日記的落書
落書:室町時代の庶民の鬱憤ばらし


12月1日
自分でも予想以上に間が空いてた。
同時多発テロ(仏)以来のシリアの混迷は第三者として見ている分には非常に興味深いものがありますね。前まででもイスラムゲリラ(反アサド派)対政府軍機甲師団の本気の殴り合い等色々とアレな状況では有りましたが。
トルコがロシア軍機を撃墜した事件も、原油の行き先を考えたらなんだかなぁという気分になりますし…トルコのエルドアン大統領の息子の会社に納品されている、という説がロシアの仕掛けた情報戦だという疑惑を払拭できない程度にはエルドアンさん素行が悪いしなぁ。
ここんところトルコ軍が装備の近代化を進めてるんですがことごとく大統領自身がいっちょかみしてピンはねしていくようですし。
■シリアに投入されているというロシア軍機


今回撃墜されたSu-24:西側マニアには「アードバーグスキー」って呼ばれたりする子

個人的にSu-24はソ連式質実剛健さを残しつつ西側的な近代的スタイルをもったデザインなので好きです、ライバルのF-111”アードバーグ”が色々な意味で有名なせいでイマイチ(いやかなり)影が薄いのですが、軍用機としては十分な信頼性を持つ東側兵器らしい攻撃機だと思います。


Su-34:Su-24の後継機、通称カモノハシ。かわいい。

なんで元々単座の戦闘機を戦闘爆撃機に改造するのに並列複座にする必要があったんだろう…性能は非常に高いと目されているのですが、公表値で武装搭載量が本邦のF-2支援戦闘機とほぼ同等ってどうなんそれ。


Tu-160”ブラックジャック”:通称「コンコルドスキー」

可変翼を持つ超音速爆撃機ですが、何気に今回がデビュー戦らしいですね。
昔から色んなゲームで普通に敵役で出てくるからとっくにどっかで使われてるもんだと思ってたわ…かなりのオールドレディーになってからの初陣なんですね。
今回ISIL支配地域…と反アサド勢力支配地域…に相当エゲつない空爆がされているようで、通常爆弾だけでも昔懐かしい自由投弾による絨毯爆撃的な攻撃なんですが、どうも投下してる爆弾の中にテルミット弾が混じってるそうで…下にいる人間は軍民問わず生かしとく気無いだろガチで。
※テルミット弾、と言われてもよく判らない人は太平洋戦争末期の「B-29の焼夷弾」を連想しておけば大体正解。
日本本土空襲では油脂焼夷弾の他にテルミット焼夷弾も混じっており、超高温で燃焼するテルミット弾は消火しにくく延焼し易いので市街地攻撃には最適でした。どれだけの高温かというと、鉄筋コンクリートのビルの屋上を焼き貫いて下の階に落ちてくるくらいの温度です(最高温度3000度以上になるので鉄も溶ける)

10月28日
どかーんと間が空きましたが生存報告。
色々と忙しかったのですが結局今の職場も赤字で事業縮小することになりまして、年末解雇を通知されました。今に至るまでとうとう肩書きがフリーターのままだったのでまぁその辺は別にいいんですが(正社員だと辞める/辞めさせるのも書類が大変)、さてどうすべぇか。
世間は本当に色々な流れがありましたねぇ…今年これまでに日本のみならず世界で起きた政治的/軍事的な動きを全て詳細に記録し、記憶すべきだと思います。
今我々は幸か不幸か、大きな歴史のうねりの只中にいるんですから。
■個人的には欧州の偽装難民祭が腹抱えて笑ってしまったくらいのなんつーか…和みネタですね、ドイツはいつまで偽善者を続けられるんだろうか。(スウェーデンでは移民による強姦等の性犯罪を全て国籍…つまりスウェーデン…人としてのみ報道した、理由は移民への差別意識の助長を恐れて、である)
「ドイツ人は生真面目だ、間違える時も真面目に間違える」とは誰の言葉だったか…真面目すぎて我慢に我慢を重ね、ぶっ壊れる時は一気にいっちゃう傾向があるよね、ドイツ人(本邦もあまり言えない気はするが)
■ラッセンさんのピンポンダッシュ。あれ中国は無視すればよかったのに声明で反応しちゃったからヘタれて領有権放棄(国内的大問題/内乱)するか強硬策を貫いて武力による領域外退去を命じる(国際的大問題/戦争)かしか無い気がするんですが大丈夫か。

9月6日
中国で「抗日戦勝70周年」を記念する軍事パレードが行われてましたね。中国自体は建国67年目の国家だとかは気にしない。
仕事忙しくてテレビとネットで軽く見ただけなのですが、どこもやたらと「東風21D」を推している印象を受けました。東風というのは湾岸戦争で有名になったスカッドミサイルの親玉と思えば大体合ってる、という感じの移動式弾道弾です。


