最終更新日:2001年02月14日(水)

鬼武者 SURVIVAL HORROR(サバイバルホラー) PlayStation 2
CAPCOM(カプコン) 2001/01/25発売 7800円
ファミ通評価; 35点/40点 販売本数; 68万3032本 俵屋評価; 3点/10点
現在の価格;6000円ぐらい メモリーカード:420KB〜 備考;一人用

[概要]
カプコンが放つ『バイオ』系アクションゲームで、「プレイステーション2」の期待作。発売前にもかかわらず、オープニングムービーが芸術賞を受賞するなど、グラフィック面での話題は充分。

ゲストクリエイターとして、俳優の金城武(誰?)を迎えている。
[総評]
期待しすぎたのかも知れない。

わくわくして、気合い十分に飛び込んだら、あまりの底の浅さに大打撃。しばらく立ち直れないやも知れぬほどです。しかも兄弟で。「ザ・キング・オブ・肩すかしゲーム 2001」有力候補(まだ2月なのに)。

もしかすると、最初の2時間ほどが一番楽しかったかも…(ちなみに初回プレイは7時間弱、2周目は3時間7分)。

気を取り直して、まずグラフィックは、確かに凄くきれい。光とか影の処理などもリアルタイムに細かく演算されているのだと、素人目でもわかるほど。でも僕的には「プレイステーション2」でグラフィックが綺麗なのは当たり前なので、たいしてプラス評価にはならない。むしろ、背景との差がありすぎるとか多量のロウソクに点火するときに処理落ちするマイナス点の方が目に付いた。

戦闘システムは初心者向けでやや簡単だが、苦にならない操作性はさすがカプコン。『ゼルダ』のZ注目みたく、Rボタンで敵一匹に固定できるが、複数との戦闘時には使えない。道具のシステムは可もなく、不可もない。剣・核の成長は、何が成長しているのかイマイチわかりづらくて達成感は薄かった。

その他のシステムでは、ムービーがスキップできないのが不満。これでムービーが素晴らしい出来ならともかく、金城武とか言う人のへにゃい声を何度も聞く羽目になるのはストレスが溜まる。せめて2週目以降はスキップできるようにして欲しかった。

そして何よりもボリューム。以下、ネタバレあります。正直なところ、ラスボスがあれだとは思わなかった。もう一戦あると思いこんで、回復用品その他を温存しまくって、それでも楽勝。で、そのままエンディング…。

信長は?このゲームのストーリーの肝はそこだと思う。史実と違って信長が死んで、その死んだ信長が妖魔と取り引きし、最終的には信長と妖魔の陰謀を主人公・左馬介が阻止。そこからどうつじつま合わせるかが、シナリオライターの存在意義…だと思うのだが…。

もしかすると、僕が何度も体験しているのはバッドエンドか何かですか?
ぢつは、全然違うルートがあって、そちらだと妖魔王はきちんと神のごとき存在だし(現在のところ蛇もどきの化け物)、秀吉の目的も信長の野望も理解できて(さっぱり不明)、ギルなんちゃらが何者かもわかって、絵巻物や本の意味ありげな文もすべて理解できる、そういったルートがあるのですか…。

切実に情報希望。

↓ネタばれ、あるかも
気をつけて読んでね

良かった
ところ
ロード時間が短い ロードでストレスを感じることはないかと。
駄目な
ところ
ボリューム不足 すかすか。
システム ムービー、イベントをスキップできないのは面倒すぎ。
金城武 誰だか知らないが、声がへにょへにょ。ムービー、イベントをスキップできないと、これを何度も聞く羽目になる。悪循環地獄。
何故に7800円 どうしてこんなゲームが7800円もするのか?

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