電脳書架
大部不完全なページなんですが
ちょっと新しい試み
ワタシが読んだ本の感想を書いてみようかなと
面白そうだったら読んでみてください
そのうちちゃんとしたページにします(笑)
書名をクリックしたらそこに飛びます。
2004年に読んだ本
1 皇帝政治と中国
2 てるてる坊主の照子さん
3 ニッポン
4 中国の海商と海賊
5 モナ・リザは高脂血症だった
6 昔話にはウラがある
2003年(その前も含めて)に読んだ本
他にも読んでるけどとりあえずこれだけ(苦笑)
1 知らざあ言って聞かせやしょう
2 バカの壁
3 やぶにらみ科学論
4 物理学と神
5 どーもどーもパラダイス
6 怪しい日本語研究室
7 ひろさちやのゆうゆう人生論
8 歴史にはウラがある
9 大阪学阪神タイガース編
10 歴史の作法 人間・社会・国家
11 漢字と中国人
12 安禄山と楊貴妃 安史の乱始末記
13 「正史」はいかに書かれてきたか
14 文学部唯野教授
15 運命・幽情記
16 永楽帝
17 宇宙人としての生き方-アストロバイオロジーへの招待
18,19 くまのプーさん、プー横丁にたった家
20 月と日本建築−桂離宮から月を観る
1 知らざあ言って聞かせやしょう
新潮新書 赤坂治績
題名に惹かれてついつい購入した本。
歌舞伎の名ゼリフを挙げて、その話の筋や見所なんかを紹介してます。
ワタシは歌舞伎はあまり知らなかったので
ホウホウと思いながら読みましたが
教養程度で今はやりの名著の要約とさして変わらないでしょう。
2 バカの壁
新潮新書 養老孟司
気になる題名と研究室の先輩の話を聞いて購入。
ついに200万部突破…という事なのでご存じでしょう。
まぁ、面白い本なんだけど、当たり前といえば当たり前。
バカの壁とは…って言うことを説明することが
どうもバカな行為のようなので、それはしませんけど(苦笑)
こんな本を書いて、それがバカ売れしてしまうっていうのは
養老さんにとってはある意味皮肉な結果なのかも知れませんねぇ。
3 やぶにらみ科学論
ちくま新書 池田清彦
御承知の通り、題名で選びました(笑)
この本はヒットでした。
書いてある内容自体が取り立てて新しい訳ではないし
科学論といってもどちらか言うとエッセイに近いかな?という本。
池田さんがバッサバッサと切ってくれます(笑)
科学の嫌いな人でも科学が全面に出てるわけではないので
読みやすいんじゃないかなぁ?
ワタシ的にはある部分にすご〜く共感してしまいました(笑)
4 物理学と神
集英社新書 池内了
同級生に薦められて読んだ本。
これまた大ヒット。
自然科学を人間がいかに解明していくか…
いわば物理学史ってなトコなんだろうけど
昔は万物は神が創造した事になってる訳で
こんなタイトルが付いてるんですね。
科学が明らかになってくると
神様は一体何をしてるのか分からなくなってくる…
物理学と神をからめて書いてあるのが意外に面白くて
スイスイ読めました。
2003年新書のNO.1ですね。
5 どーもどーもパラダイス
English Zone Books ファン・ボルガ
もちろん題名に惹かれて買いました(笑)
アルゼンチン出身のボルガさんが、イギリスの大学を卒業して
仕事の関係で日本に来たところから話は始まります。
日本人のヘンチクリンな行動とか
ボルガさんの日本での生活がボルガさんの視点で書かれてるんですけど
彼自身のラテン気質が災いして
とんでもないことをしでかしちゃったり…
ついつい笑ってしまった本でした。
ちなみに英語で書かれてます(笑)
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6 怪しい日本語研究室
新潮文庫 イアン・アーシー
怪しいタイトルに惹かれて購入(^^;
アーシーさんは通訳とか翻訳の仕事をしてるんですが
好きな日本語を研究(?)した成果をまとめた一冊、ということにしておきましょう(笑)
特に第三章の「日本語の中のグローバリゼーション」は
なかなか笑わせてもらいました。
丁度就活中だったので、アーシーさんが例に挙げてたような文章を
よく目にして、さらに笑ってしまったり…(^^;
7 ひろさちやのゆうゆう人生論
集英社文庫 ひろさちや
誕生日に研究室の先輩から頂きました(笑)
般若心経バンザイ!のひろさちやさんが格言を挙げながら人生論を語ります
↑かなり語弊があります(苦笑)
ひろさちやさんの本を読んでいると
ホントに、で・あ・い系バンサイ!っていう気分になってくるからなぁ(笑)
ちなみにで・あ・いはでたらめ、あきらめ、いいかげん、の略(爆)
