パイプアウターキャップを板に取り付けます。そして、紙テープをはめた後
右の円板をはめ、蝶ねじで止めます。
紙テープをはめた様子 紙テープは少し引き出し、枠にひっかけます。ふたについている滑り止めではさみこんでおきます。ふたを閉めてから、出ている部分をおもり代わりの洗濯はさみでとめます。
紙テープの芯の径より少し大きい木の円板
高いところに設置するので、何かのトラブルで落下しないよう箱にフックをつけて、ひもで別のところに結んでおきます。
2ケ所あります。
受信装置
タミヤウォームギア
トミーラジコン
ひもを通す穴は、カップの中心よりも少し上に2ヵ所開ける。
この部分のつばは広い方が,、ちょうつがいがつけやすく、開くためのバインダークリップもつけやすい
ちょうつがい
カップくすだまで使ったゼリーなどの空き容器を2個用意し、ボールの開口面とそろうように左右対面でつける。
ひくひもは、洗濯はさみかクリップにすると最もうまく外れます。
外側くりだし
写真のように、テープの中心の紙芯はそのままで、プラスチック製の芯にはめ込み、そして紙芯よりも大きい、円形の木製ふたをはめ、上の蝶ねじでとめます。
ふたを開けると外側から繰り出されていきます。紙テープのおしまいは、紙芯に糊付けされているので、テープは落ちずに残ります。
内側くりだし
写真のように、テープが入るカップを用意し、中にはめ込みます。ふたを開けると、内側からどんどん繰り出されていきます。
両面テープで、紙テープをカップに貼り付ければ、おしまいまでいっても、紙テープは残って垂れます。カップに貼らないと、おしまいはカップに残らず、全部出てしまいます。
テープの取り出し方 テープは内側からほどけるようにするのと、外側からほどけるようにする二通りができます。 |
||
内 側 | 方 向 | 外 側 |
真ん中の紙芯をはずす必要 | テープの取り付けの難易 | ねじを締めるだけ |
テープが残るようにも、落ちてしまうようにもできる。小から大への動き。コンパクト | 特 徴 | テープが残るスタイルのみ、大から小への動き。繰り出す周囲にある程度の広さが必要 |
テープがはまるカップが必要 | 材 料 | 芯と、とめる円形の木とねじ |
テープが舞い落ちる様子のビデオです。こんな風に垂れ幕と共にトルネードの柱となって、渦を巻きながら落ちていくので、長い時間目をひきます。紙テープが落ちてしまうタイプ
箱の中には、紙テープが少しほどかれていて、軽いおもり(洗濯ばさみではさむ)がついています。垂れ幕も、ラップの芯などのおもりをつけておきます。
リモコンやひもを引っ張るなどで、ふたを開けると、おもりの力で、垂れ幕や、紙テープがいっせいに下に向かって落ちていきます。
シャボン玉機
箱くすだま
写真のような箱を作ります。何度も使えるように、ベニヤ板で作りました。基本的にはダンボールでも作れます。
箱と同じサイズのベニヤ板でふたを作り、ちょうつがいで止めます。ちょうつがいは、何かのはずみでふたが取れて落ちてしまわないように、安全のために少し多めに取り付けます。この箱では4個取り付けました。
ふたが箱に当たる部分には、テープをはさんで洗濯はさみのおもりをつけた時、滑り落ちていかないように、滑り止めシートを貼っておきます。
15cm
9cm
22cm
25cm
25cm
←ふたを開けるしかけ
↑滑り止めシート
33cm
183cm
深さ6cm
垂れ幕をしまい、紙テープを引っ張り出して、ふたにはさみ、おもりの洗濯ばさみではさめば準備完了です。
ふたを開けるしかけは、従来からのひもなどいろいろ考えられますが、箱くすだまは高いところに設置するので、おもちゃのラジコンを改造して作りました。
紙テープが渦巻いて落ちてくるくすだまは3種類あります。
クリックでジャンプします。
カップくすだま
紙テープの外径より大き目の、ゼリーやプリンの空き容器を2個用意します。その上端同士を布ガムテープや、ひも、ちょうつがいなどでつなぎ、開くようにします。
上の内側くりだしのように、
紙テープをセットして完成です。
ボウルくすだま
直径25cmくらいのプラスチックボールを2個用意します。上端をカップくすだまと同じように布ガムテープや、ひも、ちょうつがいなどでつなぎ、開くようにします。
上の内側くりだしのように、紙テープをセットし,
ボウルのふちにかけて、洗濯ばさみのおもりをつければ完成です。
ボウル中心より少し上面に2個の穴を開け、ひもを通し、結びます。こうすると、くるりと回ってしまうことがなくなり、前や、後ろの方向も定まります。
卒業や入学のシーズン、くすだまで子どもたちを励ます機会も多いと思います。くすだまの面白さはどんなものが中から出てくるかなという期待です。
従来の垂れ幕や、紙ふぶきに加えて、上から下へ長く落ち続ける紙テープの動きを演出したら、子どもたちが食い入るように見つめるものができました。
左の写真は卒業式のあと、箱型のくすだまから垂れ幕や、紙テープが舞い落ち、上からのシャボン玉で子どもたちの旅立ちをお祝いしているところです。この下をくぐって、在校生や先生方の歌や演奏を聞きつつ、下校します。当日ビデオが撮れなかったので、別のビデオををご覧ください
ウォームギアボックスの取り付け
ウォームギアボックスには、モーターや写真のようなI字ホーンが付属しています。説明書をよく読んで、減速比が、336:1になるように組み立てます。また回転の取り出し用にI字ホーンを取り付けます。
