最終更新日:2000年05月18日(木)

幻想水滸伝 RPG PlayStation
コナミKCET 1995/12/15発売 6800円
ファミ通評価; 不明 販売本数; 不明 俵屋評価; 8点/10点
現在の価格;1500円ぐらい 2ブロック〜 備考;ザ・ベスト版発売中

[概要]
口コミでヒットしたコナミの名作RPG。グラフィックに頼らないつくりで、今でも楽しめる。大々的にPRされたわけではなく、発売から少し経って、じわじわと人気が出てくるという、典型的な良作売れパターン。

「水滸伝」と冠しているのは、仲間が(最大で)108人集まるからであって、中国文学作品の『水滸伝』とはまったく関係がない。

108人の仲間を全員集められるかどうかで、ストーリーが少し(だが、大きく)変化するのも長いヒットの理由だろう。クリアしてから、後味の悪さを感じていたプレイヤーは、絶対に108人を集めようとチャレンジしたはず。108人がそろったときのベストエンディングを聞けば。
[総評]
見た目が地味なので損をしているが、しっかりとしたつくりのRPG。発売当時、無駄にはやっていた3Dにとらわれていないゲームなので、今でも十分楽しめる。

RPGが好きなら、一度はやってみる価値があるゲームである。グラフィックやムービーに頼っているRPGとは一味違う面白さがある。

↓ネタばれ、あるかも
気をつけて読んでね

良かった
ところ
キャラクター 108人の仲間たちの一人一人に個性がある。これは考えたらすごいことなのかもしれない。いや、一部影の薄い人もいるんだけど。
戦闘システム いわゆるコマンド入力式で、すばやさの順番に攻撃が行われるオーソドックスなタイプなのだが、キャラの行動が並列で処理されるため、非常に爽快。

また、経験値はキャラと敵のレベル差で修正が入るため、レベルの低い仲間もすぐにレベルが追いつき、置いてけぼりにならない。
音楽 これは、人によるでしょう。が、僕と弟殿はオープニングでコロリとやられた。ゲームの無国籍のような、多国籍のような雰囲気ととてもあっていると思う。
駄目な
ところ
地味なところ 少々「お使い」くささがきついのと、フィールド画面がやたら地味なことぐらいか?

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