ここで、細かく感想とか書くのは
で・あ・いの精神に反するので、これで終わり(爆)
8 歴史にはウラがある
新潮文庫 ひろさちや
ひろさちやさんにはまって購入した本(笑)
その名の通り、ウラがある、と思って歴史を見るんです。
しかし、ひろさちやさん暴走しすぎです(笑)
別に史実を書いてるわけではないのでその辺ご注意を(^^;
まぁ、読み物としてはそこそこ。
歴史を勉強してる人間には、純粋に楽しめない本かも知れません。
9 大阪学阪神タイガース編
新潮文庫 大谷晃一
理由は言わずもがな(笑)
カバーに惹かれて買いました(^^;
大阪学シリーズを書いている大谷先生のタイガース本。
一昨年(2002年)優勝を逃した年に書かれたものなので
結末を知ってる分、拍子抜けはするかも知れないけれど
タイガースファンなら首を縦に百回くらい振りたくなる本だと思います。
タイガースファンとはこんな人種なのである、ってことがよく分かる本(笑)
10 歴史の作法 人間・社会・国家
文春新書 山内昌之
先輩に読みなさい、読むべきだと言われて買った本(笑)
その名の通り、歴史学に関する本です。
特に歴史叙述に注目しながら話を進めているので
修論前に読んでしまって、どうしよう(・・;と思ってしまいました(苦笑)
読みやすい割に内容は重い。
この本の評価で、結構その人の素質って分かるんじゃないかと思える本でした。
歴史を専門に勉強する身なら、必読の書、かな。
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11 漢字と中国人
岩波新書 大島正二
気になって購入したんだけど…
途中までしか読んでません。
なぜなら、すっごいつまらなかったからです(笑)
別にワタシが中国のことを勉強してるから、とかいう以前の問題で
これは中国人が作った辞書の説明しかしてないんじゃないか?
それを説明するにしても、もっと書き方があるだろう…
とりあえず、ひどい本でした。
12 安禄山と楊貴妃 安史の乱始末記
清水新書 藤善眞澄
我が師の本です。
さすがに一冊も読んでないのはまずかろうと(苦笑)
ごめんなさい、先生!(爆)
相変わらず(ってものごっつい失礼だが)読ませる文章を書く先生です。
安禄山と楊貴妃と玄宗皇帝の話は有名なので
説明するまでもないんだけど
読みながら想像をかき立てられたり
情景が目の前に浮かんだりする文章を
どうやったら書けるようになるのか
先生に教えてもらいたい今日この頃。
しかし、そんなこと教わったところで、どうなるものでもないけれど(苦笑)
13 「正史」はいかに書かれてきたか
大修館書店(あじあブックス)竹内康浩
パラパラめくって何となく購入。
中国史を勉強してる人なら、はっきり言って常識のことしか書いてないんだけど
「正史」(中国の王朝が正式に命令して作った公認歴史書とでも言っておこう)に注目して
ざーっと通しで書かれてある分、頭には入りやすかったかな。
14 文学部唯野教授
岩波現代文庫 筒井康隆
友人のお薦めの一冊。
大爆笑でした(笑)
さすが筒井のおっさん、だてに「へぇ〜」って押してません(爆)
お話は二本の柱。唯野先生の文学論の講義と次の授業までに起こる様々な出来事。
文学論の方はカナリ勉強になります。
でも唯野先生の話を読んでるうちに、文学論は吹っ飛ぶ恐れアリです(笑)
個人的には蟇目くんが大好きです(笑)
2003年文庫No1。
15 運命・幽情記
講談社文庫 幸田露伴
先輩に薦められて読んだ本。
これは、幸田露伴の描写に引き込まれるばかりです。
運命は明のお家騒動…っていうと何か低俗になるな(苦笑)
二代建文帝と三代永楽帝の骨肉の争いを描く訳なんですが
永楽帝が天啓を得たかと思わせるような描写は圧巻。
歴史的かなづかいの上に話を知らないとチンプンカンプンだと思うけれど
読めればこんなに楽しめる本はないかな。
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16 永楽帝
中央公論社 寺田隆信
記述の一部(大部ともいう)が見事に幸田露伴の運命とかぶる…
という何ともいわくつきの本です。
比べて読むと面白いというので読んでみました。
最後に申し訳程度に幸田露伴の運命を紹介しているところが
何ともウケる一冊(笑)
17 宇宙人としての生き方−アストロバイオロジーへの招待
岩波新書 松井孝典
宇宙人?と思ってちょっと拝借した本(笑)
(借りたんですよ、ホントに)
バイオロジー、つまり生物学を宇宙規模で考えましょう、という話です。