このホーン(つの)でふたを押さえるのです。ウォームギアはその構造から、モーターの側からホーンの方には回転が伝わりますが、逆向けには回転が伝わりません。つまり、ホーンで一旦ふたを止めてしまうと、ふたの重みで力が加わっても、モーターに電源が入ってホーンが緑側に回転しない限り、ふたは開かないことになります。
モータ-のリード線 | |
赤 | 青 |
黄 | 青 |
リモコンのリード線 |
ボタン操作 | ふたの動作 |
前進 上 | ふた閉じる |
後退 下 | ふた開く |
リモコンの操作とふたの開閉
リモコンの前進ボタンを押すと、ふたが開かない方向にアームは動きます。逆に後退ボタンを押すと、ふたが開く方向にアームは動きます。
紙テープや、垂れ幕をセットし、ふたを閉めてからリモコンのアームがふたを押さえ続けるまで、前進ボタンを押します。
これで準備完了です。
普通のくすだまは、ひもを引っ張りますが、このくすだまはリモコンの後退ボタンを押せば、ふたを押さえていたアームが外れて、楽しい動きを演出してくれます。
到達距離を伸ばすために
ラジコンの能力から到達距離は約10mくらいです。もっと届かせるためには受信側のアンテナを受信周波数に同調させれば、もう少し距離は伸びます。まず、取扱説明書のSTEP-3の3にあるように受信側では、ボディに1回巻きます。(これをワンターンといって、アンテナの下にコイルを入れることで、40MHZに同調させています。) ワンターンをやめて実質的にアンテナを伸ばす方法もあります。伸ばす電線の長さは約1.8mくらいが適当です。
(40MHZの場合での、1/4λの長さに相当、この場合ワンターンはしません)
送信側のアンテナについては、取扱説明書のSTEP-2の欄外にあるように、アンテナの根元に5回巻きます。これもローディングコイルといい、アンテナの電気的長さを40MHZに同調させているのです。
アンテナを長くしたりなどの方法もありますが、送信側の改造は電波法上問題があり、お勧めできません。筆者はアマチュア無線が趣味です。
一般的なくすだまの注意
@垂れ幕のあるものは、くすだまの外側に前・うしろなど方向がわかるように目印をつけておきます。開いたときに垂れ幕の文字が読めないのはせっかくのくすだまが台無しです。
A大きなくすだまは、万一の落下に備えて落下防止の措置をしておく必要があります。
Bよくある失敗が、頑丈に作りすぎて開かないことです。開くためのひもは1本だけでなく、予備のひもや棒を用意しておき、開かないときに備えます。くすだまの楽しさは、ひもを引く、くすだまが開く その瞬間につきます。
白い箱がシャボン玉機
空を舞うシャボン玉
カップくすだまの材料 | |||
---|---|---|---|
品 名 | 規 格 | 個数 | その他 |
ゼリーやプリンの空き容器 | 紙テープがぴったり入る大きさ | 2個 | つばの部分が大きいものがよい |
紙テープ | 2本 | ||
ちょうつがい | 小さなもの | 1個 | |
皿ビスとナット | ちょうつがいの穴に通る大きさ | 2組 | |
バインダークリップ | バインダー幅13〜19o | 1個 | |
ひも | 必要量 |
ボウルくすだまの材料 | |||
---|---|---|---|
品 名 | 規 格 | 個数 | その他 |
ボウル | 直径25pくらいの大きさ | 2個 | |
紙テープ | 2本 | ||
ひも | ボウルをつないだりに使う | 必要量 | |
ゼリーやプリンの空き容器 | 紙テープがぴったり入る大きさ | 2個 | つばの部分が大きいものがよい |
バインダークリップ | バインダー幅13〜19o | 1個 | 開き止めに使う |
ビスナット | 5mmφである程度の長さ | 2組 | 空き容器をつけるのに使う |
箱くすだまの材料 | |||
---|---|---|---|
品 名 | 規 格 | 個数 | その他 |
収納の箱 | 上の寸法を参考にを自作 | 1個 | |
パイプアウターキャップ | 図のもの | 6本 | 矢崎化工製J-49 |
円形の木 | 直径39o、厚み9oの円板、 | 6個 | 39oφの円柱の木から切り出す |
ビスナット | 長さ40o、6oφ | 6組 | パイプアウターキャップなどを止める |
蝶ねじ | 6oφ | 6個 | 円板の木を止める |
紙テープ | 6個 | ||
ウォームギアセット | ITEM 72004 | 1セット | タミヤ模型 |
TOMITEC R/C CAR | エアロ アールシー | 1セット | トミー製 ラジコン自動車 |
スポンジ両面テープ | 幅20oくらいのもの | 必要量 | |
フック | 穴径15oくらいのもの | 2個 | 落下防止に使う |
ひも | 必要量 | 落下防止に使う |
上前進
下後退
ふた
ウォームギアボックスと、受信部の接続
ギアボックスのモーターから赤と青のリード線が出ていますので、図のように前進後退側のモーターを載せる部分に半田付けします。
以下の作り方は、3種類それぞれ塗りつぶしの色でわけています。
箱の内部に紙テープがほどけて落ちるしかけを作ります。
このくすだまの特長は、長い間 目を引く役割は紙テープの動きが演出し、垂れた幕とテープのいろどりが会場に花をそえ、そして残るのは伸びた紙テープだけで散らばるものが無い。つまりどんな場所でも後始末がとても簡単なことです。
↓ I字ホーン(つの) ↓
閉まる ふた 開く
前を示すF