最終更新日:2000年05月01日(月)

ファイナルファンタジーVII RPG PlayStation
SQUARESOFT(スクウェア) 1997/01/31発売 6800円
ファミ通評価; 38点/40点 販売本数; 300万本超? 俵屋評価; 6点/10点
現在の価格;2000円ぐらい 1ブロック〜 備考;海外版も発売

[概要]
 スクウェアが活躍の場(ハード)をプレイステーションに移す、と発表されたときから、(スクウェアではなく)SCEIが宣伝しまくっていた超大作RPG。スクウェアの参入とFFの発売が、結果的にプレステの勝利を呼び込んだことを考えれば、ソニーの戦略は間違っていなかったということだろう。
[あらすじ]
 「魔晄」という、石油のような原子力のような資源が存在し、その恩恵で近代化したファンタジー世界が舞台。全世界の市民生活にとって必要不可欠となった「魔晄エネルギー」は、『神羅カンパニー』という超国家的大企業が独占して供給している。ただ、魔晄エネルギーは星の生命を汲み上げ、それを加工したエネルギーであるため、魔晄エネルギーの供給=星の生命を削ることに等しい。そんな神羅カンパニーに反発し、過激なテロ活動を行っているのが反神羅組織『アバランチ』である。
 物語はアバランチのメンバーと、アバランチに雇われた主人公「クラウド」が、神羅カンパニーの施設を破壊しようとするところから始まる…
[総評]
 初期のプレステユーザーならほとんどの人がプレイしたであろうこの作品。キャラクタデザインが天野さんじゃなくなったり、戦闘時のキャラが6頭身になったり、そもそもポリゴンだったり、とハードが変わって大きく変化したように見えるFFだが、一番の変化は「グラフィック最優先」になったということだろう。なんと言ってもFF7を初めてプレイした時に驚いたのは、グラフィックがすごく綺麗になったことと、音楽(というか音質)がSFCより酷いことだった。

プレイし終わったあとの感想、「ま、普通のRPG」

↓ネタばれ、あるかも
気をつけて読んでね

良かった
ところ
戦闘システム 「マテリアシステム」といっても、別に目新しくも無い、FF5などのジョブシステムを簡単にしたようなもの。だがしかし(強調)、アビリティと同じで、「どのマテリアとどのマテリアを組み合わせるか?」という楽しみは、依然大きい。
グラフィック 当時としては最高峰、数年たった今でも美麗なグラフィックは特筆モノ。1枚絵のCGのなかで、ハードの機能(拡大・縮小)をうまく使って遠近感を出したり、と工夫も生きていた。
駄目な
ところ
ストーリー 大筋はとにかく、細かいところに疑問点が残り、釈然としない。ラスボスが何のために世界を破滅させようとしているのかよくわからないのは、FFの伝統か?

セフィロスは何故あんなに「母親」にこだわるのか?ティファが何故クラウドのことをあそこまで慕うのか?レッド13は何故性格が変わってるのか?全国300万人のプレイヤーはあんなエンディングで納得しているのか?
敵キャラ 雑魚敵からボスキャラにいたるまで、敵のデザインがかっこ悪い。使えるポリゴン数が少ないのかデザイナーが悪いのか。

ゲームに戻る