見た目はこんな感じ、元々潜水艦発射用だったので全長は短い

どのサイトでも”空母キラー”という名称を用いていましたが、現在世界中で空母をまともに運用している国家はアメリカだけなので、事実上対アメリカ海軍空母機動部隊用決戦兵器という位置づけになります。射程1500km、最終速度マッハ10で飛来(落下)する対艦ミサイルと聞くと非常に恐ろしそうですが、これ巡航ミサイルじゃなくて弾道弾なんですよね。
解り易くいうとグラディウスのミサイルとスプレッドボムの違いです(あ)


左:ミサイル(威力小・地形追従)/右:スプレッドボム(威力大・着弾地点で爆発)

地形に沿って飛行して海面に浮かぶ目標に突入する巡航ミサイルと、一旦高く打ちあがってから降下、増速しつつ着弾点を目指す弾道弾ではどちらが命中精度を高く出来るか、というのは少し考えると解ると思います。
射程距離が長いほど遠距離から敵を攻撃できるので接近される前に仕留められたら戦略的には理想であるのですが…旧日本軍の基地航空機による敵水上兵力漸減思想はまさにそれ…、弾道弾は要するに”超遠距離輪投げ”なので相手の位置を正確に掴んだ上でミサイルを命中するまできっちり誘導する技術が必要になります。その為に軍事衛星をバンバン打ち上げてるんでしょうけども、終末誘導って日本でもてこずってる難しい技術なんですよ、超音速で落下する物体に少々運動エネルギーを加えたところで軌道が変わるかって言うとそんなに変わりませんから。


アメリカの空母に見立てた目標内に着弾した、とされる画像

相手が静止してて尚且つ位置がはっきりわかってて誘導支援をきっちり受けられる範囲でならそれなりの精度は出るようです。
ただ、米の原子力空母って現存する全ての水上艦艇の中で一番速いと言われているんですよね、プロペラシャウト折る覚悟で回せば時速100km越えるとかいう噂まであります。そんなモンに誘導できるんかね、3分もあればけっこう移動するぞ。
元々二種類の長距離ミサイルがあるのも用途に応じて使い分けられるからでして…東風は核弾頭装着して誘導誤差を埋めるってネタがありますが、まぁ運用するならそれくらいしないとまず”命中”しませんよ、1000kmも先の原子力空母になんて。
オマケ:
アメリカ海軍原子力空母ロナルド・レーガン


甲板から水を散布して汚染物質を洗い流す機能のテスト中
いかなる状況下でも最短で戦闘能力を回復できるように建造された動く要塞です

核攻撃も当然想定済み。
そりゃそうでしょ、東西冷戦の頃はいつ頭上でソ連の核ミサイルが爆発するかわからない時代だったんですから。

8月27日


22DDHいずも型一番艦「いずも」(艦番号183)

えーっと、4月10日の日記で紹介したヘリコプター搭載型汎用護衛艦「いずも」ですが、本日予定通り順調に二番艦(24DDH/艦番号184)が進水しました。同型艦なのに22/24と数字が異なるのは一番艦が平成22年度予算で建造され、二番艦は平成24年度予算で建造されたからで、別に形式番号って事ではありません。
最近の日本の護衛艦は海外の反応ネタが毎回面白くて困る。
〜22DDH〜
海外のオタク「22DDHって空母だよな?」
日本のオタク「ヘリコプター搭載型護衛艦だよ」
海外のオタク「いや絶対空母にしか見えないって!」
日本のオタク「偶々オスプレイが搭載できるようになってるだけの護衛艦だよ(ニヤニヤ)」
海上自衛隊「22DDHは”いずも”と命名しました」
海外のオタク「ぜってー空母だってあれ!」
〜24DDH〜
海外のオタク「24DDHって空母だよな?」
日本のオタク「ヘリコプター搭載型護衛艦だよ」
海外のオタク「いや絶対空母にしか見えないって!」
日本のオタク「全通甲板があるけどただの護衛艦だよ(ニヤニヤ)」
海上自衛隊「24DDHは”かが”と命名しました」
海外のオタク/日本のオタク「空母じゃねーか!!」


