里山だより   平成19年6月10日(日)  曇り時々雨               

午前11時の気温 23℃ 田んぼの水温 19℃ (芋谷川の水温14℃)

♪ さみだれの 注ぐ山田に 早乙女が  裳裾濡らして 玉苗植うる 夏は来ぬ 

  ホトトギスやカッコウがこだまする芋谷の棚田で、今年も大人18名子供6名が参加して 黒米の田植えが行われました。 
 苗代の苗も順調に育ち、少し冷たい水温の中、みんなが協力して、楽しい田植えが続きます。 
昼には、カシワ、ナラカシワ、サルトリイバラと三種類の葉でくるまれた「
柏餅」や 田植えの後に食べる「さなぶり餠」もご馳走になり、懐かしく楽しい日本の伝統行事がいっぱいです。

 黒米の苗を、「木枠」を使い1株づつ植えていきます

 大きく育った苗を早乙女に投げます
早苗振(さなぶり)

引き続き、付近のあぜ道の草刈も行われ、きれいになった芋谷の棚田の観察と撮影会も行われました。 
 「アケビ」の実は少し大きくなりました。赤黒く実った「桑の実」は口に入れると、甘くなつかしい味が広がります。
   途中雷雨に会い、芋谷トンネルで雨宿りも兼ね、手掘りトンネルを探検しました。
    いました!トンネルの天井には「コキクガシラコウモリ」があちこちにぶら下がっています。
                   
    葉っぱの半分を白くお化粧した「マタタビ」は、美しい白い花も付けていました。

 昨夜行われた、ゲンジボタルの観察会も、久々にたくさんのホタルが飛び交い、
 大勢の方が参加され、楽しまれました。 (参加者32名)

 

       日本の懐かしい自然が残る、「芋谷の棚田」へ 是非また出かけてください。