最終更新日:2001年02月11日(日)

クレイジータクシー RCG(レース) DreamCast
SEGA(セガ・エンタープライゼス) 2000/01/27発売 5800円
ファミ通評価; 34点/40点 販売本数; 7万0948本 俵屋評価; 8点/10点

[概要]
アーケードで好評を博した、セガらしいバカゲーの最高傑作。ルールは単純。タクシードライバーとなって、制限時間内に乗せた客を目的地に運ぶだけ。

そういったアーケードモードの他にも、「CRAZY BOX」というミニゲームもある。
[総評]
ジャンルはレースゲームではなく、アクションゲーム。マリオやソニックではなく、タクシーが主人公の単純なアクションゲームと言った方がすっきりする。

客を乗せたら目的地にひたすら疾走する、無茶苦茶爽快なゲーム。逆走しようが、他の車を足場にして飛ぼうが、停車時には急ブレーキの代わりに花壇に突っ込もうが、何でもアリといった感じ。

稼いだお金が得点なのだが、当然目的地に早く着けば多くのチップがもらえる。しかし、それだけではない。クレイジーなのはタクシードライバーだけではなく、客もかなりクレイジーで、ドリフトしたり、他の車をギリギリで追い越したり、ジャンプしたら「ゥワァーァオゥッ!」と大喜びをしたうえにチップまで貰えるのだ。

アーケードのゲームらしく制限時間付きであるが、慣れてくるとプレイ時間はどんどん長くなっていく。かなり集中力が必要なゲームなので、長時間のプレイは辛い。しかしそれ以上に、ドリームキャストのコントローラが長時間のプレイに向いておらず、手が疲れる。

あと、3Dで目まぐるしく動き回るので、酔う。酔い止めとか要るかも。

↓ネタばれ、あるかも
気をつけて読んでね

良かった
ところ
音楽 ヤーヤーヤーヤーヤー。軽いノリのゲームにマッチした音楽。耳にこびりついてたまらない。
バランス グラフィックなどの技術面だけでなく、セガの凄いところは、一見バカゲーのようなゲームであっても、しっかりしたゲームシステムと絶妙のバランスで出来上がっているところ。
駄目な
ところ
コントローラ ゲームのシステム上、L・Rボタンは使用頻度が非常に高いのだが、ドリームキャストのL・Rボタンはバネが硬すぎて、長時間(といっても1時間ほど)使用していると手がかなり疲れる。しかも意外なほどあっさりと壊れる。
酔う 3Dには憑き物。もとい付き物なので仕方ない。
CMが… ほとんど宣伝されなかった。ターゲットがアーケードのファン中心ということもあったかも知れないが、大失敗。同時期(1999/12/29)に発売された『シェンムー』にあんなに力を注がないで、『クレイジータクシー』をもっとしっかりと宣伝していたら良かったのに。

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