最終更新日:2000年05月27日(土)

蒼魔灯 ACT PlayStation
TECMO(テクモ) 1999/12/09発売 5800円
ファミ通評価; 31点/40点 販売本数; 3万9889本 俵屋評価; 6点/10点
現在の価格;3000円ぐらい 1ブロック〜 備考;僕は未プレイ

[概要]
 ダークなストーリーがウリの「罠ゲー」シリーズ第3作。フィールド内に「罠」を仕掛けて、敵を倒す独特のシステムで、ジャンルとしてはアクションになると思う。厳密に言うとパズル+アクション?

 主人公には攻撃力がなく、逃げ回ることと罠を発動させることしか出来ない。自分自身をおとりにして、敵を罠にかけて殺していく。
[総評]
 まず最初に断っておくが、僕自身はこのゲームをプレイしていない。弟殿がプレイしているのを、隣で『ゼルダ』とか『パワプロ』とかやりながら見てただけである。


 『蒼魔灯』はシリーズの3作目で、第1作目は『刻命館』(PS)である。『刻命館』は斬新なシステムだったが、操作性も良くなく、グラフィックも粗く、なによりメモリーカードを9ブロックも使う、まぁいろんな意味ですごいゲームだった。

なによりも衝撃だったのはストーリーだ。「弟に裏切られ、死刑寸前の兄王子が魔王に救われた。兄王子は復讐のため、そして魔王復活のたみに館に来る人間を罠で惨殺する」のだ。えぐぅ。

『蒼魔灯』はグラフィックも格段にレベルアップし、ゲーム性もかなり向上していた。

でもストーリーのダークさは変わらないのよ。これが。

「主人公は人さらいの組織にさらわれたうえ、組織に母親を殺された女の子。なんとか逃げ出すが、執拗な追っ手が…。」以下、弟殿のプレイ模様。


「M女史から『ベイグランド』の代わりに、これ(『蒼魔灯』)借りてきたでぇ。」
弟殿
「『刻命館』…。どんなゲームやったかな?」

1996年発売の『刻命館』と1999年発売の『蒼魔灯』を比べてみる。

弟殿
「めっさ綺麗になってる!『ベイグランド』ですら、口パクはやってなかったのに。しかも罠に引っ掛けるのが、かなり面白い。」
「ストーリーは暗そうやけどなぁ。」

ストーリーはやはり暗い。最初にきた敵は人さらい組織の追っ手だったが、次の敵は「農民」(女)だった…。

弟殿
(敵を殺して)「ぅふふ。俺が悪いんとちゃうぞ。こいつらが俺を殺しに来たからや。…ぶつぶつ…。」
「プ、プレイヤーが自分に言い訳しながら、敵倒してる…。」

しばらくプレイを続けていると…

弟殿
(敵を罠にかけて、もがき死ぬ敵を見ながら)「うひ、ひゃー(邪悪な笑み)。引っかかった、馬鹿めが。」
「染まっとる…。」

↓ネタばれ、あるかも
気をつけて読んでね

良かった
ところ
 主人公自身が一切攻撃力をもたず、敵を倒すには罠しかないのだが、その罠に引っ掛けるのが爽快(なようである)。また、複数の罠が仕掛けることができ、連続して罠に引っ掛ける「トラップコンボ」はパズル的にも面白い(んだろう)。

敵を倒した時の罪悪感は、敵の7割が悪人で、1割が偽善者、1割が自己中な賞金稼ぎとかなので、あまり心が痛まない(かもしれない)。あと1割…?、…まぁ、気にするほどじゃないさ。
駄目な
ところ
敵が多い  一度に出てくる敵は2人なのだが、敵を一人を倒せば、新しく敵が追加される、「わんこ(そば)」みたいな敵たち。ゲームの難易度から言えば妥当だが、かなり疲れる。

敵を倒すのにもパズル要素が高いので精神的に疲れるし、敵が多ければプレイが作業的になってしまう。

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