最終更新日:2000年12月31日(日)

遙かなる時空(とき)の中で ADV(アドベンチャー) PlayStation
Koei(コーエー) 2000/04/06発売 6800円
ファミ通評価; 27点/40点 販売本数; 4万0612本 俵屋評価; 測定不能!/10点
(こっそりと)3点
現在の価格;知りたくもない 1ブロック〜 備考;プレミアボックス版は8800円

[概要]
『アンジェリーク』って知ってますか?
そう、本来男性には縁のない女性向けの(恋愛要素が多分に入った)シミュレーションです。ライバルの他に登場するのは美男子・美少年、という漢には本気で縁のないゲームです。

ちなみに僕は恋愛ゲームにはとんと興味がないのですが、僕の友人たちには女性ながら恋愛ゲームを愛する人たちがおり、なんの因果か僕にゲームを貸してくれるわけです。しかも普通の恋愛ゲームじゃなくて、『アンジェリーク』とかを無理矢理。今回も『ドラクエVII』を貸したら、仕返しにお返しに貸してくれましたぁぁあああああああああああああって、いぃやぁだぁっ(T*T)。

はぁはぁ…。

このゲームは男性に貸したら嫌がられる(家庭用)ゲームでは並ぶモノのない『アンジェリーク』を作った、コーエーのルビー・パーティー制作です。

舞台は平安時代のような異世界で、主人公(むろん女)は学校近くの古井戸を覗いたらどこぞの異世界に招かれて、実は龍神の神子とやらで、八葉とかいう男どもを従え京を鬼の一族から護るのが使命で、ついでに八葉と仲良くなることもできて、と言うか八葉と仲良くなるついでに世界を護る、まぁありがちなゲームです。
ちなみに某週刊ファミ通の紹介は「8人の男性と関係を深めながら鬼と戦っていく物語」という『8また女・春物語』(18禁)って感じの説明でしたが。まぁ、間違いではない。
[総評]
出来は悪くない。コンセプトがアレなので根本的に楽しむことは出来ないが、システム的な出来は標準以上だと思う。ただ説明書19ページの「見返りのっぺら女」は本気で気持ち悪い

ゲームの基盤は非常にシンプルな作りで、ごちゃごちゃした部分は八葉の男性各キャラとの相性関係がほとんどで、1プレイも大して時間がかからず、主人公の行動で物語は(狙っているキャラが同じでも)かなり変わってくる。つまり気に入れば繰り返し遊べるし、気に入らなくてもダメージが少なくてすむ。女性ならな

誉めてるのに点数が低い(3点)?
男に愛を囁かれ(ボイス付き)るゲームが面白いわけねぇだろう。

あときつかったのが登場キャラクター。多い。主要味方キャラが10人も出てくるのは覚えきれない。所記と能記がさっぱり結びつかないので、自分流に呼んだ。簡単に言えば名前がさっぱり覚えられんので、あだ名みたいなのをつけた。
森村天真…
主人公に巻き込まれて異次元に飛ばされた人。数少ない現代人なので覚えやすい。「てんしん」
流山詩紋…
主人公に巻き込まれて異次元に飛ばされた人。金髪碧眼。不幸なことに名前がかなり変。こいつも数少ない現代人なので覚えやすい。が、影の薄さは一級品。「シモン」(コナミ『ドラキュラ』の主人公)
源頼久…
「源(みなもと)」。そのまんま。
イノリ…
髪の毛が赤で額の真ん中にほくろ?がある。鍛冶師見習いで名字もない正体不明なやつ。「(セン)マサオ」「ブッダ」
藤原鷹通…
「メガネ」。それ以外に何があるのか。
橘友雅…
「ホスト」。
永泉…
皇族出身で出家した。なのに長髪という破戒坊主。「ヅラ」。
安部泰明…
陰陽師。顔の一部の色が変。「ベムベラ」。
あと敵で強烈なのが一人。寡黙銀髪浅黒い肌無精ひげ独眼流という、中年系渋いキャラの要素がバブルってるやつがいるのだが、すべてがミスマッチ。バブルは無惨にも崩壊し、異常に存在感のあるきわものキャラへと生まれ変わっている。あまりの違和感に我らがアクラム様も目立たないほど。

↓ネタばれ、あるかも
気をつけて読んでね

良かった
ところ
フルボイスじゃない 助かった。
アクラム様 敵のボス。悪いことをたくらむから、アクラム。なんだかんだ言ってジャイアニズムに基づいて行動するナイスガイ。
駄目な
ところ
戦闘 単調。要らないんじゃないか。
愛のメッセージ。
from
地獄。

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