大日本帝国海軍航空母艦「加賀」:煙突から海水を散布して排煙を消している様子がよく解る
個人的にこの排煙処理の為の下向き煙突をつけた日本空母は本当に美しいと思う

まさかここで加賀の艦名復活来ましたかー…元々は戦艦として建造されていたのですが軍縮条約の為に戦艦として完成させることができず、航空母艦として就役した旧海軍屈指の武勲艦です。が、これをよりによって今の時期に命名しちゃうそのタイミングがすご過ぎる(中国が戦争勝利70年記念の軍事パレードを開こうとしているが、70年以上昔、中国の軍拡と対日宣戦に対して最も初期から対応し上海周辺の中国軍の排除に貢献したのが加賀です)
歴史の捏造も改変も許さない(共産党は当時匪賊と呼ばれる盗賊と分類されていたに過ぎず、対日戦争は国民党が戦っていた)、という日本政府の姿勢なのですかね…自衛隊だけで決めるにはあまりにもあまりな艦名ですよこれ。

8月20日
なんかぼーっとしてるうちに書かないのが習慣化してる管理人です。
なんか色々と(五輪のエンブレムとか天津大爆発とか)世間が騒がしいのですがそれに関して情報収集する気力も沸かないくらい暑さにやられてて帰宅したらボーっとネットサーフィンして寝る生活をしております。天津の現場で神経ガスが検出された、とかいう報道にはびっくりしてるが…台風シーズンで良かったのか悪かったのか。
個人的にはこの夏生まれて初めてびあがーでんなるものに行ってまいりました、お酒飲まないと本当に縁が無いし、行ったところで飲めないとうるさいだけの場所って気がしないでもないですね…まぁ楽しかったからいいけど。
今年に入って偶に書く日記は軍事ネタばかりですが今回も例に漏れず軍事ネタで。


このたび中国でお披露目された対戦車/高射兼用砲

えーっと…21世紀です、21世紀です(強調)
まさか今の時代に牽引式火砲が開発されるなんて思いもしなかったんですが、スペック見ると125mm対戦車砲となってまして、要するにこれT-72系列の125mm滑腔砲を戦車から降ろして高射砲弾も撃てるように薬室を改造したものですね。
一応125mm砲(のカタログスペック)なら近距離では西側戦車の装甲を抜ける威力がありますし、射撃姿勢の関係で防御の弱い車体下部に命中させ易いから数を配備されたら案外厄介な兵器だと思います、問題は高射砲機能の部分で…てっきりこれ対戦車ヘリ辺りを想定してるのかと思ったら仰角を見る限り高高度迎撃する気満々ですね、どこの戦略爆撃機が目標なんでしょうか?(今の時代高射砲が廃れたのは大型の爆撃機なら型遅れのミサイルでも十分命中が期待できるからなんで、この高射機能が活かされるかどうか未知数)
対戦車砲としての機能を優先した砲架なので高高度移動目標への迅速な照準が可能かどうかちょっと怪しいですし、そもそも砲尾と地面との距離が近いので反動吸収どうなってるのか…砲架自体の構造がよく見えないけどこれ非常時は昔の対戦車砲みたいに砲の脚(駐鋤)を砲員が抱えて旋回させるんだろうか…正直、無理に造る必要がある兵器ではないよなぁ(どっちかに機能特化する方が安く上がるし)
歴史上生産された最後の高射砲、となる事はまぁ確実ですけどね。

5月17日
やっとGWシフトから開放された管理人です。
GW前後に色々な情報あってなんか書きたかったんだけどけっこう忘れちゃったなぁ…とりあえずあれですか。


F-2支援戦闘機の翼下に見える白いのがXASM3

来年度、待望のXASM3の発射試験が行われるそうです。標的艦には退役した護衛艦”しらね”が充てられており、実験で得られたデータが目標値を達成していれば晴れて正式採用されてASM3として量産・配備が行われます。このXASM3に限らず日本の装備品、中でもミサイル類はあまり一般には聞かれないのですが、今回のこいつは旧来の対艦ミサイルの概念を大きく上回るエグいミサイルになるようです。
そもそもASM2の時点で「複数のASM2で標的を包囲してタイミングを合わせて同時多方向から突入する」(迎撃火力を分散させて命中数を上げる)というやられる側からすれば悪夢に等しい機能を持っていたのですが、3ではめんどい事は省略してもっとストレートに命中率を上げる方法を採用しています、単純に”迎撃側の猶予時間を短くすればミサイルの被撃墜率は下がる”、という観点から、「音速の五倍で突っ込めば迎撃する余裕無いよね」と割り切ったようです。(ASM2で最高速度900km/hくらいと言われている)
ある程度のステルス性も持つ為、命中してから飛翔音が(生存者には)聞こえるミサイルですかそうですか。尚射程距離も一般的な対空ミサイルの最大射程を上回る模様。
一般に空母艦載機による軍用艦への攻撃で最初に実績をあげたのは英国(タラント港奇襲攻撃)なのですが、陸上攻撃機による軍用艦攻撃は日本がそのパイオニアです(マレー沖海戦/PoW及びレパルス撃沈)
その伝統を受け継いだF-2の大編隊による対艦ミサイル飽和攻撃が21世紀に見れるのかもしれません…あまりいい状況じゃないがね。
っつーか中国海軍が米海軍を挑発してるのは勘弁して欲しい、ああいう事やってると”偶発的衝突”が起きるんですよ…あいつら日本軍相手には上手くいったからって米軍ナメちゃいかんだろ(--;

