続きを進めたいです。     〜佐藤事務局長

    芋谷川沿いの木の伐採
 
  きれいになった、黒米の田んぼの土手
    
 休憩の際、話が出た「チャンチン」の花、どんな花でしょう。 2003年6月28日に撮影したのが有りましたので、参考までに掲載します。 
 この木は昔、稲刈り後の藁を積み上げる木(畦畔木)に植えたもので、木や花に独特の匂いがある、中国から来た木です。

釣鐘のような形で、たくさん房のようになって咲きます。

    落ちたチャンチンの花を写したものです

 
今度の15日の日曜日も、是非参加してください。 暑い日であれば、川でスイカでも冷やして、食べましょう。