里山だより   平成19年5月13日(日)  晴れ                 
 「山滴る」
  滴るような新緑と青空の季節です。  初夏の 「ふるさと演習林」の木々は、花盛りです。 
 照葉樹林の森は、盛り上がるような萌黄色で覆われ、コナラやカシワの若葉は白い粉を吹き付けたようにキラキラ輝いて見えます。  モチツツジやノイバラが木々の裾を彩り、里山は一年中で一番美しい季節を迎えています。

            コジイの花

         美しい「ノイバラ」の花
 
  芋谷の棚田も、田の神様を迎え田植えが始まりました。

今年初めて、ホトトギスの声もコダマしています。 「早く田植えをしろ」と鳴いているようです。
 
 
    
 
    きれいに草刈りをされた 芋谷の棚田は、青空を写して美しく輝いています。
 田んぼの脇の畑は、ダイコンの花、ナタネの花も満開です。ミョウガの子供、タコナも出てきました

 4月に種まきした「ヒマワリ」の若葉  もたくさん出てきました。
  もうすぐ、タマネギの収穫です。
 
  4月の例会で種をまいた、イネの様子や苗代を確認しました
 気温20℃ イネは順調に発芽し、約2センチ程度に伸びています。不耕起栽培の田んぼの発芽は確認できませんが、
 多分順調に育っているようです。

  今度の日曜の例会は、芋谷の棚田や林等の周辺部の草刈も予定しています。
 

 
  芋谷の源流部を遡ると、この時期たくさんの生き物に出会えます。

芋谷川の源流付近の森は、オオルリキビタキ、クロツグミのライブコンサートが開かれています。

ヒメウラナミジャノメサカハチチョウ、 それに卯の花(ウツギ)の周りにはジャコウアゲハがたくさん舞っています。

少し珍しくなった「オグマサナエ」や「ダビドサナエ」の写真なども撮ってみました。

 芋谷の棚田は、動植物の宝庫です。 この時期、是非訪ねてみてください。

 


 

  芋谷の奥の廃屋に作ったニホンミツバチの巣を収穫しました。
 ハチノコは、口に入れるとミルクが溶けるような美味しさでした。
  袋に入れ持ち帰り、自宅で蜂蜜を取ります。   おいしそー!