4月10日
ビルダーの使い方忘れるくらいサボってた管理人です。
あまりに長いことファイル編集してなかったからご親切にもHTMLファイルがビルダーじゃなくてIEで立ち上がるようになってたよクソァ(自業自得)
長いこと更新せずにだらだらしてましたがニュースとかもまったく見てないんだよなぁ…戦後70年の節目に発見された武蔵は続報を楽しみにしてますが。他はなんかあったっけ?AIIB?ISISの親戚でしょ?(真顔)
個人的に大きなニュースかなぁと思うのが軍事マニア待望の22DDHのお目見えですかね。


22DDH"いずも"と帝国海軍戦艦"大和"の比較図

世界最大の戦艦とほぼ同サイズだけど空母じゃないからな!「ヘリコプター搭載型汎用護衛艦」だからな!対外的には「Destroyer」(駆逐艦)だからな!
…スターウォーズの「スターデストロイヤー」と同じ意味のデストロイヤーです、って言われた方がまだ納得できるな(;´A`)
22DDHはおおすみ型輸送船やひゅうが型護衛艦の運用ノウハウを元に建造されたいわば真打とも言えるクラスで、ヘリコプター運用能力、整備・補給能力の高さはもちろんのこと高い管制能力を持ち、自艦以外の周辺航空機を一元的に管理統率できる移動航空基地的な側面は確かに強いですが、残念な事に甲板が狭いのでF-35ですら満足に運用できるとは言えないです、空母としての管制能力を持つ護衛艦、というのが実情でしょうね。(離島防衛・奪還に必要十分な機能を集約した、とも言える)
でまぁこの「いずも」なんですが、ニュースでは空母のような、という側面ばかりが強調されててなんか違和感あるんですよね。
護衛艦の命名基準に則り旧国名の「出雲」から命名されたこの「いずも」ですが、出雲の国というのは現在の島根県に当たります。で、島根っていうと竹島を含むんですよね。そしてすぐ隣国である韓国には竹島の事を指す「独島」という強襲揚陸艦が存在します。
軍艦に地名をつけるというのは世界中で極当たり前に行われている事なのですが、それが紛争地の名前である場合これは深刻な挑発行為なのです。日本側が今この時期に離島防衛を念頭に置いた大型艦を建造し、それに竹島を所管する島根県の旧国名を充てたのは国際社会に向けての領有権の正当さの主張であると同時に警告であると受け止めるべきではないかと思うのですが…まぁ、穿った見かたなんですが、興味深い命名だなぁと個人的には思いました。
余談:ウクライナの内戦で使用されていたT-72の改良型がけっこう進化してて面白い、久しぶりに資料探してみようかと思った。あれ技術面では中国製の戦車に近いから(ウクライナから戦車の技術を購入してる)分析が進めばこれまで謎な部分が多かった中国軍の車両のデータもある程度推察されちゃうんだろうなぁ。

2月21日
はい、たっぷりサボってました。
先月末にそろそろ書かなきゃなと思ってたのですが、ちょうど親不知を抜きましてそれがめちゃくちゃ痛くて一週間ほど痛み止め無しには眠れないくらいでして、その後もズキズキと鈍痛が残っててキーボード打ちたくなかったのでそのまんま放置してました。尚四本目最後の親不知なのでもうこれで悩まされることは無い筈。
つらつらと気になってたけど書けなかったニュースとしては…
[北朝鮮が日本海にミサイルを発射、映像には未確認のミサイル艇]


ぱっと見た感じそれなりに工作レベルは高い印象ですね

いかにも新型のステルス艦っぽく見えるので個人的にデザインは悪くないと思います、ただ残念な事に公式映像で艦橋周りも映しちゃってるんですよね。


艦橋正面と左右に旧東側艦艇でおなじみの武装がそのまんま搭載
艦橋側面の排気ダクトっぽいスリット構造なんて電波の乱反射しそうでひどい

見ての通り船体の工作は綺麗に出来てますが武装やマストのステルス化は行ってません、つまりこれステルスっぽいミサイル艇であってステルス艦ではありません、はい、解散。
いや仮にステルス艦だったからってどうなの?って話なんだけどね。(船舶のステルス化は船体の素材や構造よりも主な電波反射源になる自分自身の航跡をどうにかしないと意味が無い)
[夢の戦闘機ユーロファイター、夢破れ消えゆく?]


