海腹川背 旬 | ACT(アクション) | PlayStation |
---|
XING(エクシング) | 1997/02/28発売 | 5800円 |
---|
ファミ通評価; 不明 | 販売本数; 未詳 | 俵屋評価; 7点/10点 |
---|
現在の価格;2000円ぐらい | メモリーカード:1ブロック | 備考;ワイヤー・アクション |
---|
[概要] スーファミで出た『海腹川背』の続編。道無き道をロープやワイヤーを駆使して進む、「ワイヤーアクション」と呼ばれるタイプのアクションゲーム。主人公は女性キャラクターで、敵も魚をデフォルメ化した不気味に可愛らしい姿で、見た目はすごくほんわか〜とした雰囲気を醸しているが、実際はむちゃくちゃ難易度が高い。 ストーリーはなく、ステージのどこかにあるゴールに到着すればクリア。先端に着脱自在なルアーがついた、ゴムみたいに伸びたり縮んだりするロープを駆使してステージクリアを目指す。ステージ構成は特殊で、単純に1→2→3→…と進むのではなく、ゴールが複数あり分岐点となっているステージも存在している。 |
[総評] 難しいとは言っても決して無茶な難しさではない。ステージ構成に分岐点があるため、基本的に腕に応じた難易度のステージに進んでいくからだ。 とは言え、ステージクリアにはわずかなミスさえ許されない。川背さんのジャンプ力はスペランカー以下であるし(ゴムワイヤーを利用すればとんでもないジャンプも可能)、敵に触れると気絶するか、一瞬で死ぬうえに、時間制限までありやがる。しかもステージはほとんどが海で、やはり落ちたら死ぬ。 それでもこのゲームが面白いのは、クリアしたときの達成感(なんと言っても、腕が上達しないとクリアできないゲームなので)とワイヤーを駆使してジャンプしたときのドキドキ(失敗したら死ぬから)のせいだろう。 かくして川背さんは今日も、無謀で下手くそなプレイヤーの手によって、鉄砲玉のごとく飛んでいくのである。 |
良かった ところ | |
---|---|
アクションが新鮮 | ゴム・ワイヤーを引っかけ、反動をつけ、前に後ろに上に真っ逆さまに、飛ぶ。従来のアクションに加え、ゴムで出来たワイヤーの存在が「出来ること」を圧倒的に増やしている。同時に「しなければならないこと」も増えてはいるが…。 |
バランスが良い | 難易度は厳しめだが無茶苦茶ではなく、上達すれば絶対にクリアできる微妙さを保っている。同時に上手くなっても、油断すればあっさりと死ぬほどの緊張感もある。 |
駄目な ところ |
|
…… | ダメじゃないけど、あるステージ間に変なCMみたいなのが入ってます。開発元のJackPotだけならともかく、「玉露園のこんぶ茶」とか「Mitchelのフィッシングキット」とか…。何なんだろう、これ? |