里山だより   平成19年5月27日(日)  晴れ                 

初夏のふるさと演習林で、10人が参加して山の「下草刈り」が行われました。
短時間でネザサやコシダ、ワラビなどが刈られ、演習林は大変美しい姿に変わりました。
最近、森林のもつ心身の“癒し効果”として健康増進やリハビリテーションに役立つことが注目されるようになり、今年は高野山が「森林セラピー基地」に認定されました。
演習林も植樹してから4年、広葉樹の茂る森は、「ふるさとの森林セラピー基地」 に育ってきたようです。

 

   きれいに草刈の済んだふるさと演習林

  ネザサをきれいに刈っていきます

演習林は ソヨゴ や ガマズミ、モチノキ等の木が花盛りです。
 草刈をしていると、足元に「タチシオデの花が咲いていました。 
山菜として、おいしい山のアスパラガスです。 

  
道沿いには「忍冬(ニンドウ)」と呼ばれ、冬の間、葉を丸めて寒さに耐えてきたスイカズラ」も美しく咲いています。
ピンク色から白色、黄色と色を変えていく様は「金銀花」とも名づけられ、初夏の里山を彩っています。
    美しくなった演習林を、あなたも是非訪ねてみてください。
 青空を映していた芋谷の棚田も、いつの間にか青田に変わり初夏の日差しを浴びて、 
   幼い苗が 風に揺られています。
 

当日、昼から芋谷の棚田の黒米の苗代も訪ねてみました。

九州地方は猛暑日のこの日、田んぼの気温は27℃苗代の水温は29℃にもなり、苗は順調に育っています。

既に、大きいもので15センチ近くに伸びていました。 因みにこの日の芋谷川の水温は14℃、日陰は23℃です。

今年は、水不足さえ心配なければ、稲の生育には都合の良い気候のようです。

6月は、ホタルの季節、田植えの季節です。 芋谷の棚田も是非訪ねてください