宇宙が出来た時から、という超長期的なスパンで見たら
環境破壊とか温暖化ってどうなんだろう?っていうことなんですが
言われてみりゃ、これらの問題は大したことないかも知れません(笑)
だからって、環境破壊はいけませんよ〜(^^;
18、19 くまのプーさん、プー横丁にたった家
岩波少年文庫 A. A. ミルン
プーさんは好きなんだけど
お話は一部しか読んだことがなかったので
買って読んじゃいました(笑)
プーはいいとしても、ティガーとかピグレットは日本語にするのは苦労したらしい(^^;
(日記にも書いた覚えがあるが、トラーとコブタ)
プーさん自体は結構オマヌケなんだけど
だからこそ一言に哲学的なものがあるのかもしれない…
なかなか奥の深いお話。
20 月と日本建築−桂離宮から月を観る
光文社新書 宮元健次
月とどんな関係があるんだ?と
ココロ惹かれて買ってみました
書いてる内容は月と日本建築、というよりは
桂離宮と月、なんだけどなぁ
まぁ、桂離宮に関わった人々が結構はかない人生だった…
というのと月を絡めて書いてあるんだけど
ちぃと強引なんじゃないの?って気はしました。
タイトルほどは面白くなかったなぁ…(^^;)☆\(^^;)コラ
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1 皇帝政治と中国
白帝社 梅原郁
はっきり言ってしまえば…あまり面白くなかったです(苦笑)
期待して読んだからかも知れないけど…
何か概説するつもりはなさそうなんだけど
結局中国史概説になってるんだよねぇ
皇帝政治に注目するのかと思いきや
何だか皇帝に注目してるのか何なのか…よくわからん(・・;
中途半端、どっちつかず…って感じでした。
ま、さっと中国史を知りたい人はいいかもしれません。
2 てるてる坊主の照子さん全三巻
新潮文庫 なかにし礼
2003年秋期のNHK朝ドラの原作。
語りはドラマと同じく冬子ちゃん(末っ子、ドラマでは主人公)なんだけど
まぁ、タイトル通り主人公は照子さん(お母さん)
照子さんはカナリ豪毅な人なんだけど
お母ちゃんとしては…(^^;
四人姉妹の上の二人にかかりっきりで
下の二人はほとんど物語には登場せず(苦笑)
照子さんこれでいいのか?って思ってしまいました
3 ニッポン−ヨーロッパ人の眼で見た
講談社学術文庫 ブルーノ・タウト
第二次世界大戦直前(というより日中戦争かな?)に日本にやってきた
ドイツ人建築家、ブルーノ・タウトの訪日記ってとこかな。
以前、桂離宮の本を読んだ時にこの人が出てきて
読んでみようと思ってたので購入。
タウトさんは伝統的(と言っても昭和初期における…だけど)な日本が大好きで
江戸時代のものと微妙にモダーンなものはお好きでないようで
日光東照宮と神戸が大嫌いなようです(苦笑)
日本をよく見てるなぁと思いました。
すご〜い勘違いもしてるけど、
とても新鮮で面白かったです。
4 中国の海商と海賊
山川出版社 松浦章
これぞホントの我が師の本(^^;
頂いたので読みました(笑)
感想…まぁ面白かったです、はい(苦笑)
(いやいや、ホントですよ?)
まぁ、分かってたことなんだけど
中国の海商と海賊っていうのはほとんど区別がなくって
なんでこう海賊になったり、
突然警察みたいなのになったり…
やっぱし中国人って現実的なのね〜と思って読んでました(笑)
5 モナ・リザは高脂血症だった−肖像画29枚のカルテ
新潮新書 篠田達明
タイトルを見て、はぁ?と思ったので買って読みました(笑)
タイトルの通り、肖像画とか彫刻、塑像を観察して
表情とか体の形なんかをみて病気を推測、日記なんかで裏付けするという
ちょっと変わった本でした。
篠田さん自体は医者でもあり小説家でもあって
専門的な事もいいつつ、読みやすい、面白い。って感じでした。
しかし、肖像画はそのままその人を描く訳じゃないから
全部正しい…ってことはありえないんだけど
そんな風に考えても面白いな…という本でしたね。
医療関係者になる予定の人間としては(笑)
病気の症状が詳しく書かれてて
結構タメになりました(笑)
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6 昔話にはウラがある
新潮文庫 ひろさちや
歴史には…と対になってる本というべきかな?
とりあえず…昔話とかおとぎ話のパロディですね。
結構…いや、かなりオトナネタです(苦笑)
感想…書けねぇよっ!(爆)
↑推して量るべし。
よい子は読まないようにしましょうσ(^_^;)