里山だより     平成19年2月3日 朝 晴れ               

  ソシンロウバイの花にも木に残ったクリ(栗)のイガにも、雪の帽子が、かぶっています。
 
 またの名を、忍ぶ冬と書いて「ニンドウ」と呼ぶ「スイカズラ」は、霜や寒さで丸まった葉を落とさず
まるでコートを着た人のようです。  丸まった葉を広げると鮮やかな緑色が残っています
漢方薬にもなり、初夏には白い美しい花をたくさん付け、里山を飾ってくれる植物です。
名前そのままに、コートを羽織って、じっと冬を耐え、春の来るのを待っていました。
 氷点下の節分の朝、芋谷は昨夜の雪が残り、一面の銀世界です。

 

  以前会員の山本さんに久しぶりに出会いました。 猪を獲るハコワナもこれまでに
8頭の収穫があったそうです。   今日も シシオイ が犬を放って山へ入っていきました。
(和歌山県では、今年の猟期は、イノシシに限って3月15日まで伸ばすように報道されています)
 
 冬は里山の掃除の季節です。 棚田展望地付近のコナラも数本が伐採されました。
 夏に、昆虫酒場になるクヌギも倒され、少し寂しい思いです。
   
 落葉樹には、花が咲いたような、美しい霧氷も見られました。

 

 みなさんも雪の季節、芋谷の冬景色も訪ねてみてください。