ユーロファイター”タイフーン”

これも随分馴染みの顔になってしまったEF-2000ことタイフーンですが、開発開始というか「こういうのが欲しい」と思われだしたのが1980年頃、そこからどの国が参加するかとかどんな飛行機にするかで数年もめて、1986年にやっと開発がスタートしています…あの頃に出たゲームでは西側先進国が技術を結集して造る夢の次世代戦闘機!みたいなすっごい期待された扱いだったのですが、だが現実は非常である
アメリカがほぼ同じ時期の1985年に開発を開始した次世代戦闘機はわずか6年後の1991年に試作一号機が進空、更に5年後の1995年には量産開始が承認され、2001年、それまでの常識を覆すF-22”ラプター”が出現します。最強の名を欲しい侭にするバケモノの誕生です。
一方その頃我らがユーロファイターは…2000年を迎えてもまだ実機が仕上がらず、基礎設計が古過ぎた事からくる焦りからとりあえず仕上がってるだけで強引に正式化し、運用していく中でアップグレードしていくという方針で2003年にやっと部隊引渡しが開始されました。尚一説によるとこの時点で水平飛行すら困難な仕上がりだったといわれています…(姿勢制御プログラムのバグを改善できてなかった説がある)
で、ですね。
騙し騙し運用しているこの箱入り娘のまま婚期を逃してしまった感のあるタイフーンなんですが、ドイツ空軍がトランシェ3(対地攻撃能力を獲得したマルチロール型)の発注をキャンセルするそうです。えー、理由は簡単で稼働率がめちゃくちゃ低いので戦力として頼りないという軽く致命的な理由です。何でもドイツ空軍で32%、イギリス空軍でも25%というめちゃくちゃ低い稼働率でして、予備パーツの信頼性の不足とそれからくるメンテナンスコストの高騰に現場が耐えられなくなったようですね。
っちゅーか整備の鬼のドイツ人をして32%の稼働率ってどんだけ信頼性低いんだ(--;
個人的に日本のFX選定に立候補して「どれだけ勝手にいじってくれてもかまわないよ!ただし開発結果はうちにも頂戴ね!」ってあのケチで強欲なイギリス人が言った時点でもう駄目かもとは思ってたが、まさかドイツ人が先に音を上げるとは思ってなかった。
現有機もあの稼働率ではいずれ”ハンガークィーン”(格納庫に入れられたまま飛べない/飛ばない戦闘機)になるんでしょうねぇ…結局活躍できたのはゲームの中だけ、という悲しい子になるようです。
同じく開発でgdgdして出来上がったのはぱっとしない戦闘機だったけど湾岸戦争で誰も予想できないほどの活躍をした”オールドレディ”、トーネードの方がまだ幸せかもという…因果なもんだのう。

1月5日
あけましたおめでとうございます(遅)
人手不足で年末年始もバタバタしてて年越しした感慨もまったくありませんが皆様は良い新年を迎えられましたでしょうか?うちは妹が家にいないというだけで心安らかな良い新年です(実感)
新年早々ですがお隣の国では海軍力の強化が着々と進行しておりますね。


中国海軍052C型ミサイル駆逐艦「蘭州」:最近五番艦「済南」が進水、中国海軍の次世代主力艦である
艦橋側面のレーダーカバーが微妙に盛り上がってるが、これ中で首振ってるのか?ともっぱらの噂

見た目はよく出来てるしイージス艦めいた機能を持つ事もある程度解っているようですが、いまだに未知の部分が多い艦ですね。個人的に旧東側の艦艇は…


旧ソ連海軍スラヴァ級ミサイル巡洋艦

これくらいハッタリが利いてる方が好きなんですけどねぇ…見た目が西側っぽくなっちゃったらつまらん。
スラヴァ級は一隻頭正面方向に大型対艦ミサイルを片舷8発両舷16発搭載し、アメリカの空母機動部隊相手に艦隊単位で突撃しながら全弾発射するという浪漫の塊のような運用を前提にしているから好きです、大好きです。
艦橋後部にニョッキリとでっかい構造物が建ってますが、これは当時のソ連は電子技術に劣っていた為にミサイルの同時誘導数が少なかったものを「イルミネーター1個で1発しか誘導できないなら8個積めば8発誘導できるよな?」的な力技で解決した結果です。これだからロシア人は好きだ。